Una bella macchina

2台のイタリアンGTの出来事。それからファミリーの面白日記も書いていきます。

私はマセラティとそしてモデナの人々を助けたかった

2009年05月06日 00時56分31秒 | 多忙な諸々日記
 今年のゴールデンウィークは仕事と休みが交互に混じっている。今日(5日)は一日雨の休日・・・。暇つぶしに雑誌を読み続けた・・。これが結構面白かった。題して「PANTERA」という今月発売された特集雑誌。「Maseratiフリークが何でパンテーラなの?」って思うかもしれないが、パンテーラを産み出したのはご存じアレッサンドロ・デ・トマソ。この雑誌はそのアレッサンドロの生涯とパンテーラの誕生から生産終了と会社を清算するまでが書かれているのだ。私はパンテーラというクルマ自体が好きで読んでいたわけではないのだが、(パンテーラファンの皆様御免なさい)それにまつわるアレッサンドロの生涯についていろいろ書かれているから、もちろんMaseratiのことも登場するので、ついつい最後まで目を通してしまった・・。
デ・トマソ・パンテーラ (NEKO MOOK 1285 ROSSOスーパーカー・アーカイブス 8)

ネコ・パブリッシング

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なるほど・・・、アレッサンドロこそが偉大なるMaseratiフリークであると・・・。
実に内容(過去に掲載されたモノを集めた)は濃いのであるが、圧巻はアレッサンドロが脳溢血に倒れ、再起のリハビリ中に受けたインタビュー記事だ。

「私はマセラティを信じていました・・・。」
「・・・・マセラティのために、モデナ、モデネーゼのために・・」
アレッサンドロの眼から涙がこぼれていた。

これは下手な人間ドラマよりよっぽど感動するアレッサンドロの栄光と挫折の生涯だ。デトマソがテーマの本ですが、実はむしろMaseratiフリーク向けの必読書です。