nauhts の山歩き記

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高妻山 (2353m) ③ -戸隠牧場-

2014年04月17日 | 上信越
2014年4月17日(木)
このところ春らしい陽気が続いているが、どうしても春霞でぼんやりしている。
今日の予報も晴れだが、明日から天気が崩れるというので、眺望は諦め出掛けることに。
最初は2005年9月2回目は2010年5月、前回より約4年ぶり3回目の登頂。
前回より1ヶ月早いので、まだ残雪が多いのは覚悟の上。
この時期の平日なので人はいないだろうが、踏み跡がなくルートが分かるかちょっと不安。

朝の温度が4℃、この時期らしい気温だが、日中は20℃を超えそう。
前回と同じ5時25分自宅出発。 地蔵峠~バードライン、現地着6時40分。約66km。
戸隠牧場にもまだ雪が残っており、道路部分だけ一部除雪されて通れるようになっている。
最初はキャンプ場の方へ入ってしまい、そこで朝食を済ませる。
バイクを牧場の方へ移動させ、準備を整え7時10分、登山へ向けてスタート。

車道以外は雪に覆われている牧場を縦断し登山道へ入るが、流石にまだ残雪が多い。
ワカンと迷いながらアイゼンを装着、時々ズボッと膝まで沈み込む。
残雪のお蔭で登山道に関係なく直進出来るが、所々に雪崩の跡もある。
このルート最大の難所の滝越え、左から迂回しトラバース。 やはり気を使う。
牧場から2時間20分ほどで、一不動避難小屋へ到着。前回より10分ほど余計に要した。

 

小屋の中で腰を下ろして10分ほど休憩後、五地蔵山へ向けて出発。
前回は稜線上の雪は殆ど消えていたが、今日はまだ6~7割ぐらいに残雪。
一部踏み跡もルート表示もなく、登山道を見失いそうになるが、何とか上を目指す。
一不動から1時間ほどで、五地蔵山。東側に展望は開けているが、霞でボンヤリしか見えない。
休憩もなく、いよいよ高妻山を目指す。

この辺になると完全に雪に覆われているが、辛うじて踏み跡らしきものが残っている。
いくつかのアップダウンを繰り返し、雪に埋もれた九勢至まで約50分。
いよいよここからが最後の急登。ステップを刻みながらで1時間20分掛けてやっと頂上へ。
前回より50分遅れ、標柱も完全に雪の下。 辛うじて露出している岩に腰を下ろして昼食。
一応記念撮影をし、30分ほどの滞在で早々に下山へ。

 

急坂の下り、最大の注意を要するが、意外とアイゼンの効きが良いので、思ったより楽。
九勢至まで降りると一安心。後は先を急ぐだけ。
30分遅れで下山開始したが、1時間30分掛けて五地蔵山へ着いた時は50分遅れ。
まだ先が長いので少し気が焦るが、取り敢えず一不動を目指す。
道中、腰を下ろして休めるところがないので、避難小屋で小休止の上、下山へ。

下りは直線ルートで下れるので、意外と時間が稼げる。
滝越えも、自分で付けたステップが役に立ち、心配するほどのこともなく通過。
ここの下りで10分ほど回復し、牧場に入りアイゼンを外す。
16時45分、スタートから9時間35分で無事バイクの元へ戻る。
10分ほどで帰り支度をし、来た道と同じルートで、18時20分、無事帰宅。

 

 (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

      2010/05/15  2014/04/17 
 自宅出発   05:25  05:25
 牧場駐車場  06:50  06:40
 登山開始   07:15  07:10
 一不動    09:15  09:20
 五地蔵山   10:15  10:40
 高妻山頂上  12:00  12:50
 下山開始   12:50  13:20
 五地蔵山   14:00  14:50
 一不動    14:45  15:35
 牧場駐車場  16:05  16:45
 無事帰宅   17:45  18:20
      
 登り    4時間45分 5時間40分
 頂上        50分     30分
 下り    3時間15分 3時間25分
 登山(往復) 8時間50分 9時間35分
 自宅~自宅12時間20分12時間55分

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唐松岳(2696m) ⑥ スキー登山

2014年04月01日 | 北アルプス・立山
 過去のスキー登山  2013年4月05日  2012年4月25日  2010年5月1日  2009年4月18日

2014年4月1日(火)
    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

今年も八方尾根スキー場の16ポイント残っている回数券を、実質580円でゲット。
ゴンドラ 8 + アルペンクワット 3 + グラートクワット 3 で2ポイント余る。
下り分がないので、下山コースが確保されている内に行かなければならない。
ここ数日、春のような陽気が続いているので、今週が限度だろう。

朝は冷え込んだが、絶好の好天気になるという予報に、昨日の木島平スキーに続いてお出掛け。
白馬地方は-5℃の予想だが、道路は大丈夫だろうと、バイクに荷物を積み込む。
気温が低いので革靴では無理だろうから、ハードブーツ+ミドルスキーの組み合わせ。
6時30分自宅出発。途中地蔵峠の道路標示は-1℃。昨日よりは道路が乾いているので安心。
平日で渋滞もなく、現地8時00分着。ゴンドラ駅舎前に駐車。約79km。

準備を済ませ、8時20分ゴンドラ乗車。 アルペンクワットを乗り継いで上がる。
グラートクワットは9時からのスタート、まだ20分ほどあるので、歩いて登ることに。
始発で上がった先行者の内、何人かはもう既に歩いて登っている。
9時05分、リフト乗車者とほぼ同時に、八方山荘前に到着。
ここでオーバーパンツを脱ぎ、手袋も薄物に交換し、9時10分、登山開始。

朝の冷え込みで雪が堅い。 最初はシールのみでも登攀可能だったが、八方池を過ぎる頃から、
登り切ることが出来なくなる。 クランポンの持参を忘れたので、板を担いで登ることに。
アイゼンも持ち忘れたので、ハードブーツのみで歩くが、雪が締まっているので、問題なし。
しかし肩に喰い込む荷物の重さが辛い。 ハードブーツなので足の上がりも重い。
小休止を繰り返しながら12時前、3時間弱で唐松山荘上の尾根へ出る。

目の前に聳える剱岳が美しい。眺望を楽しんだ後、荷物をデポして山頂を目指す。
15分ほどで唐松岳登頂。 もっと大勢がいるかと思ったが、1人だけで静かである。
風も弱く、ほぼ無風状態。 昨日は強風で、スキー場のリフトも止まったようだった。
再び眺望を堪能し、15分ほどの滞在で下山。 戻って遅めの昼食を済ませる。

 

昼食後、シールを外し、オーバーパンツ・防寒手袋を装着し、13時25分、下山開始。
先の岩場を降りてからスキー装着の為、板は手に持って下り始める。
左手にストック、右手にスキー板を持ち、ステップ状になった急坂を数歩下ったところで、
何とスキー板の片方が手から漏れて落ちそうになってしまった。
人間の習性か、慌てて掴もうとして、もう片方を持っているのに無意識に掴もうとしてしまった。
当然のことながら、両方の板ともに手から離れ、急斜面を谷底へ向かって流れ落ちていった。

片方は30~40m下で止まったが、もう片方は谷底の遥か下まで落ち、見えなくなってしまった。
テレマークスキーの弱点?、ストッパーがない為、流れ出したら自然に止まるのは厳しい。
以前の登山でもリフトから帽子を落とし、取りに行った時にスキー板を流してしまったことがあった。
板は一番古く、普段あまり使わない物なので、板自体はそれほど惜しくはない。
それより、下山するには回数券は5ポイントしか残っておらず、財布もバイクに於いたままなので、
ゴンドラは使えず、遥か下のゲレンデ麓のバイクの元まで歩いて下らなければならず、ショックを受ける。

気を取り戻し、ブーツを緩め歩行状態にし、アイゼンもないので慎重に下山を始める。
途中まで下りると身体が暑くなり、オーバーパンツやウェアを脱ぎ、手袋も薄手に交換。
1時間30分ほどで八方山荘まで下り、グラートリフトは脇を歩いて下る。
ゴンドラには不足するので、5ポイントの内、3ポイントを使い、アルペンクワットに乗車下山。
兎平から麓までゲレンデ脇を歩きながら下り、16時前に無事下山。 トータル 約7時間30分。
帰り支度を済ませ、16時05分帰宅へ。 同じ道を戻り、17時30分、無事帰宅。

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