芸能界鉄道研究会という、深夜番組があります。
偶然第1回の放送を見ました。
父も見ていました。
「画面の後ろに映ってる建物、俺が長年通い続けた職場じゃないか」
と、言うではありませんか。
父は、笠寺駅にある名古屋車両区に勤めていました。
臨時列車は予定の1カ月前になると、ダイヤが組まれるそうで、
たまに、大きな撮影機材を担いだ鉄道ファンが、臨時列車の情報収集に
訪ねてきたそうです。
かなりマニアックな話でも、父には分かるようで、毎週DVDに録画して、
見るようになりました。
実は、私は父がJRでどんな仕事をしていたのか、子供の頃は知りませんでした。
毎回説明に、困ります。
「あなたのお父さん、何してる人?」
「JR職員」
「運転手さん?」
「ちがうよ」
「駅員さん?」
「ちがうよ。夜中も起きてる人」
「はぁ?・・・・」
朝6時半に家を出て、次の日の昼頃帰ってきて、翌日は休み。というサイクルを
何年も繰り返していました。
日曜日も、年末年始も、ゴールデンウィークも関係なく、
運動会も授業参観も、もちろん関係ありませんでした。
運動会といえば、数年前までJRがナゴヤドームで社内運動会を開催していたらしいのですが、そういうことにも参加しようとしない人なので、一度もグラウンドに入ることができませんでした。もったいないなぁ
鉄チャンでは無いので詳しくはないのですが。
私も父の仕事が大人になるまで知りませんでした。公務員でしたが、仕事の内容までは
本当に子供の頃は??でしたね。
父も参観日や運動会に来るような人ではなかったですが、それが普通だったような時代だったのかな。