nauhts の山歩き記

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乗 鞍 岳(3026m) ⑬  ー チャリ&スキー 三本滝 -

2021年05月14日 | 北アルプス・立山
2021年5月14日(金)
昨年からの新型コロナの感染対策で、今年も外出自粛モードが続いているが、マンネリ化して出掛ける人も多い。
来週は梅雨の走りで悪天候が続きそう、今日は貴重な晴れとなりそうなので、お出掛けしないと勿体ない。
昨年は春スキーは全く出来なかったので、2年ぶりに出掛けてみることに。
運動不足が続いており体力不足が心配なので、チャリでアプローチ出来る簡単な乗鞍岳へ。

4時20分自宅出発。北アルプスや八ヶ岳方面は曇っているが、晴れるという予報を信じる。
上田⇔松本間の有料三才山トンネルが、この4月から無料開放になったので、久しぶりに通ってみることに。
6時20分過ぎ、三本滝駐車場。従来の青木峠経由より、約9km、10分ほど短縮された。
既に10台ほどが駐車している。後から知ったが、道路に陥没が発生した為、春山バスは当面運休のようだ。

チャリを降し、ザックに板とストックを括り付け準備。6時45分ゲート脇を抜けてチャリでスタート。
冷泉小屋まで40分ほど、更に10分ほどで位ヶ原山荘。この先の除雪終了地点まで漕ぎあげ、チャリをデポ。
靴を履き替えスタート。暫くは雪の壁の道路を歩き、ツアーコース口から雪原に入り、シール登攀。
勝手が分からないので道路沿いに登ったが、結局は大きく迂回することになり、ツアーコースへ向かえば良かった。

ツアーコース上部に合流し、剣が峰を目指す。吹き曝しで風が強く天気も曇り空、コンディションがイマイチ。
直登を目指すか迷ったが、体力不足なので雪渓から迂回することにして向かう。
それでも今の体力では結構つらい。何度も息継ぎの為に立ち止まり、途中で一度腰を下ろしておやつ休憩。
一旦稜線へ上がり、蚕玉岳を経由して10時40分、剣が峰へ。三本滝から約4時間、位ヶ原から約2時間50分。

強風が吹き荒れるので、セルフで記念撮影をして、頂上神社裏で風を避け、下山準備をしながら早めの昼食休憩。
45分ほど休憩後、11時25分、剣が峰コースから滑降下山。ブランクが長い割には気持ち良く滑れる。
アッという間に下ってしまい、緩斜面になるとストップスノーで板が止まり、テレマークの悲しさ、前に倒れそうになる。
まだ時間が早いので登り返す時間はあるが、体力不足でその気分が乗らないので、このまま下山することに。

月末の肩の小屋までの春山バス開通に向かい、除雪が進む道路の状況を確認、今年は雪が多いのか遅れていそう。
ツアーコース分岐から道路へ戻り武装解除。丁度来られた方に写真を撮って頂き、道路をチャリまで戻る。
12時27分f過ぎ、靴を履き替えチャリでエコーラインを下り、12時50分、無事三本滝まで下山。
ゆっくり片付け、途中道の駅で12分ほど昼寝、トイレ休憩と買い物をしながら、17時5分、無事帰宅。

 

04:20 自宅出発
06:20 三本滝駐車場  三才山トンネル経由 約101km

06:45 チャリでスタート
07:25 冷泉小屋
07:35 位ヶ原山荘
07:40 チャリデポ

07:55 道路歩行スタート
08:05 シール歩行開始
08:55 道路横断
10:40 剣ヶ峰 三本滝駐車場から約3時間55分ほど

11:25 剣ヶ峰コースから滑降下山
11:40 道路横断
11:45 コース迂回
12:00 スキー終了 道路へ出る
12:20 チャリの下へ戻る

12:27 チャリ下山
12:30 位ヶ原山荘
12:45 かもしかゲレンデ
12:50 ゲート通過 無事下山

13:35 片付け・休憩後 帰宅へ向け出発
14:20 道の駅風穴の里で昼寝仮眠・コーヒータイム 40分ほど休憩
15:40 平瀬口 三才山トンネルへ向かう
17:05 途中トイレ休憩と買い物を済ませ 無事帰宅

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白 馬 岳(2932m) ⑧   -栂池自然園(チャリクライム)ー

2019年10月10日 | 北アルプス・立山
2019年10月10日(木)
今年は好天気が続かない日が多く、昨日~今日は久々に快晴の天気になるという予報。
今年初めてのテント泊を予定したが、昨日は用事が出来て出掛けることが出来なかった。
明日からは台風19号の影響を受けそうなので、日帰りで行けるところを検討。
白馬岳は8回目となるが、栂池高原からは登ったことなく、紅葉にも丁度良いだろう。

栂池林道は一般車通行禁止。ゴンドラを使わないとすると、歩行者やチャリは可能なので、自走する。
前日にチャリを車に積み込み、4時自宅出発。今朝は今秋一番の冷え込み、白馬村の道路標示で5℃。
栂池高原の林道入口付近の駐車場を探して暫く迷ったが、5時40分着。日高トンネル経由 約88km。
チャリを降ろし、身支度を整える。防寒着を迷ったが、日中は暖かくなるという予報に置いていくことに。

6時チャリでスタート。林道ゲートまで2分ほど。電動アシストをONにして、林道を漕ぎ上げる。
途中で写真を撮りながら、7時15分栂池自然園着。ビジターセンター横のトイレ脇にチャリをデポ。
自然園の入場に料金が必要なのか不明だが、誰もいなかったので入口付近を15分ほど散策。
思ったほど紅葉が映えず、少し期待外れ。登山口に戻り入山、7時40分登山開始。

登山道を1時間ほど登ると天狗原。木道が並べられ広々とした気持ちの良い所。5分ほど休憩。
ここから白馬乗鞍岳への登りが大岩のゴーロ地帯で一番きついところ。最初は直登、やがてジグザグ路に。
50分ほどで白馬乗鞍岳。頂上は広々しているが、頂上ケルンは最高地点ではない。先行者と写真の撮り合い。
20分ほどで白馬大池。山荘前で腰を下ろして10分ほど休憩。飲料水を500mlほど補水し出立。

ここからは以前にも歩いているので様子はわかる。船越ノ頭まで35分ほど、更に35分ほどで小蓮華山。
先行者に写真を撮って頂き5分ほど休憩し出立。三国境まで30分ほど、11時55分、昼食休憩。
ここまで大勢に行き合っているので、白馬岳頂上は混んでいそうなので、少し時間をズラした方が良い。
20分ほど休憩後出立、30分ほどで白馬岳頂上。先行者が3名休んでいる。素晴らしい眺望に大満足。

15分ほど眺望を楽しみ、13時下山開始。 途中から三国境をバイパスしショートカット路で登山道へ。
小蓮華山まで1時間ほど14時。流石に疲れが出て来ているので10分ほど腰を下ろしておやつ休憩。
45分ほどで白馬大池。ここでも腰を下ろして10分ほど休憩。飲料水は飲み干したので400ml追加。
大池を周り往路と同じ路から、白馬乗鞍岳、天狗原を通り、16時40分栂池自然園登山口へ戻る。

ロープウェイの最終便は16時40分。ゴンドラ駅舎まで数分歩かなくてはならず、乗り継ぎには間に合わない。
8時始発のゴンドラを使っての日帰り登山はかなり厳しく、このコースなら1泊が必要になるだろう。
チャリを準備し、16時50分下山開始。下りはブレーキのみ、写真を撮りながら30分ほどで駐車場へ戻る。
チャリを車に積み込み、17時35分帰宅へ向け出発。有料トンネルを避け旧道から、19時35分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 栂池高原 ~ 栂池林道(チャリ)~ 栂池自然園
 栂池自然園 ~ 天狗原 ~ 白馬乗鞍岳 ~ 白馬大池
 白馬大池 ~ 船越ノ頭 ~ 小蓮華山 ~ 三国境 ~ 白馬岳
 白馬岳 ~ 三国境(ショートカット)~ 小蓮華山 ~ 白馬大池
 白馬大池 ~ 白馬乗鞍岳 ~ 天狗原 ~ 栂池自然園 ~ 栂池林道(チャリ)~ 栂池高原

 

04:00 自宅出発  地蔵峠 ~ オリンピック道路(日高トンネル)~ 岩岳 経由
05:40 栂池スキー場 チャンピオンゲレンデ下 駐車場     約88km

06:00 チャリを降ろし 支度を整えスタート ゲートまで2分
07:15 栂池自然園 登山口 トイレ脇にデポ  約13km 電池残量40%
07:25 園内散策  入口付近のみ

07:40 散策を終え 登山口からスタート
08:40 天狗原   約5分休憩
09:35 白馬乗鞍岳 約5分休憩
10:00 白馬大池  【自然園から約2時間20分】 約10分休憩 飲料水補水

10:45 船越ノ頭
11:20 小蓮華山  約5分休憩
11:55 三国境   昼食休憩 約20分
12:15 三国境   再スタート
12:45 白馬岳   【自然園から約5時間5分】 約15分休憩

13:00 白馬岳 下山
13:30 三国境ショートカット 登山道へ復帰
14:00 小蓮華山  約10分休憩
14:55 白馬大池  約10分休憩 飲料水補水

15:05 白馬大池 下山
15:30 白馬乗鞍岳
15:55 天狗原   約5分休憩
16:40 栂池自然園 登山口 約32700歩 【白馬岳から約3時間40分】【往復約9時間】

16:50 チャリ下山
17:20 栂池高原駐車場へ戻る        【往復 約11時間20分】
17:35 チャリを積み付け 帰宅へ向け出発
19:35 無事帰宅  旧道経由

 

過去の白馬岳登頂記録
 ① 08/08/12 猿倉 白馬三山縦走
 ② 10/09/26 猿倉 白馬三山縦走
 ③ 12/06/24 猿倉 旭岳
 ④ 13/10/07 蓮華温泉
 ⑤ 14/10/09 蓮華温泉 朝日岳~雪倉岳 1泊縦走
 ⑥ 18/05/11 猿倉 (雪渓スキー滑走)
 ⑦ 19/05/13 猿倉 旭岳(雪渓スキー滑走)
 ⑧ 19/10/10 栂池自然園(チャリクライム)

 

参考①:栂池高原 - 栂池自然園 (往復 3600円)ゴンドラ 20分 + ロープウェイ 6分 +徒歩 10分
    栂池林道 白樺駅P(930m) - 栂池自然園(1844m) 標高差 914m 距離13km
    栂池自然園(1844m)- 白馬岳(2932m) 標高差 1088m 距離 8.9kmx2
        標準タイム(休憩含まず) 12-00
          今回 実績 (休憩含む)   9-00(0.75)

参考②: 蓮華温泉(1473m)- 白馬岳(2932m) 標高差 1459m 距離 9.1kmx2 CT 11-10
      猿 倉(1236m)- 白馬岳(2932m) 標高差 1699m 距離 6.4kmx2 CT 9-50

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種池山荘~赤沢岳~針ノ木岳 周回縦走  ― 柏原登山口 ―

2019年10月01日 | 北アルプス・立山
2019年10月1日(火)
先月の台風17号に続き、今週は台風18号が日本海を北上し、その影響で明日から天気が崩れる予報。
今日は概ね晴れで、山の天気も後立山方面は晴れ、その他の山は曇マークが付いている。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬岳、これらを縦走で繋ぎたいが、周回が出来ず、登下山口が問題。
個々の山は何度か登っているが、荷物を担いだ体力の問題と、テント泊の面倒臭さから日帰りで検討。

ふと、10年前に歩いたコースを逆周りで歩くことを思い付き、日帰り無謀を承知で行くことに。
この時はまだ残雪があり完全な夏山ではなかったが、今回は降雪前で紅葉が楽しめるかも知れない。
5日前の先月26日、南八ヶ岳周回縦走を11時間越えで歩いたところだが、逆に変な自信になった。
針ノ木岳は過去4回登っており、今回は5回目。今年5月にも登っているが、スキー滑降が目的だった。

 

4時自宅出発。何時もの大町への最短距離で、山の中の細いクネクネ道を行き、大町アルペンルートへ。
当初は扇沢の駐車場へ停めるつもりだったが、鹿島槍ヶ岳へのピストンもありだなと思い、柏原へ停める。
現地5時30分着。約80km。登山口前に9台、駐車場に9台停まっており、扇沢を合わせると混みそう。
準備を済ませ5時40分スタート。最初から急坂、エンジンが掛かるまでゆっくりと登る。

八ツ見ベンチでもう既に暑く、ブレーカーを脱ぎ手袋を半指に替える。登山道の周りの紅葉も始まっている。
木々の間から振り返ると、稜線は綺麗に晴れているが、蓮華岳~針ノ木岳の方に雲が湧き始めている。
登るにつれ、ガスが段々寄って来て、稜線を少しづつ隠し始める。何とか晴れてくれと願いを込める。
8時10分、約2時間30分ほどで種池山荘。ここはまだ晴れているが、直ぐ先までガスが迫っている。

10分ほどおやつ休憩。縦走に行くか、鹿島槍ヶ岳をピストンするか、暫し迷いながらも縦走へ。
立山連峰は晴れて良く見え、立山~剣岳が目の前に迫り、今度はあちら側に心が奪われる。
岩小屋沢岳までにいくつかのピークがあり、何度か騙されて長かったが、1時間強で岩小屋沢岳
ガスで稜線が見えなくことはあるが、完全に覆い隠すほどではなく、時々ピークが見えることもある。

25分ほどで新越山荘。もう既に小屋は閉まっている。テン場はないが、緊急時にはテントが張れそう。
10時35分、鳴沢岳。写真撮影とおやつ休憩で15分ほど休み、次の赤沢岳へ向かう。
何度かのアップダウンを繰り返し、11時30分、赤沢岳。ここまで約20800歩。行程の約半分。
時間的には何とか明るい内に下山出来そう。写真撮影と軽めの昼食で20分ほど休み、スバリ岳へ向かう。

相変わらずガスが晴れそうで晴れず、長野県側から沸き上がるが、富山県側は晴れている。
結構アップダウンがきついが、13時10分スバリ岳。さっと写真撮影、ヤマクボのコルへ下る。
ここから針ノ木岳へ登り返すが、意外ときつく、スキー滑降でブーツで登るのはかなり厳しい。
13時55分針ノ木岳。ここにも誰もいない。道中、トレランの欧米系女性1名にすれ違ったのみ。

写真撮影とおやつをし下山。スキー滑降の時の様子を思い出しながら、こんな所を滑っていたのかと感慨。
小屋までが意外と長く感じたが、14時30分、針ノ木峠。ここで10分ほど最後の休憩。
もう完全に明るい内に下山できるだろう。雪のない大雪渓の夏道を下るのは意外と大変。
ヤマクボ沢出合から見上げると、こんなところを滑っていたのだなぁと、改めて感心する。

大雪渓の夏道を何度か左右に渡り、下りなのに登りもあったりして、1時間半弱も掛かり大沢小屋。
この先は通常の登山道を通らず、前に通って様子知ったるショートカットの作業道から下山。
16時35分、扇沢登山口へ下山。後は柏原の駐車場まで15分ほど車道を歩き、16時50分無事下山。
約41300歩、周回11時間10分と、またバカをやってしまった。17時現地発、18時50分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 柏原 ~ 柏原新道 ~ 種池山荘
 種池山荘 ~ 岩小屋沢岳 ~ 新越山荘 ~ 鳴沢岳
 鳴沢岳 ~ 赤沢岳 ~ スバリ岳
 スバリ岳 ~ 針ノ木岳 ~ 針ノ木峠
 針ノ木峠 ~ 大雪渓 ~ 大沢小屋 ~ 扇沢 ~ 柏原

04:00 自宅出発     市内~修那羅峠~麻績~生坂~大町アルペンルート
05:30 柏原登山口    約79.6km 9+9=18台 駐車

05:40 スタート (1330n)
06:15 八ツ見ベンチ
08:10 種池山荘 (2450m) 10分休憩        【柏原から 約2時間30分】
09:25 岩小屋沢岳(2630m)  5分休憩
09:55 新越山荘 (2462m)  5分休憩
10:35 鳴沢岳  (2641m) 15分休憩
11:30 赤沢岳  (2678m) 20分休憩 20800歩 【種池から 約3時間10分】

13:10 スバリ岳 (2752m)  5分休憩
13:35 ヤマクボ沢のコル
13:55 針ノ木岳 (2821m) 10分休憩
14:30 針ノ木峠 (2536m) 10分休憩        【赤沢岳から 約2時間40分】
15:00 ヤマクボ沢 出会
15:20 大雪渓 ノド
16:05 大沢小屋 (1670m)  作業道から下山
15:35 扇沢   (1420m)
16:50 柏原登山口(1330m) 下山 41300歩【針ノ木峠から 約2時間10分】【周回 約11時間10分】

17:00 帰宅へ向け出発  往路と同じ 上田市内バイパス経由
18:50 無事帰宅

 

 コースタイム:約 20km 15時間     実績:約11時間10分(0.75)

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五竜岳(頂上手前 リタイヤ)  - 遠見尾根 ③ -

2019年06月26日 | 北アルプス・立山
2019年6月26日(水)
梅雨に入ってから梅雨らしい降り方はしないが、毎日曇りがちで愚図ついた天気が続いている。
昨日~今日は、貴重な晴れで、明日からは再び曇り~雨の愚図ついた天気が続きそう。
13日の佐武流山から約2週間ぶり、高妻山~乙妻山へ行こうと計画したが、変更。

空が白み始めた3時50分自宅出発。地蔵峠越え、日高トンネル経由オリンピック道路で現地へ。
5時15分、五竜スキー場着。約74km。 他に4台駐車。上空がガスっているのが気になる。
準備を整え、5時25分スタート。ゲレンデを歩いて登る。前回の教訓で、キャタピラ道を上がる。
6時40分、アルプス平ゲレンデ下。ここからキャタピラ道を外れゲレンデを直登する。

上空は相変わらずガスっているが、ガスの上の方は晴れているような気がする。
陽射しがない分涼しくて良いが、湿気が多く汗がビッショリと噴き出す。
7時10分、地蔵の頭の下。頭は帰りにの寄るとして地蔵の池に寄り、小遠見山を目指す。
一の背髪の稜線まで登ると、アルプスの山々が見えて来たが、下界側はガスのまま。

二の背髪を通り、8時小遠見山。10分ほど休憩、記念撮影を済ませ先へ進む。
中遠見まではスキーでも訪れているが、この先は3回目。(初回) 所々に残雪がある。
大遠見付近の残雪帯でルートを見失い、暫く彷徨った後、藪漕ぎで登山道へ復帰。
西遠見池はまだ雪に覆われたまま。白岳までのルートにも残雪がありそう。

登山道途中で腰を下ろして10分ほど休憩。 再び白岳へ登る頃から、再びガスが湧き出して来た。
体力の衰えから前回より時間が掛かっており、頂上に眺望がないなら、白岳で折り返すことも考える。
取り合えず五竜山荘まで行ってみることにし、そこで決断。11時五竜山荘。早めの昼食休憩。
山荘の方に伺うと、ガスっていても頂上は晴れていることが多く、約1時間で行けるとのこと。

 駐車場 ~ ゲレンデ ~ 地蔵の池 ~ 小遠見山
 小遠見山 ~ 中遠見 ~ 大遠見 ~ 西遠見池
 西遠見池 ~ 白岳 ~ 五竜山荘

 

まだ日帰り可能な時間内。取り合えず行ってみて、ダメなら途中から引き返すとして出発。
もっと残雪があるかと思ったが、完全に夏道になっている。しかし直下で残雪が現れ、ルートが不明。
アイゼンでトラバースするが、トレースが全くなく、誰も歩いた形跡がなく、ステップを刻みながら進む。
しかし脚力も限界、太腿が攣って暫し宥めながら苦戦。1時間ほど登ったが、頂上まではまだある。

あと2~300m、15~20分ぐらいだと思うが、体力と時間を考慮して、頂上は次回の縦走時に譲る。
引き返すとして、アイゼンを外し、飲料水が残り500mlなので予備に残雪を少し持ち帰る。
12時50分、五竜山荘まで戻る。下界や遠見尾根が見えてきたが、そのまま白岳まで登り返す。
ここで記念撮影と休憩で約10分過ごし、下山へ。 下りは雪が緩んで来ておりアイゼンなしで下る。

西遠見池、大遠見から中遠見へ。ここで10分ほど休憩。暑くてたまらず、スパッツとズボンの膝下を外す。
小遠見山はパスしてショートカットで下山。登りで寄らなかった地蔵の頭に向かう。ここでも10分ほど休憩。
ゴンドラはまだ運転中だが、ゲレンデを歩いて下り、16時40分、ゴンドラ駅舎のトイレで顔と手を洗う。
往復約11時間25分、16時50分、車に戻り、片付け。 17時出発、旧道経由で、18時40分無事帰宅。

 五竜山荘 ~ 五竜岳(リタイヤ)~ 五竜山荘 ~ 白岳
 白岳 ~ 西遠見池 ~ 大遠見 ~ 中遠見 ~ 小遠見山 ~ 地蔵の頭
 地蔵の頭 ~ ゲレンデ ~ 駐車場

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:50 自宅出発
05:15 五竜駐車場  地蔵峠~日高トンネル 約74km

05:25 スタート   ゲレンデを歩いて登る
07:10 地蔵の頭下
08:00 小遠見山   約10分休憩
08:25 中遠見
08:55 大遠見付近  道迷い 約10分
09:25 西遠見池
09:35 登山道途中  約10分休憩
10:50 白岳
11:00 五竜山荘   早めの昼食 約20分休憩    【駐車場から 約5時間35分】

11:20 五竜山荘   再スタート
12:20 五竜岳リタイヤ 引き返す 約5分休憩
12:50 五竜山荘
13:00 白岳     約10分休憩
13:50 西遠見池
14:30 中遠見    約10分休憩
14:50 小遠見山トラバース
15:30 地蔵の頭   約10分休憩 ゲレンデを歩いて下る
16:40 ゴンドラ駅舎トイレ 顔と手を洗いサッパリ
16:50 無事下山   駐車場へ戻る  【約37500歩】 【往復 約11時間25分】

17:00 帰宅へ向け出発
18:40 無事帰宅   旧道~地蔵峠 約76km

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乗 鞍 岳(3026m) ⑫  ー チャリ&スキー 三本滝 -

2019年05月24日 | 北アルプス・立山
2019年5月24日(金)
21日の日本縦断した低気圧が過ぎたら真夏並みの高温の日が続き、週末は猛暑日のところも出そうである。
来週は雲が多めの日が続き、娘と孫の里帰りも終わり昨日帰って行ったので、平日の好天気は今日だけである。
何処へ行っても晴れそうだが山は強風の予報、今年はまだ行っていない乗鞍岳チャリ&スキーに行くことに。
 春山スキー 5/4 火打山  5/8 針ノ木岳  5/13 白馬岳  (昨年の乗鞍岳 6/1 5/21

前日にチャリだけ積み込み、バッテリーをフル充電しておく。板はどちらにするかは現地で決めることに。
4時自宅出発。何時も通りに市内を抜け、青木峠を越え梓川堤防道路から乗鞍高原へ。
6時5分、三本滝駐車場着。約110km。3台が駐車中、出発までにもう2台がやって来た。
トイレを済ませ、チャリを降ろして、ショートスキーにシールを貼りザックに括り付け、準備を済ませる。

6時40分スタート。ゲート脇を抜け、エコーラインを電チャリで漕ぎ上がる。
冷泉小屋まで30分ほど、更に10分ほどで位ヶ原山荘。 春山バスはここまでだが、始発は8時30分。
更に上がって行くと雪の壁。この時季としては意外と多い。1ヶ所融雪水が凍結しており、ここは押し歩く。
7時45分、肩の口(大雪渓)。三本滝から約1時間5分。 明日からはここまで春山バスが運行される。

 

チャリをデポしワイヤーでロック。ブーツを履き、スキー板を装着して8時大雪渓口からスタート。
最初に記念撮影を済ませ、シール歩行で雪渓左側を登る。迷ったが中間部から右側の大雪渓側から稜線へ。
1時間ほどで朝日岳稜線。予報通りに風が強く意外と寒い。ギリギリ雪は繋がるがカチカチでクトー必須。
剣ヶ峰直下に板をデポし頂上へ。9時30分乗鞍岳頂上。肩の口から約1時間45分 三本滝から約2時間50分

先行者に写真を撮って頂き、神社横で強風を避けながらおやつ休憩。 スキーデポまで戻りシールを格納し準備。
10時5分、剣ヶ峰コースから滑降下山。狭路を過ぎたところで近回りしようとしたが雪切れ、戻ってコース下山。
10分ほどで除雪道路まで下り、ここで板を手持ちして、肩の口まで200mほど戻る。ラウンド 約2時間25分。
春山バスの方が数名準備中。再び板にシールとクランポンを装着し、10時35分、2回目のシール登攀スタート。

1回目と同じく雪渓の左側を登り、今度は中間部から蚕玉岳コースを登る。斜度はきついが距離は短い。
頂上小屋直下に板をデポし、再び頂上へ壺足で向かう。11時50分、本日2回目の剣ヶ峰。神社横で昼食休憩。
再び壺足でスキー板デポ地まで戻り、滑降準備。クトーを外しシールを剥ごうとしたところ、板がすり抜けてしまった。
アッという間に流れて、真っ直ぐどんどん下って行く。やがて見えなくなってしまったが、ほぼ見当はつく。

今年は2月に根子岳でレギュラー板を流失してしまい、3月に発見されたが、同じ失敗を2度もやってしまった。
残った板1本をザックに括り付け、蚕玉岳コースを壺足のまま板を追い下る。雪が腐っているのでアイゼン不要。
大体の見当は付けていたが、どこまで行っても見当たらない。ハイマツ帯の中に突っ込んでしまったのかと不安。
予想以上に下ったところで、やっと発見。シールが着いたまま両足に板を装着し、僅かに滑降、道路まで下りる。

肩の口までは道路脇に寄せた雪の上をシール歩行で戻る。12時45分チャリの下へ。2回目ラウンド 約2時間10分。
まだ時間が早いのでもう1本、摩利支天を滑ろうかと思っていたが、気分的に萎え、早めの下山をすることに。
板をストックをザックに括り付け、運動靴に履き替えスキーブーツをチャリに積み、13時20分、チャリ下山へ。
数分すると前輪から異音、リムが少し膨らみブレーキパットに当たっている。無理をしないように静かに下る。

最初の雪の壁を過ぎ、約10分2kmほど下ったところで、バンッという音と共に前輪がパンク。
スピードが出ていなかったので転倒は免れた。 良く見ると前輪リムの側壁がバーストし、捲り上がっている。
この場では修理は出来ないし、このまま押して歩く訳にもいかない。 三本滝まではまだ10kmほどある。
歩いて下りるしかないが、約2時間半から3時間は掛かるだろう。それでも明るい内には三本滝までは戻れるだろう。

前輪を持ち上げ、後輪を転がしながら歩き始めるが直ぐに手が痛くなる。この状態で3時間近くも歩くことは無理。
ザックに予備のバンドが入っているので、それをハンドルから回して肩から吊るようにし、両手と3点保持で歩く。
歩き出して30分ほど、14時やっと位ヶ原山荘。 更に25分ほど歩き冷泉小屋。そろそろ疲れが出始める。
14時40分休憩、雪解け水を利用してスポーツドリンク作成し喉を潤す。まだ下り行程の半分ぐらいかなぁ~。

手と肩が痛い。15時25分、ザックを降ろし再び休憩。体操をしながら身体を解す。
15時40分ゲレンデ、最終の春山バスが下って行った。ここまで来れば後僅かだが、この後が長かった。
16時5分、やっと三本滝駐車場まで戻る。前輪持ち上げ歩き、約10km、約2時間35分、疲れたぁ~。
片付けをしチャリを積み付け、16時25分帰宅へ向け出発。 一部渋滞に阻まれたが、19時20分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 乗鞍高原 ~ 三本滝 ~ チャリ ~ エコーライン ~ 肩の口(大雪渓)
 肩の口 ~ シール登攀 ~ 大雪渓 ~ 朝日岳コル ~ 稜線 ~ 剣ヶ峰
 剣ヶ峰 ~ スキー滑降 ~ 剣ヶ峰コース ~ 肩の口 ~ シール登攀 ~ 大雪渓 ~ 蚕玉岳コース ~ 頂上小屋 ~ 剣ヶ峰
 剣ヶ峰 ~ 頂上小屋下 ~ スキー板流出 ~ 壺足下山~ 蚕玉岳コース ~ スキー板回収 ~ 肩の口
 肩の口 ~ チャリ下山 ~ エコーライン ~ チャリ前輪リム破損 ~ チャリ前輪持ち上げ歩行下山 ~三本滝

 

04:00 自宅出発    市内~青木峠~梓川堤防
06:05 三本滝駐車場  約110km  3台駐車、後から2台     【往路 約2時間5分】

06:40 チャリでスタート
07:10 冷泉小屋
07:20 位ヶ原山荘
07:35 道路凍結    10数m 押し歩き
07:45 肩の口     チャリデポ 約12km(電池残量40%)【三本滝から 約1時間5分】

08:00 大雪渓口からスタート
08:35 クランポン装着
09:05 朝日岳稜線
09:25 直下スキーデポ
09:30 剣ヶ峰 頂上        【肩の口から 約1時間45分 三本滝から 約2時間50分】
10:05 剣ヶ峰コース  ドロップ
10:15 道路      板を外す
10:25 肩の口     板を手持ちで戻る            【ラウンド 約2時間25分】

10:35 2回目登攀スタート     蚕玉岳コース登攀
11:40 蚕玉岳稜線(頂上小屋直下) スキーデポ
11:50 2回目 剣ヶ峰 頂上                 【肩の口から約1時間15分】
12:10 剣ヶ峰下山   頂上小屋下まで壺足で下る
12:15 滑降準備中 スキー板 片方流出 蚕玉岳コースを流れていった
12:35 蚕玉岳コースを壺足で下り スキー板発見回収
12:45 肩の口   板を装着してシール歩行でへ戻る    【2回目ラウンド 約2時間10分】

13:20 チャリで下山スタート
13:30 約2km下ったところで 前輪 リムバースト破損   その後前輪を持ち上げ歩行下山
14:00 位ヶ原山荘
14:25 冷泉小屋
14:40 補水休憩
15:25 途中休憩
15:40 ゲレンデ
16:05 三本滝駐車場 前輪持ち上げ歩行 約10km【肩の口から 約2時間45分 往復 約9時間25分】

16:25 帰宅へ向け出発
19:20 一部渋滞に阻まれ 市内バイパス経由で 無事帰宅       【帰路 約2時間55分】

 

≪ 参考 ≫ 19年度 春山バス (片道¥1250(位ヶ原山荘) ¥1450(大雪渓)  往復¥2500)
 (上り)三本滝   08:45   09:45   10:45   12:05   14:35
 (下り)大雪渓   09:24   10:59   12:21   13:16   15:16
             【三本滝  ~位ヶ原山荘 約20分  ~大雪渓 約9分(下り8分)】
             4/27~位ヶ原山荘     5/25~ 大雪渓(肩の口)

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白馬岳(2932m)⑦ ~ 旭岳(2867m)② (スキー登山・滑降下山)-猿倉-

2019年05月13日 | 北アルプス・立山
2019年5月13日(月)
このところ、やっと天気が少し安定していたが、明日からまた曇りがちの天気が暫く続くという予報。
4日の火打山8日の針ノ木岳、に続き、乗鞍岳チャリ&スキーにと思ったが、にわか雨の予報で変更。
昨年5月11日は強風だったが、それに続いて2回目のスキー滑降登山。トータルでは7回目となる。

4時自宅出発、地蔵峠を越え松代からオリンピック道路へ、早朝の無料開放の日高トンネル経由。
白馬村に入ると、若干霞んではいるが白馬三山が良く見え、今日の好天が予想される。
5時40分、猿倉荘前の駐車場へ停める。約87km。 ショートスキーをシートラし、6時スタート。
山荘脇から暫く登ると林道と合流。ここから一応雪が繋がっているが、ショートカットコースまで壺足。

林道へ復帰しスキー板装着しシール歩行に変える。一部大きく迂回するところがあるが、何とか白馬尻へ。
小屋はまだ建っていない。ここから先暫くはデブリが多いがが、事前情報による想像よりは遥かに少ない。
今回は早めにクトーを装着し、雪渓を登る。小雪渓の露出した岩の上で腰を下ろし、10分ほど休憩。
小雪渓の急登がこのコースの一番きついところ。頂上宿舎まで1時間半弱掛かり、ここでも10分ほど休憩。

最後に白馬山荘へ向けて直登し稜線へ出る。稜線登山道で雪切れ、ここに板をデポし、壺足で頂上へ向かう。
11時45分、猿倉から5時間45分も掛かってしまったが、白馬岳頂上。 360°の眺望に大満足。
抜きつ抜かれながら同行した登山者と写真の撮り合い。昨年と違い風も無く穏やかなので、ここで昼食休憩。
名残惜しいが12時15分、白馬岳から下山。 途中でデポした板を装着し、隣りの旭岳を目指す。

シール・クトーを装着したままコルまで下り、ここから頂上へ登るが、小雪渓の登りよりきつい。
喘ぎながら何とか頂上へ。白馬岳から1時間強。ここは12年6月以来の2回目。
セルフ撮影後、下山準備。シール・クトーを格納、スパッツ装着・ブーツを締め、ウィンドブレーカーを着る。
13時45分、旭岳からスキー滑降下山。 登りは大変だったが、気持ち良く滑れる斜面。

アッという間にコルまで下り、登山道稜線まで板のまま登り返す。稜線で5mほど雪切れしているが強行突破。
後は雪渓を滑り下りる。少し雪が緩んではいるが、上の方はデブリも少なく広いので気持ち良く滑れる。
後半はデブリを避け、杓子岳側をトラバース気味に下り、林道も板を外さず、猿倉上まで滑り下りる。
15時、猿倉荘まで戻り、片付けをしながらコーヒーを飲み、15時25分帰宅へ。17時15分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 往路 ~ 猿倉 ~ 白馬尻
 白馬尻 ~ 雪渓スキー登攀 ~ 白馬山頂宿舎 ~ 稜線
 白馬岳稜線 ~ 壺足歩行 ~ 白馬岳 ~ 白馬岳下山
 白馬岳下山 ~ 旭岳 ~ 白馬岳稜線
 白馬岳稜線 ~ 雪渓滑降下山 ~ 猿倉

 

04:00 自宅出発     地蔵峠~オリンピック道路(日高トンネル経由)
05:40 猿倉荘      約87km

06:00 スタート     ショート板 林道までシートラ
07:05 白馬尻
07:35 クトー装着
09:15 小雪渓      岩場上で腰を下ろして約10分休憩
10:50 白馬岳頂上宿舎  前の岩場上で約10分休憩
11:15 稜線       スキー板 デポ  壺足で頂上へ
11:25 白馬山荘
11:45 白馬岳 頂上               【猿倉から約5時間45分】

12:15 白馬岳 下山   昼食休憩 約30分
12:25 白馬山荘
12:30 スキー板デポ   スキー装着
13:20 旭岳 頂上                【白馬岳から約1時間5分】
13:45 旭岳 下山    シール・クトー収納 滑降下山
14:00 頂上宿舎上稜線  雪切れ 約5m 強行突破
14:10 小雪渓
14:30 白馬尻
15:00 猿倉荘      無事下山 【旭岳から約1時間15分】【往復 約9時間】

15:25 帰宅へ向け出立  片付けをしながらコーヒータイム
17:15 無事帰宅     旧道経由

 

 

過去の白馬岳登頂記録
 ① 08/08/12 猿倉 白馬三山縦走
 ② 10/09/26 猿倉 白馬三山縦走
 ③ 12/06/24 猿倉 旭岳
 ④ 13/10/07 蓮華温泉
 ⑤ 14/10/09 蓮華温泉 朝日岳~雪倉岳 1泊縦走
 ⑥ 18/05/11 猿倉 (雪渓スキー滑走)
 ⑦ 19/05/13 猿倉 旭岳(雪渓スキー滑走)

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針ノ木岳(2821m)④ (ヤマクボ沢 シール登攀 ー スキー滑降下山) -扇沢ー

2019年05月08日 | 北アルプス・立山
2019年5月8日(水)
10日間の超大型GWが終わり、やっと少しは静かになったので、これからが本格的にお出掛けシーズン。
連休中は1日だけ好天気に誘われて、4日に火打山へ行って来たが、あとは大人しくしていた。
乗鞍岳、白馬岳、針ノ木岳、と近いところで検討。白馬岳の雪渓は既にデブリで凸凹のようである。
今朝の冷え込みで、乗鞍岳の道路は凍結している恐れがあるのでチャリは使えず、針ノ木岳へ行くことに。

早めに目が覚めたので3時55分自宅出発。気温1℃、山はガチガチに凍っているかも知れないなぁ。
県道12号~55号で大町から扇沢へ。5時45分市営無料駐車場へ停める。約81km。
既に30台ぐらい停まっているが、立山方面へ入っているのか、出発準備している方は少ない。
昨年は5月15日、それより一週間早く、昨日の朝に降雪があったので、まだ雪は繋がっているだろう。

思ったほど寒くない。シートラを想定しショート板をザックに括り付け、アイゼン、クトー持参。
6時10分スタート。道路脇ゲートから登山道に入るが、雪は残っているがシール歩行出来る状況ではない。
作業用林道入口から板を装着シール歩行。大沢小屋の対面の藪も何とか繋がっている。
日陰で雪面が硬くシールの効きが悪い。7時30分、小休止し日除けマスクをし雪渓に取り掛かる。

所々にデブリがあるが、この程度ならこの時季としては普通。先行者が3名ほど見えるがそれを追う。
途中で1名を追い抜き、8時45分、ヤマクボ沢分岐。先行者は針ノ木峠とヤマクボ沢とに分かれて行った。
ここの脇の石の上に腰を下ろし15分ほど休憩。ここからクトーを装着し、9時ヤマクボ沢をシール登攀。
正面のハイマツ帯は昨年は雪切れしていたが、今日はまだギリギリ雪が繋がっていそうなので目指す。

ハイマツ帯を超え、どのルートから登るか思案。昨年の左ルートは結構きつかったので右へ向かう。
しかし距離はかなりありそうなので、中央から攻めることにし、登り始める。 流石に坂がきつい。
途中まで登ると、雪団子でシールとクトーが効かない。ジグザク歩行するも途中で表面が流れ半滑落。
ウィペットのお陰で数メートルで止まるが、3度も滑るとこれ以上のシール歩行は無理と判断、シートラへ。

15分ほど掛かり板を格納し壺足で進み始めるが、やはり流される。再度アイゼンを装着し歩き始める。
急坂過ぎて歩行も困難。先行者のトレースも途中から壺足に変わっているが、それを使わせて頂き先へ進む。
時にはウィペットを使い四つん這いになり、時には脇のハイマツを掴み、何とか狭路脇の急坂を登り上げる。
先行者のトレースが有りがたく、これが無ければ登り切れたかは自信はない。

直下で稜線に乗り、11時45分、駐車場から約5時間35分も掛かって、やっと針ノ木岳登頂。
誰もいない。360°の眺望が素晴らしい。頂上にもまだ雪が残っている。セルフで記念撮影後、昼食休憩。
後続者が右ルートから登って来るが、稜線から頂上までは雪がなく岩が露出した夏道。スキー靴には不向き。
ヤマクボ沢を登る場合は、ハイマツ帯の手前からから左にルートで稜線へ出て、登るのが良さそうだ。

ヤマクボ沢からスバリ岳の斜面も気持ち良さそうなので、右ルートで挑戦してみても良いかも知れない。
1名は諦めたのか稜線から滑降下山して行った。2名が登頂して来た。下山準備をしながら1時間ほど滞在。
12時45分、頂上から板を装着し、正面狭路コースから滑降下山。表面が流され、滑るのも中々厳しい。
何度か転倒はしたが、ハイマツ帯の上から左(登りの右ルート)を分岐まで下り、後は雪渓を流す。

デブリを避けながら左岸を下るものの、最後は下り過ぎて橋を通過してしまい、藪になり板を外して戻る。
川越えをしなえればならないが、橋までは200mほど。100mほど戻った所で雪が繋がった所を見つけ渡る。
林道へ復帰し、14時30分、無事に駐車場まで戻る。 無駄な時間もあったが、往復約8時間20分。
片付けをしながらコーヒータイム。14時55分現地発、途中トイレ・買い物休憩を入れ、17時10分無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:55 自宅出発   市街地~修那羅峠~築北~坂北~八坂~大町
05:45 扇沢 市営無料駐車場 約81km

06:10 スタート   ショート板 シートラ
06:30 作業用林道  板装着 シール歩行
07:10 大沢小屋 対面
07:30 雪渓取付
08:45 ヤマクボ沢  分岐  15分休憩

09:00 再スタート  クトー装着 シール歩行
10:00 中央突破   ハイマツ帯を抜ける
10:40 スリップ滑落 板格納 シートラ 壺足
11:00 アイゼン装着 急坂直登
11:45 針ノ木岳   頂上     【扇沢から約5時間35分】

12:45 滑降下山   昼食休憩・下山準備
13:05 ヤマクボ沢  分岐
13:40 大沢小屋 対面
14:00 下り過ぎ   シートラで戻る
14:15 作業用林道
14:30 駐車場    無事下山    【往復 約8時間20分】

14:55 片付けをしながらコーヒータイム  帰宅へ向け出立
17:10 途中 道の駅でトイレ休憩・買い物20分をし、無事帰宅

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乗 鞍 岳 ⑪ ヒルクライム  - 三本滝~エコーライン -

2018年10月09日 | 北アルプス・立山
2018年10月9日(火)
2週続けて台風来襲の後、晴れるのは今日までで、明日からまた暫く曇りがちの天気が続きそう。
山では紅葉が始まって来ているので、車が入れずチャリなら行けるところを目指す。
栂池高原はまだ行ったことがないので迷ったが、山天気の予報では雲が多めとのことで止める。
乗鞍岳は今年の春スキーでも3回行っているが、秋は12年13年から5年ぶりとなる。
この時はもう紅葉には遅過ぎたが、最盛期はマイカー規制前の02年以来16年ぶりである。

前日にバッテリーをフル充電しチャリを車に積み付け、4時自宅出発。 何時もと同じで青木峠を越え、
梓川堤防から乗鞍高原へ。 ゲート開は7時からなので、一ノ瀬遊園を30分ほどドライブして現地へ。
既に10数台が駐車、もう歩いて登っているようだ。 チャリの方も3名ほど準備している。
チャリを車から降ろして準備。 荷物を積み付け、7時10分、エコーラインのヒルクライムスタート。

バッテリー消耗を抑えるためにロングモード走行。 沿道の紅葉が見事で、写真撮影の停車時間が多数。
45分ほどで冷泉小屋。この前後が最盛期か。 更に10分ほど上がると位ヶ原山荘。
ここを上がると眺望が開けて来て清々しい。 雪のない剣ヶ峰滑降コースを改めて見つめる。
8時35分、肩の口(大雪渓)入口。 休憩なしで県境ゲートまで漕ぎ上げる。

三本滝から約1時間40分、畳平到着。 約14km、電池残量60%。 写真撮影のみで、
岐阜県側のスカイラインを途中まで下る。 最初はフラットで気持ち良いロード。
勝手に名付けた飛騨マッターホルン(烏帽子岳)が美しい。 登山口を探したが見つからず、帰りに登ることに。
何処で引き返すか思案しながら、笠ヶ岳~槍ヶ岳が良く見える、7kmほど下ったところでリターン。

登り返して飛騨マッターホルンの根本のカーブにチャリをデポ。登り易すそうなところから頂上を目指す。
かなり急で危険な崖状を上がると、次に更にヤバそうな崖。頂上まではもう少しだが、万が一を考えリタイヤ。
下りの方がもっと危険。慎重に下り、往復30分ほどでチャリまで戻り、再びスカイラインを上がる。
再度畳平に寄り記念撮影。県境ゲートに移動し、休憩なしだったので早めの昼食にし、25分ほど休憩。

このまま下るには早いので、肩の口から剣ヶ峰に登ることにし、10分ほど移動。トイレ舎横にチャリをデポ。
ワイヤーロック3本で盗難防止。 近いのでストック1本のみで何も持たず、11時35分登山スタート。
20分ほどで肩の小屋、丁度昼時で大勢が休憩している。 そのままスルーして登山道から稜線へ。
30分ほどで稜線鞍部へ出るが、何度も登っているのに朝日岳には登ったことがないので、行ってみることに。

流石にこちら側には誰もいない。頂上からの眺めは新鮮だが、少し雲が出て来て眺望が遮られ残念。
写真撮影を済ませ、再び稜線鞍部まで下り、蚕玉岳へ登り返す。 稜線上にはまだ大勢が行き来している。
13時、剣ヶ峰登頂。先行者と写真の撮りっこ。 大日岳にも行ったことがないので向かおうとしたところ、
登山道の石の状態が悪いので、出来れば自粛して欲しいとの要請あり、止めて下山することに。

登って来た稜線を下り、鞍部から肩の小屋を経由して13時40分、チャリまで戻る。往復約2時間5分。
片付けを済ませ、チャリでエコーラインを下る。 午後の陽射しを受けて、紅葉写真の撮影も忙しい。
45分も掛かり14時35分、三本滝駐車場へ戻る。 チャリ走行約42km。(電池残量30%)。
コーヒーを飲みながら片付け。15時現地発、往路と同じ道を戻り、渋滞に阻まれながらも18時無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 (チャリ)三本滝 ~ エコーライン ~ 肩の口 ~ 畳平
 (チャリ)畳平 ~ スカイライン ~ 途中で引き返し ~ 烏帽子岳 ~ 畳平 ~ 肩の口
 (登山)肩の口 ~ 肩の小屋 ~朝日岳 ~ 剣ヶ峰 ~肩の小屋 ~ 肩の口
 (チャリ)肩の口 ~ エコーライン ~ 三本滝

 

04:00 自宅出発       前日 チャリ 満充電・積み付け
06:10 一ノ瀬遊園      紅葉見物 (早朝で陽が当たらず映えず) 約30分
06:55 三本滝駐車場     10数台駐車  チャリを降ろして準備

07:10 チャリクライム スタート エコーラインを上がる
07:55 冷泉小屋
08:05 位ヶ原山荘
08:35 肩の小屋口(大雪渓入口)
08:45 県境ゲート
08:50 畳平(2702m)  約14km(電残量 60%)

08:55 畳平からスカイラインを下る
09:30 スカイラインの途中から引き返す  21km地点
09:55 登り返し途中、飛騨マッターホルン(烏帽子岳)へ登るが頂上手前でリタイヤ
10:25 再びスカイラインを上がる
10:45 再び畳平
10:55 県境ゲート(日本一高い場所にあるバス停)脇  ベンチで昼食
11:20 エコーラインを下る
11:30 肩の小屋口(大雪渓入口) チャリをデポし登山準備

11:35 肩の口登山口     登山スタート
11:55 肩の小屋       大勢が昼食休憩中
12:25 朝日岳稜線鞍部
12:30 朝日岳        初めての登頂
12:45 再び朝日岳稜線鞍部へ戻る
12:50 蚕玉岳
13:00 剣ヶ峰 登頂     今年4回目 トータル11回目
13:10 剣ヶ峰 下山
13:15 朝日岳稜線鞍部
13:30 肩の小屋
13:40 肩の小屋口 下山   片付け チャリ準備

13:50 エコーラインをチャリで下る
14:05 位ヶ原山荘
14:10 冷泉小屋
14:35 三本滝駐車場へ戻る  走行 約42km(電池残量30%)

15:00 コーヒー飲みながら片付け 帰宅へ
18:00 途中 渋滞に阻まれながらも 無事帰宅   約228km

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鹿島槍ヶ岳 (2890m) ④   ― 赤岩尾根(ピストン)―

2018年09月18日 | 北アルプス・立山
2018年9月18日(火)
今年は台風や秋雨前線の活発化で、好天気になる日が少なく、3日以上続く日が訪れない。
テント泊の縦走をしたいが、晴れる日を狙っての日帰り登山になってしまう。
今日~明日は先ず先ずの天気になり、その後は曇り~雨の日が暫く続くようである。

鹿島槍ヶ岳は過去3回登っているが、何れも赤岩尾根からの日帰りピストン登山。
初回は08年10月2回目が12年10月前回が15年6月で、3年ぶりの登山となる。
次は縦走でと思っていたが、天気とテント泊地と車の回収計画が上手く合わず未実施。
今年は本格的な山歩きが少ないので、先日の阿弥陀岳~赤岳に続いて、日帰りで出掛けることに。

4時に目が覚め外を覗くと星空、北アルプス方面には若干雲があるが、予報を信じて出発。
途中で給油をし、夜間無料の日高トンネルを通り、5時55分、現地着。 約78km。
車が3台駐車しているが、橋を渡った奥側に駐車。 急いで準備を済ませ、6時スタート。
まだ紅葉は始まっていない。 最初の約3kmほどの林道歩きが意外と長く感じる。

45分ほど歩き西俣出合から登山道に入る。行き成りの急坂で、身体が慣れるまでの30分が辛い。
上空にはガスが掛かり登山道以外の眺望はなく、高千穂平までの1時間半ほどはつまらない。
高千穂平で10分ほど休憩。チラチラ稜線が見えるので、これから天気の回復を期待する。
この先若干紅葉が始まっており、時折見える稜線に期待が膨らむ。

赤岩尾根を登り、9時20分、冷乗越の稜線に出ると、目の前に立山~剣岳がドンと構えている。
一旦下り登り返し冷池山荘で10分ほど休憩。 ガスが晴れたり掛かったりで、ヤキモキする。
テン場を通り稜線を45分ほど登ると布引山。稜線には登山者が数名行き来している。
11時前、大谷原から約5時間、鹿島槍ヶ岳南峰。ガスの晴れ間から覗く眺望が素晴らしい。

 大谷原 ~ 西俣出合 ~ 高千穂平
 高千穂平 ~ 赤岩尾根 ~ 冷乗越
 冷乗越 ~ 冷池山荘 ~ 布引山 ~ 鹿島槍ヶ岳南峰

 

 

さっと眺望写真を撮った後、北峰へ向かう。ここの下り登りが一番厳しいところ。
20分ほどで北峰。残念ながら辺りはガスに覆われ、全く眺望が無くなってしまった。
取り合えず先行者に記念撮影をお願いする。 晴れるのを待ちながら昼食休憩。
一向に晴れる気配がないので、25分ほどの滞在で下山、南峰へ向かう。

家に帰ってから気が付いたのだが、シャッターを押して頂くためにカメラを渡した後、
タッチパネルの液晶画面に触れられたようで、オートにしていたISOの設定がが「10000」に
なってしまっていた。以後の写真はISO10000で撮影されており、画像が荒く、画面が明る過ぎ。
補正で誤魔化すが修正しきれずに、イマイチ仕上がりに満足がいかない。

北峰から20分ほど南峰へ戻る。丁度お昼の時間帯、数名が休憩しており、何名かが登って来る。
若干ガスが回復したものの午前中よりは悪化。これ以上の眺望は期待出来ないので15分ほどで下山へ。
布引山へ下る途中、左脚太ももが攣り暫し宥める。南峰から1時間弱、冷池山荘で5分ほど休憩。
山荘周辺の紅葉はかなり進み綺麗。 冷乗越まで最後の登りを頑張り、分岐から赤岩尾根を下山。

途中、もうガスで稜線方面は全く見えずに、ただ下るだけ。高千穂平で最後の休憩。
うんざりするほど長くて急坂を下り、15時10分、西俣出合まで下る。
後は林道歩き、これがまた長い。35分ほど掛かり、やっと大谷原駐車場へ戻る。
早々に片付け、帰路は日高トンネルを避け旧道から、17時40分、無事帰宅。

 鹿島槍ヶ岳南峰 ~ 北峰 ~ 南峰
 鹿島槍ヶ岳南峰 ~ 布引山 ~ 冷池山荘 ~ 冷乗越
 冷乗越 ~ 赤岩尾根 ~ 高千穂平 ~ 西俣出合 ~ 大谷原

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 行 程   【日帰り 単独行】 距離①08/10/18②12/10/09③15/06/29④18/09/18
自宅発  04:00 04:30 03:53 04:20
大谷原登山口  05:40 05:50 05:51 05:53
スカブー
スカブー
ハイゼット
ハイゼット
登山スタート
0km
 06:00 06:00 06:03 06:00
西俣出合  3.2 06:45 06:44 06:45 06:45
高千穂平  4.7 08:10 08:08 08:10 08:15
冷乗越  5.9 09:10 08:59 09:12 09:20
冷池山荘  6.4  09:07 09:21 09:28
布引山  7.9 10:25 10:01 10:21 10:25
鹿島槍ヶ岳 南峰  9.0 11:00 10:36 11:01 10:58
鹿島槍ヶ岳 北峰  9.5 11:50 11:07 11:33 11:22
  登 り   5-50  5-07  5-30  5-22
  休 憩   0-20  0-28  0-27  0-24
鹿島槍ヶ岳 下山  9.5 12:10 11:35 12:00 11:46
鹿島槍ヶ岳 南峰 10.0 12:40 12:01 12:29 12:07
布引山 11.1 13:05 12:28 13:03 12:45
冷池山荘 12.6  13:06 13:37 13:17
冷乗越 13.1 14:00 13:20 13:56 13:33
高千穂平 14.3 14:35 13:45 14:34 14:06
西俣出合 15.8 15:45 14:58 15:38 15:10
大谷原登山口 19.0 16:20 15:40 16:14 15:46
  下 り   4-10  4-05  4-14  4-00
  往 復   10-20  9-40  10-11  9-46
      
帰宅へ    16:19 15:52
帰宅    18:05 17:39
  (着時間:途中の休憩時間を含む)

大谷原登山口(標高1070m) - 鹿島槍ヶ岳南峰(標高2890m) 標高差1820m
距 離 : 登山口 ~ 鹿島槍ヶ岳北峰   約 9.5km × 2 (往復)

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乗 鞍 岳(3026m) ⑩  ー チャリ&スキー 三本滝 -

2018年06月01日 | 北アルプス・立山
2018年6月1日(金)
九州・四国が梅雨入りし、関東甲信も来週中頃には梅雨入りしそうで、暫くはお出掛けし難くなる。
今週末の土日は晴れるという予報だったが、平日の今日も晴れの予報に変わったので何処かへ。
ネットで調べると、乗鞍エコーラインの除雪が進み、昨日から大雪渓まで春山バスが走るようになったようだ。
乗鞍岳スキー登山は、15年から始めて7回目。 今年は4月19日5月21日、に続いて3回目となる。

前日夕方、車にチャリを積み付け、スキー道具一式を準備し、今朝は3時50分自宅出発。
何時も通りに、市内から青木峠を越え、梓川堤防から158号線~乗鞍エコーラインへ。
6時10分、三本滝駐車場着。 約110km。 他に1台も駐車していない。何故だ?
チャリを降ろしザックを担ぎ、6時20分ゲート右脇から通り抜けスタート。
電チャリでのスキー登山は3回目となるが、クロスバイクでのヒルクライムが嘘のように楽チン。

位ヶ原山荘を過ぎ坂を上ると、目の前に乗鞍岳の全貌が見えて来るが、山肌が薄っすらと白い。
昨日は降雪があったようで、プチリセット。 剣ヶ峰コースも何とか繋がっているようで安心する。
前回のデポ場所を過ぎ、雪の壁のところから道路に積雪。 点検車が通った跡はあるが、5cmぐらい。
暫く無理して漕ぐが、シャーベット状にスリップし、300mほどは降りてチャリを押し上げる。
雪の壁を抜け再びチャリで大雪渓までチャリで上がる。約1時間10分ほど、7時30分デポする。

チャリをワイヤーロック3本で固定し、ブーツを履き替え、板を準備し、記念撮影をセルフで済ませる。
7時55分、大雪渓をシール登攀開始。 ハイマツ帯の左側を目指して直進するが、途中でスリップ。
クトーを装着して再スタート。朝日岳稜線直下で雪切れしており、板を外して手持ちで10mほど渡る。
板を履き直して稜線を進むが、蚕玉岳の前後で雪切れ寸前箇所あり。降雪のお陰でギリギリ通過。
頂上小屋手前でも雪切れ寸前。何とか繋いで通過。剣ヶ峰直下で板を外し、9時30分、登頂。

当然誰もいない。セルフで記念撮影。昨日の降雪で、小さなエビの尻尾も出来ている。
雲は多めながら雲海の上に、御嶽山、白山、北アルプスと、先ず先ずの眺望。 おやつをして下山へ。
シールとクトーを仕舞い、ブーツを締め直しストックの長さを調整。10時5分、剣ヶ峰コースへドロップ。
プチリセットで気持ち良い。アッという間に道路まで下ってしまい、板を外して道路を歩いて戻る。
人が歩いて来るので聞くと、春山バスの8時半発の第1便は降雪の為に位ヶ原までで折り返したそうだ。

  三本滝駐車場 ~ エコーライン(チャリ)~ 大雪渓口(チャリデポ)
  大雪渓 ~ シール登攀 ~ 朝日岳稜線 ~ 剣ヶ峰
  剣ヶ峰 ~ スキー滑降(剣ヶ峰コース)~ エコーライン ~ 大雪渓口

 

丁度その頃、9時半発の第2便が大雪渓まで上がって来て、10数名が登山準備や散策をしている。
人混み?を避けて道路を進み、前回の昼食場所からシール登攀で摩利支天の斜面を登る。
雪が残っている最後部まで上がり、早めの昼食休憩。 辺りに少しづつガスが湧いて視界を遮る。
11時50分、摩利支天からスキー滑降下山。 大回りを避け、1ヶ所板を外してトラバース。
再びスキー滑降で大雪渓へ。辺りはガスで何も見えなくなるが、時々晴れるので再び剣ヶ峰へ向かう。

朝日岳稜線直下まで来ると、今朝より雪解けが進んでおり、板をシートラして稜線を歩くことに。
蚕玉岳前後、頂上小屋前も完全に雪切れしてしまっている。剣ヶ峰直下でザックを降ろし頂上へ。
本日2回目の頂上。1組3名が休憩中。ガスで視界が悪いが記念撮影して頂く。
早々に下山準備をし、13時45分、本日2回目の剣ヶ峰コースから滑降下山。
登山者ばかりでなく、板やボードを担いだ人が数人いたが、誰も剣ヶ峰コースを滑った跡がない。

再びアッという間に道路まで下ってしまい、板を手に持ち300mほど道路を歩いてデポ場所まで戻る。
下山バスを待つ人が10名ほどいる中、チャリ下山準備を整え、14時15分、エコーラインを下る。
雪解け水が流れ、撥ね上がるのでスピードは出せず、ブレーキを多用。リヤブレーキから変な音がする。
ゲレンデまで下ると最終バスが上って行く。 14時45分、ゲートを抜け三本滝駐車場まで戻る。
コーヒーを飲みながら片付け。15時10分現地発、帰りは30分ほど余計に掛かり18時無事帰宅。

  大雪渓口 ~ シール登攀 ~ 摩利支天
  摩利支天 ~ スキー滑降 ~ 大雪渓 ~ シール登攀 ~ 朝日岳稜線
  朝日岳稜線 ~ 剣ヶ峰② ~ スキー滑降(剣ヶ峰コース)② ~ 大雪渓口
  大雪渓口 ~ エコーライン(チャリ)~ 三本滝駐車場

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

03:50 自宅出発    何時も通り、市内~青木峠~梓川堤防~158号線
06:10 三本滝駐車場  約110km  他に駐車なし

06:20 スタート    電動チャリでエコーラインを漕ぎ上がる
07:00 位ヶ原山荘
07:20 前回5/21のチャリデポ通過
07:30 大雪渓     チャリデポ    【チャリ登り:約 1時間10分】

07:55 シール登攀スタート
09:10 朝日岳稜線
09:30 剣ヶ峰     約35分休憩      【登り:約 1時間35分】

10:05 剣ヶ峰下山   スキー滑降 剣ヶ峰コース
10:15 道路      スキー板を手に持ち道路歩き
10:32 シール登攀   摩利支天へ向かう
11:20 摩利支天    昼食 約30分休憩 【剣ヶ峰から 約1時間15分】

11:50 摩利支天    スキー滑降下山
12:20 大雪渓     シール登攀
13:00 稜線手前    シートラ
13:30 剣ヶ峰②    約15分休憩   【摩利支天から 約1時間40分】

13:45 剣ヶ峰②下山  スキー滑降 剣ヶ峰コース②
13:55 道路歩き    約300m
14:00 大雪渓 チャリデポ 片付け 約15分  【剣ヶ峰から下山: 約15分】

14:15 チャリ下山
14:25 位ヶ原山荘
14:45 三本滝駐車場  【チャリ下り:約 30分】【往復:約 8時間25分】

15:10 帰宅へ向け出発  コーヒーを飲みながら片付け 約25分
18:00 無事帰宅     往路とほぼ同じ 市内回避バイパス経由

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乗 鞍 岳(3026m) ⑨  ー チャリ&スキー 三本滝 -

2018年05月21日 | 北アルプス・立山
2018年5月21日(月)
このところ天気が数日毎に巡るましく変わり、お泊りでのお出掛けがし難くなっている。
今日~明日は晴れるが、明後日からは再び雨の予報。 1泊で何処かへお出掛けしたい。
先週15日に針ノ木岳先々週11日に白馬岳へと日本三大雪渓の内二つを登って来たので、
何度か行っているし先月19日にも登ったところだが、、乗鞍大雪渓に行くことにする。
昨年5月19日にチャリ&スキーをしたので、今回もそれと同じ態勢で臨むこととする。

前日に荷物をまとめ、チャリと共に移動基地へ積み付けておく。
移動基地には何時でも車中泊出来るように、寝袋や食料は積んであるので、場合によっては連荘。
4時自宅出発。有料道路を避け、何時ものように青木峠を越え、梓川堤防道路から158号線へ。
現地、三本滝駐車場に6時10分着。約110km。 平日のせいか、3台しか停まっていない。
チャリを降ろし、服装を整え、荷物を背負い、6時25分、脇からゲートを越えスタート。

電動チャリの威力を如何なく発揮、荷物を背負ったままでもグイグイ登って行く。
冷泉小屋の手前ぐらいから道路脇に残雪、45分ほどで位ヶ原山荘を通過、更に登って行く。
昨年のチャリデポ箇所を過ぎ、雪の壁の融水も難なく過ぎ、暫く登ると除雪作業通行止めになる。
100mほど戻ったここをデポ地点とする。 約10.5km。 荷物を解き出発準備。
ワイヤーロック3本を施し、ハードブーツに履き替え、7時40分、シール歩行開始。

先月とは見違えるほど雪解けが進んでいるが、滑降コースはまだ何とか繋がっているようだ。
摩利支天を滑ってから剣ヶ峰へ向かうか迷ったが、人がいない内にと大雪渓から向かう。
朝日岳稜線へ出ると風が強く、雪面もガリガリでシールが利かず、蚕玉岳の手前でクトー装着。
剣ヶ峰には雪はなく、手前で板を外し、9時25分登頂。 雪渓入口から約1時間25分。
少し霞んでいるが360°の素晴らしい眺望。 おやつをしながら下山準備をし、約45分休憩。

 

10時10分過ぎ、剣ヶ峰コースをドロップ。 狭路もあるが、このコースが一番素晴らしい。
アッという間、5分ほどで除雪道路まで降りてしまう。 スキー板をシートラ、摩利支天へ向かう。
何処から登ろうかと思いながら進むと、その先の富士見岳斜面も素晴らしく、行ってみることに。
この富士見沢コースはそのまま位ヶ原まで下れるようで、春山バスならここから降りても良い。
春山バスが着いたようで、大勢が登って来るが、大半は大雪渓から剣ヶ峰を目指している。

結局は県境ゲートから夏道で富士見岳頂上へ登るが雪はなく、少し先のピークからの滑降となる。
滑降準備を済ませ、11時35分ドロップ。下り過ぎると登り返しがきついので、途中からトラバース。
摩利支天からと合流できるかと思ったが繋がらず、道路まで下りギリギリ雪を繋いで雪渓側へ。
このまま下ろうかとも思ったが、まだ時間が早いのでもう一度剣ヶ峰へ登り返すことにし、昼食休憩。
登攀準備しながら約25分休憩し、12時10分、2度目の大雪渓シール登攀開始。

先方に春山バスの最終組?がいるが、頂上へ着く頃には下山を始めているだろう。
肩の小屋方面から登ろうかと進むも、板を外さなければならなそうなので、大回りしたが雪渓コースに戻る。
稜線へ出ると相変わらず風は強いが、午前中とは違い直射により雪は緩み、シールだけで登攀出来た。
13時35分、本日2回目の剣ヶ峰登頂。 頂上には1名休んでおり、お互いに記念撮影をし合う。
2回目なので長居はせず滑降準備、本日2度目の剣ヶ峰コースから下山。アッという間に道路まで下る。

チャリデポ地点までは緩やかな雪面で手漕きが必要。 1回除雪が済んだ乾燥道路を渡るのに板を外す。
再び板を履いて、14時15分前にデポ地点まで戻る。 靴を履き替え板を括り付けチャリ下山準備。
14時30分、チャリ下山開始。 14時55分、無事三本滝駐車場の車の下に無事下山。
コーヒーを飲みながら荷物を片付け、チャリを積み付けて、15時20分、帰宅へ向けて現地出発。
158号線は渋滞し、途中5ヶ所も工事信号で停められ時間が掛かったが、18時05分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 三本滝駐車場 ~ エコーライン(チャリ) ~ チャリデポ ~ 大雪渓(シール登攀) ~ 稜線 ~ 剣ヶ峰

 剣ヶ峰 ~ スキードロップ(剣ヶ峰コース) ~ 道路沿いに移動 ~ 富士見岳
 富士見岳 ~ ドロップ(スキー滑降) ~ 雪渓登り返し(シール登攀) ~ 剣ヶ峰(本日2回目)
 剣ヶ峰(本日2回目)~剣ヶ峰コース(スキー滑降下山)~チャリデポ~エコーライン(チャリ)~三本滝駐車場

 

剣ヶ峰から北アルプス展望

 

04:00 自宅出発    青木峠~梓川堤防 経由
06:10 三本滝 駐車場  約110km 3台駐車

06:25 チャリでスタート
07:12 位ヶ原山荘 通過
07:25 除雪通行止め 約10.5km 100mほど戻ってチャリをデポ 【約1時間】

07:40 スキーシール歩行 スタート
08:00 雪渓入口
09:00 朝日岳 稜線
09:20 蚕玉岳(こだまだけ 2979m)手前でクトー装着
09:25 剣ヶ峰(3026m)登頂①   おやつ休憩 約45分   【登り約1時間45分】

10:11 剣ヶ峰コースからドロップ
10:16 除雪道路 滑降終了① シートラで富士見岳へ向かう
11:15 富士見岳頂上                 【シートラ道路移動 約1時間】
11:35 移動 滑降下山
11:45 滑降終了②     昼食休憩 約25分

12:10 シール登攀にて登り返しスタート
13:15 朝日岳稜線  途中でルート変更し大回り
13:35 剣ヶ峰(3026m)登頂②          【2回目シール登攀 約1時間25分】

13:57 剣ヶ峰コースから2回目のドロップ
14:06 除雪道路 滑降終了③ 途中で道路横断
14:13 チャリデポ地点まで戻る  【スタートから 約6時間45分】

14:30 チャリ下山
14:55 三本滝 駐車場 無事下山  【剣ヶ峰から約1時間】 【トータル約8時間30分】

15:20 現地 発  途中158号線渋滞と工事信号5ヶ所
18:05 無事帰宅

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針ノ木岳(2821m)③ (ヤマクボ沢 シール登攀 ー スキー滑降下山) -扇沢ー

2018年05月15日 | 北アルプス・立山
2018年5月15日(火)
天候の変化が激しい今年、今日~明日は晴れるが、その後暫くは曇り~雨の日が続きそう。
気温も明日から3日ほどは平地では真夏日になる予報で、雪解けが更に進むだろう。
先週金曜日に白馬岳へ行って来たところだが、その時に迷った針ノ木雪渓の様子を確認したい。
針ノ木岳は、初回(090627_縦走)2回目(141018_蓮華岳)に続いて、3回目の登頂となる。

4時15分、自宅出発。 早朝なので最短の市街地を抜け、143号~県12号~県55号で大町へ。
扇沢市営無料駐車場、5時50分到着。約80km。 10数台停まっているが、有料の方は0台。
ハードブーツ、ヘルメット・アイゼン持参、スキー板をザックに括り付け、6時スタート。
ゲートの脇から登山道に入り、2度目の道路に出たところから左側の作業用林道でショートカット。

林道終点から作業道に入いると多少の残雪はあるが、傾斜も緩く汚いので暫くは壺足のまま進む。
大沢小屋側には渡らず、対面をそのまま雪渓まで進み、7時 小休止の上、スキーシール歩行に変える。
先行登山者2名を追い抜き、高度をどんどん上げ、8時15分、針ノ木峠とヤマクボ沢分岐に到達。
どちらから登るか迷ったが、前方に先行者がヤマクボ沢を登っているのが見えたので、それを追うことに。

15分ほど登った雪渓中央で、丁度落ちて来ていた石の上で腰を下ろして、約10分弱休憩。
先方に藪が見えるが、雪が繋がっているか心配しながらも再スタート。
この先、坂が更にきつくなり、途中でクトーを装着。 下山者が1名下りて来たので聞くと、
雪切れで藪漕ぎが必要だが、10mぐらい進めば再び雪が繋がるとのことなので、このまま進むことに。

藪手前で板を外し、手に持ったまま藪を10分ほど掛かって越え、再び板を履きシール歩行再開。
直進コースの先は藪で雪切れしていそうなので、左側へ大きく迂回して稜線を目指す。
途中でシールのエンド側が剥がれて来たので、ガムテープで応急処理。 ネット知識が役に立った。
10時15分、稜線へ出ると、目の前に北アルプスの山々が広がって来る。頂上まではあと少し。

 扇沢 ~ ショートカット道 ~ 雪渓下部 ~ シール歩行 ~ 雪渓分岐
 雪渓分岐 ~ ヤマクボ沢(シール登攀)~ 雪切れ ~ 藪越え ~ 稜線

 

この稜線から頂上までが一番きつかったかも知れない。最勾配で片側の板が外れて流れ落ちた。
まさか外れるとは思っていなかったので、登りでは流れ止めを付けていなかったのが失敗。
幸いにも雪のない岩場へ落ちて止まったので、10mほど拾いに戻り、再び登攀開始。
直ぐに頂上直下の雪切れに到達し、ここで板を外して頂上へ。10時40分、針ノ木岳頂上。

扇沢駐車場から約4時間40分。ちょっと霞んではいるが360°の眺望に心が洗われる。
今年の北アルプス周辺では降雪が多かったが、4月のから高温続きで雪解けが進み、残雪が少ない。
先週の白馬岳の暴風と大違い、微風が心地良い。 記念撮影を済ませ、岩陰で早めの昼食休憩。
30分ほどの休憩で下山へ。直下にデポしたスキー板、シール・クトーを仕舞い、滑降下山へ。

登って来たコースでは雪切れがあるので、最傾斜の最峡部から下ることにし、11時30分ドロップ。
下側で雪切れ寸前の所があるが何とか繋がり、このコースを滑り降りることが出来たのは、ちょっと嬉しい。
登ったコースの左側(登りの右側)は滑降可能。 登りでは傾斜がきつく、距離も大回りになる。
雪渓分岐部まではアッという間。 まだ時間が早いしどうするか迷いながらも、このまま下山することに。

針ノ木雪渓は途中までは滑り易いが、下側になるにつれデブリや小岩・枝で、ルートを選びながら滑る。
12時、大沢小屋の対面の雪切れ箇所、この先にまだ雪があるが、ここで滑降終了、板を収納する。
壺足で下り、登りと同じコースを戻り、12時45分、無事駐車場まで下山。  往復 約6時間45分
片付けをし、13時現地発。 往路と同じ道を戻り、市内ではバイパス経由で、14時50分無事帰宅。

 稜線 ~ 針ノ木岳
 針ノ木岳 ~ ヤマクボ沢(スキー滑降下山)~ 雪渓分岐
 雪渓分岐 ~ 針ノ木雪渓(スキー滑降下山)~ 大沢小屋対面 ~ 林道歩き ~扇沢

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:15 自宅出発   市街地通過 青木村から県道12号-麻績村から県道55号
05:50 扇沢 市営無料駐車場   約80km

06:00 準備を済ませ スタート
06:15 ショートカット 林道
06:45 大沢小屋 対面
07:00 雪渓 小休止  約10分

07:10 シール貼り   スキー登攀スタート
08:15 ヤマクボ沢 分岐
08:30 雪渓 小休止  10分弱
09:10 雪切れ 藪漕ぎ越え約10分 再スタート
09:50 クトー装着
10:05 シール剥がれ 応急処置
10:15 稜線
10:40 直下手前で板外し 針ノ木岳頂上    【登り:扇沢駐車場から 約4時間40分】

11:30 昼食休憩後 直下まで戻り スキー滑降下山
11:45 ヤマクボ沢-針ノ木峠 分岐
12:00 滑降終了 大沢小屋 対面  スキー収納 10分弱 壺足下山
12:25 林道終点
12:45 扇沢 市営無料駐車場 無事下山【下り:針ノ木岳から 約1時間15分】【往復:約 6時間45分】

13:00 帰宅へ向け出発
14:50 無事帰宅    往路と同じ道を戻り、市内からパイパス経由 約82km

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白馬岳(2932m)⑥(大雪渓 スキーシール登攀~スキー滑降下山) -猿倉-

2018年05月11日 | 北アルプス・立山
2018年5月11日(金)
今年は天気が数日で大きく変わり、快晴だったり春の嵐になる日が続いている。
気温も3月並みの日もあれば、真夏日になる日もあり、1日でも朝昼で20℃も変わる日もある。
GW最終日に堂津岳に登ったが、その後天気が崩れ昨晩は高地の山岳部では雪も降ったようだ。
今日~明日は晴れるが、日曜日からは天気が崩れ、来週は真夏日になる日が続くようである。

貴重な春の好天気、逃すのは勿体ないので、何処かへ春スキーに行こうと検討。
乗鞍岳は今年行っているが、針ノ木雪渓白馬雪渓は登ったことはあるが、滑ったことがない。
どちらも同じような距離なので、行き慣れた白馬方面へ向かうことにし、4時15分自宅出発。
夜間無料開放の日高トンネルを通り、猿倉の駐車場へ5時50分着。 約87km。

4台ほど停まっているが、好天気の割には人が少ない。 準備を済ませて6時5分、スタート。
スキー板をザックに括り付けたシートラ、アイゼン持参でハードブーツのまま歩き始める。
猿倉荘の横からまだ残雪が残っているが、途中は切れているところもある。
林道部分は大部分残雪あるが、傾斜が緩く、かなり汚れているので、滑走には不向き。

1時間ほどで雪渓下部の泥砂交じりのデブリを越える。その先の雪渓部分は降雪でリセットされている。
露出した岩の上で一休みし、壺足歩行からスキー板シール歩行に変え、再スタート。
1時間半ほど登った中間部で、唯一腰を下ろして休める露出岩の上で一休み。
後続者が4名ほど登って来るが、3名がスキー、1名は登山者のようでかなり早いペース。

休憩中に先行した登山者を追って再スタート。登山者はアイゼン装着で停止、逆に追いつき先行する。
その後追い抜かれるが、新雪が30cmぐらいあるので沈み、歩き難そうでスピードが落ちる。
逆に新雪の為にシールの効きが良いので、スキー登攀の方が早くなる。上部の雪渓も何とか乗り越える。
徐々に風が強くなり、体感温度もどんどん下がり、白馬岳頂上宿舎下の岩陰で風避けしながら、小休止。

休憩後、直登で稜線を目指すが、シールが団子雪になりあまり利かず、宿舎前まで戻りクトー装着。
稜線が近づくにつれ、風が益々激しくなり、身体の確保が厳しくなる。諦めて下山しようかと思いながらも、
何とか稜線まで上がると、立っているのがやっと。 雪煙も上がり、風に向けて目も開けられない。
登山道の雪も飛ばされ、岩が露出しており、スキー歩行は困難。 板をデポし、壺足で頂上へ向かう。

白馬山荘の間を抜け、11時30分白馬岳頂上。 猿倉から5時間25分ほど。かなり時間が掛かった。
常時15~20m/sの風が吹き、瞬間的には30m/s。体感温度は氷点下。指先はジンジンする。
強風で雪煙は舞うが天気は上々で眺望も良いが長居は無用。 写真を撮り早々に下山。
スキーデポ地まで戻り、シールとクトーを外して滑降下山。 山頂宿舎前の岩陰まで戻り昼食休憩。

最初の予定では旭岳へ登り、滑降を楽しんでから下山する予定だったが、この強風ではとても無理。
12時20分、白馬大雪渓をスキー滑降下山。 新雪のバーンを気持ち良く滑り降りる。
途中、何度も写真撮影で停止したので、時間が掛かってしまったが、泥砂交じりのデブリで板を外す。
後は壺足のまま駐車場まで戻り、片付け後帰宅へ。 途中道の駅で休憩し、16時35分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

  ~ 猿倉 ~ 白馬尻
 白馬尻 ~ 雪渓スキーシール登攀 ~ 白馬岳頂上宿舎
 白馬岳頂上宿舎 ~ 白馬山荘 ~ 白馬岳 ~ 白馬岳頂上宿舎
 白馬岳頂上宿舎 ~ 雪渓スキー滑降下山 ~ 猿倉

 

04:15 自宅出発   地蔵峠越え~日高トンネル経由
05:50 猿倉駐車場  約 87km

06:05 猿倉荘 スタート
07:10 雪渓取付きの岩場 10分ほど休憩  スキーシール歩行に変える
08:55 雪渓途中の岩場で腰を下ろして 10分ほど休憩
10:20 白馬岳頂上宿舎前の岩陰で 10分ほど休憩
10:55 白馬山荘下   スキー板をデポ
11:30 白馬岳 頂上           【猿倉から 約 5時間25分】

11:35 強風で早々に下山
11:50 スキーデポ地 10分ほどでスキー滑降準備下山
12:05 白馬岳頂上宿舎前の岩陰で昼食休憩 約15分
12:20 白馬大雪渓をスキー滑降下山
12:55 雪渓泥砂デブリでスキー収納 約10分  壺足歩行
13:35 猿倉荘前駐車場 無事下山       【往復 約 7時間30分】

13:55 帰宅へ向けて出発
14:40 道の駅「中条」 トイレ、昼寝、買い物、コーヒータイム 45分休憩
15:25 道の駅「中条」から帰宅へ
16:35 旧道経由で 無事帰宅

 

 

過去の白馬岳登頂記録
 ① 08/08/12 猿倉 白馬三山縦走
 ② 10/09/26 猿倉 白馬三山縦走
 ③ 12/06/24 猿倉 旭岳
 ④ 13/10/07 蓮華温泉
 ⑤ 14/10/09 蓮華温泉 朝日岳~雪倉岳 1泊縦走
 ⑥ 18/05/11 猿倉 (雪渓スキー滑走)

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乗 鞍 岳 (3026m) ⑧ (春スキー 三本滝)

2018年04月19日 | 北アルプス・立山
2018年4月19日(木)
今年は天候の変化が激しく、冬に逆戻りしたり、春を通り越して初夏の陽気になったりしている。
晴れても花粉の飛散も激しく、空が霞むほど飛び、黄砂も飛んで、スッキリ晴れ渡る日が少ない。
一昨日から昨日に掛けて天気が崩れ、久しぶりに纏まった雨が降り、山では雪が降ったようだ。

今日から4日間は好天気の予報。気温も上がり、週末の土日は真夏日になるかも知れないという。
雪解けがどんどん進み、春スキーの期間が短くなりそうだが、まだ冬季閉鎖で登山口まで入れないところがある。
ここは8日にスキー場が終了し、17日に三本滝まで道路が開通。春山バスはGWからの運転。
乗鞍岳の春山スキーは5回目。 15年5月14日16年4月26日昨年4月22日昨年5月19日

4時20分、自宅出発。何時もの通り市内を通過、青木峠を越えて梓川堤防から158号線へ。
約2時間20分ほどで、三本滝駐車場着、約110km。10台が駐車、準備中に2台がやって来た。
7時スタート、ショートスキーを担ぎ、アイゼン持参、ハードブーツで壺足のまま登る。
暑くなる予報だったので、最初からシャツ1枚。それでも直ぐに汗が噴き出して来た。アウター1枚持参。

ツアーコース入口まで約25分。昨日は降雪があったようで、リセットされて白く綺麗になっており気持ち良い。
コース最初の急坂を登り終え、後はコースを壺足のまま位ヶ原分岐まで歩く。 駐車場から 約1時間40分。
腰を下ろして飲水おやつの休憩。壺足で時間が掛かってしまったので、ここからシール歩行に切り替え準備。
約15分休憩後、再スタート。 高天ヶ原のスロープへ向かうか迷いながらも、剣ヶ峰直登コースへ。

リセットされた雪原には足跡が全くなく、好天気でこの時季だからこそ向かえるコースである。
最初は緩やかだが、途中から急坂を登らなくてはならない。 ジグザグ登攀で高度を稼ぐが、結構辛い。
息継ぎの小休止多数。途中から何度か脚も攣り、宥めながら喘ぐ。このまま下ろうかと思いながらも頑張る。
休憩を入れながら、少し時間が掛かり過ぎたが、駐車場から約4時間35分、乗鞍岳頂上、剣ヶ峰登頂。

遠くは少し霞んでいるものの、360°の眺望が素晴らしい。 北アルプスには降雪が無かったようだ。
セルフ撮影の後、神社裏で昼食休憩。 シールは外して下山滑降準備を済ませた途端、再び脚が攣る。
何とか宥め、頂上に約45分滞在し、12時20分、剣ヶ峰コースよりドロップ。
新雪でリセットされているので気持ち良く滑れる。 シュプールも綺麗に残るが10分ほどで下ってしまう。

再び登り返して、大日岳から高天ヶ原へ向かうか迷ったが、今日の体力では無理しない方が良いと判断。
少し早いが緩やかな雪原を下り、位ヶ原分岐からツアーコースを下る。流石に昼を過ぎると融け出している。
ゲレンデでは2回、板を脱いで道路を横断。 剣ヶ峰から約45分で、無事に下山。 往復 約6時間05分
片付けをしながらゆっくり休憩し、途中でトイレ休憩と買い物を済ませ、17時20分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

  ~ツアーコース~位ヶ原
  位ヶ原~剣ヶ峰
  剣ヶ峰ドロップ~

 

04:20 自宅出発  市内通過~青木峠~梓川堤防
06:40 三本滝駐車場 約110km   10台駐車+準備中に2台

07:00 スタート  かもしかゲレンデを壺足で歩いて登る
07:25 ツアーコース入口
08:40 位ヶ原分岐 休憩 約15分 スキー板シール歩行に切り替える

08:55 位ヶ原スタート 直登コースを目指す
10:55 途中で10分ほど休憩
11:35 乗鞍岳 剣ヶ峰 登頂      【三本滝から 約4時間35分】

12:20 昼食を済ませ 下山滑降へ 剣ヶ峰コースを下る
12:40 位ヶ原分岐
12:50 ツアーコース急坂トップ
13:05 ゲレンデを下り 無事下山    【剣ヶ峰から 約45分】

13:40 片付けをしながらゆっくり休憩後 帰宅へ
17:20 途中で休憩、買い物をしながら 無事帰宅

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唐松岳 (2696m) ⑦  -黒菱-

2017年09月26日 | 北アルプス・立山
2017年9月26日(火)
今年は中々晴れ間が続かず雷雨やにわか雨になる日が多く、天気に恵まれずに
5月29日の火打山登山 以来、もう約4ヶ月も山歩きに行けていない。
この間、ポタリングや近くの里山トレーニング登山はしたものの、体力的に不安が拭えない。
今日は快晴の予報、明日から再び崩れそうなので、逃すと次は何時になるかわからない。

谷川山系、八ヶ岳、南アルプス、の方よりは、北アルプスの方が更に天気が良さそう。
鹿島槍ヶ岳、五竜岳、と迷ったが、唐松岳はスキー登山のみで、夏場は歩いたことがない。
体力的な不安から、北アルプス入門の山、一番簡単に日帰りの出来る唐松岳に。
夏なら黒菱まで車が入れる。 2014年4月のスキー登山 以来、約3年半ぶり。
過去の登山では、雪に覆われて見ることが出来なかった、八方池に映る白馬三山を見たい。

予定より早く目が覚め外を覗いて見ると、天空にオリオン座が輝いており、好天気が期待される。
3時55分自宅出発。何時も通りに地蔵峠を越え、夜間無料開放の日高トンネルを抜け白馬村へ。
猿倉への分岐から約9km、初めての黒菱林道。 途中でご来光を迎え、5時55分、駐車場着。
昨日から泊まりでの登山者も多いようで、既に25台ぐらい駐車しているが、まだ余裕はある。

準備を済ませ、6時5分、黒菱ゲレンデを歩いて登る。身体が慣れていないので、意外と急坂に感じる。
15分ほどで暑くなりアウターを脱ぎ、手袋も長指から半指へ替える。
黒菱平からトレッキングコースに入り、冬に何度も滑っているリーゼングラートコースを上がる。
45分ほどで八方池山荘(グラートリフト降場)。 日中はリフト利用すれば15分ほどで上がれる。

ここから先は何度も歩いているが、残雪期の雪道しか歩いたことがないので、夏道を歩くのは初めて。
既に始まっている紅葉を眺めながら、黒菱から約1時間25分(八方池山荘から約40分)で八方池。
水の張った八方池を見るのも初めて。早朝でももう7時半を過ぎているので、池面には多少のさざ波。
それでも池面に映る、青空と天狗尾根~白馬三山が美しい。 これを見られただけでも満足。

ここまではトレッキングコース、ここから先は登山道になるが、体力的に大丈夫なので頂上を目指す。
登山道では、下山者が次から次へと下りて来てすれ違うが、殆どが、山荘での宿泊者のようだ。
冬道とは違う夏道を新鮮に感じながら、下ノ樺~上ノ樺の紅葉を楽しみ、八方池から1時間ほどで丸山。
素晴らしい眺望を堪能し、更に35分ほどで唐松岳頂上山荘に到着。冬道とは違うところで新鮮。

目の前の立山~剣岳を眺め、15分ほどで唐松岳山頂へ登る。 黒菱から約3時間35分ほど。
あれだけ人がいたのに、頂上には誰もいない。 セルフで記念撮影、15分ほど休憩、眺望を楽しむ。
人が登り始めて来たので、牛首に移り昼食をすることにして下山。 山荘まで下り再び牛首へ登り返す。
縦走路は牛首頂上を巻いているので、静かで誰も来ない。 25分ほど休憩後、山荘へ戻り下山へ。

好天に恵まれた紅葉期、下山路ではゴンドラ・リフトを利用した登山者が次から次へと登って来る。
丸山でも大勢が昼食休憩をしている。八方池まで下ると更に大勢が休んでいる。
朝は晴れて見えていた白馬三山も曇で覆われ、池面に映る好景色は眺められない。
トレッキングコース途中のトイレ舎からは、登りとは違うコースから八方池山荘へ下る。

再びリーゼントグラートコースを歩いて下る。 冬はこんなところを滑っているんだと思いを馳せる。
黒菱平からゲレンデ下る一部舗装路、ここが今回のコースで一番きついかも知れない。
唐松岳頂上山荘から約2時間。無事に黒菱駐車場へ戻る。体力的に問題はなく、少し自信が戻った。
片付けを済ませ、帰路は有料日高トンネルを避けて旧道から、約2時間、15時 無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 黒菱林道~林道終点駐車場~黒菱平~八方池山荘
 八方池山荘~八方池
 下ノ樺~扇雪渓~丸山
 丸山~唐松岳頂上山荘~唐松岳
 唐松岳~唐松岳頂上山荘~牛首
 牛首~唐松岳頂上山荘~扇雪渓
 扇雪渓~八方池
 八方池~八方池山荘~黒菱平~黒菱駐車場

 

03:55 自宅出発
05:25 白馬 分岐   約79km
05:55 黒菱 駐車場  約88km   【自宅から約2時間】

06:05 スタート
06:25 黒菱平   (トレッキングコース 入口)
06:50 八方池山荘   (グラートリフト降場)
07:05 石神井ケルン
07:15 第2ケルン
07:25 八方ケルン
07:30 八方池   10分休憩  【黒菱から約1時間25分】
07:50 下ノ樺
08:20 扇雪渓
08:40 丸山           【黒菱から約2時間35分】

09:15 唐松岳頂上山荘
09:40 唐松岳   15分休憩  【黒菱から約3時間35分】
09:55 唐松岳下山
10:10 唐松岳頂上山荘
10:20 牛首    25分休憩

10:50 唐松岳頂上山荘 下山
11:10 丸山
11:25 扇雪渓
11:55 八方池
12:00 第3ケルン
12:07 八方ケルン
12:10 トイレ分岐
12:25 八方池山荘
12:40 黒菱平
12:50 黒菱 駐車場      【唐松岳頂上山荘から約2時間】 【往復:約6時間45分】

13:00 黒菱 出発
15:00 無事帰宅

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