琵琶湖の景観と環境問題は密に繋がっています。画像は何気無い湖岸の風景ですが 水際では 根っこを曝け出して 木が倒れているのです。
琵琶湖の環境問題の一つに 砂枯れによる砂浜の減少があります。この倒木は砂枯れに因るものです。画像は彦根の柳川付近の湖岸です。この南隣の新海浜も近年砂浜の減少が顕著となり、コンクリートの砂の流れ止めが敷設されました。
この付近の砂浜は南側に流れる愛知川が重要な役目をしています。上流のダムによって土砂の流出が減少したことも砂枯れの要因です。また 琵琶湖の水位を人工的に管理することで、水位の変動が急激であったりするため 砂が流れ出ていると言われています。
この木は立っては居ますが 根っこは曝け出しています。草地と砂浜の段差がわかるでしょうか。水際と狭い砂浜、そして段差。この段差が砂が流出したために出来てしまったのです。
安曇川の河口付近では 水際に金網を張って対応している所もあります。