7月26日(土)、梅雨が明けて5日目絶好の海況を期待して冠島へ。島渡は夜明けとともに出発する。のがナチャラの起きて、4時起床、掟。
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白み始めた空と海。高島の右側、画像の中央に目指す冠島がうっすらと。成生岬からお陽さんが顔を出した。およそ13km・2時間半大海原を漕ぐ。冠島はオオミズナギトリの繁殖地として国の天然記念物に指定されていて上陸が禁止されている。北北東2.5kmのところの沓島と対になっていて大島・小島、雄島・雌島と呼ばれている。
高島の洞門は冠への道標だ。ここの状況が島の状況でもある。今日は!!!!!
高島を経て大海原へ出る。すると試すかのように西風が吹き出した。左横後ろから波も細かいピッチでカヤックを揺らす。スケッグのシングル艇の地元舞鶴のシゲさんは東に流されているがここは位置と距離を確認して本人任せで乗りきってもらおう!まばらではあるがウサギも跳ねる。
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7時半、冠島の南端に到着、西岩を北上する予定だったが 風を除けるため東岩を漕ぎ進む。北端まで2km。回り込むと象の鼻、ろうそく岩があって絶景。しかし漁師さんがいたのでそろっと通り過ぎて。
初冠島アタックのお二人には絶海の孤島に来た!感を味わってもらえただろうか?手漕ぎで来るからこそ味わえるんだ。
丸過ぎるゴロタ石の浜!日本海の荒波を思い浮かべる。
沓島へ!
ウィングパドルを使ってみたが 島の近くで広げたため風が安定せずにうまく操作できなかった。終う時にも上手く畳めず手こずった。
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北端の釣鐘岩と本島の間に海廊があって脚が届くくらい浅い。前回はここでドボンして体を冷ました。ここで長休憩。海廊の隣に貫通洞門、長い洞窟がある。漕ぎ渡って来た甲斐があるってもんだ。
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沓島を反時計回りで漕いで再び冠島へ。漁師さんも丁度場所を移るところ、「漕いできたんか?ひっくり返るぞ!」と激を頂いた。ろうそく岩付近をゆっくり堪能。
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来たら戻らねばならない島渡!向かい風の中を高島目指して。
海況はそれ以上悪化しないのと寝不足もあって 蛇行を繰り返した。バウガールさんは不振不安に思っただろう。こんなことも予想して出発前に酔い止めを飲んでもらった。
そんなんで高島までが遠く長く感じられた。
無事浜に到着。
撤収して街の舞鶴カフェでノンアルビアーで乾杯!
お集いの皆さまありがとうございました。