nauhts の山歩き記

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餓鬼岳(2674m)②  - 白沢 -

2016年10月15日 | 北アルプス・立山
2016年10月15日(土)
今年は山歩きに適するような天候になる日が少なかったが、ここへ来てやっと少し晴れるようになった。
先週7日には、谷川岳馬蹄形縦走をしたところだが、今週も金~土~日と晴れるという予報。
休日は出来るだけ動かないようにしている為、昨日金曜日にお出掛けを計画。

妙高~火打、八丁尾根~甲斐駒、八ヶ岳主峰縦走、と迷ったまま金曜日の朝を迎える。
4時前に起きて空を見ると、どんより曇っており星も見えずに、お出掛け意欲が萎えてしまった。
10時過ぎまで山は見えなかったので、結果的には正解だったかも知れない。
しかし今日は朝から晴れるという予報に、休日ながら出掛けないのは勿体ない。

今シーズンの夏山は、今日が最終で山小屋を閉めるところが多く、今週がラストになるところが多い。
休日の好天気で、何処へ行っても混みそうなので、メジャーなところを避け、マイナーところで計画。
餓鬼岳~唐沢岳は、3年前に訪れているが、混んでも数人程度の静かな山歩きが出来るだろう。
紅葉にも期待しつつ、満点の星空を見ながら、4時10分、自宅出発。

自宅から1時間25分ほど、登山口の手前から路上駐車しており、予想外の車の数に少し戸惑う。
2~3台は覚悟していたが、入口付近の狭い部分に何とか駐車、全部で20台以上停まっている。
後から来る車は停めるところがないので、林道の奥の方へどんどん入って行くが、停められるだろうか。
準備を済ませて5時45分スタート。予定では唐沢岳往復して12時間、明るい内に戻れるかギリギリ。

林道から登山道に入り、暫くは川沿いに歩く。 何ヶ所かに渡渉用の橋が架かっているが、冬季は外される。
1時間20分ほどで、最終水場。小休止の上、1.5リットルほど水を汲みスポーツドリンク作成。
ここから大凪山まで1時間10分ほど、眺望はない。 ここのガレ場の登りが意外ときつい。
更に白ナギまで50分ほど、百曲がりを45分ほど登ると、餓鬼岳小屋。  【登山口から4時間10分】

 

3年前の前回とほぼ同タイムで登れたが、今回はかなり頑張って登った感じで、やはり年齢の衰えは隠せない。
頂上まで数分、好天気に恵まれ360°の眺望に大満足。 苦労して登って来た甲斐があるというもんだ。
途中で先行者を11人ほど抜いたが、頂上には誰もおらず一人占め。10分ほど休憩後、唐沢岳へ向けて縦走。
展望台まで行ったが、先の餓鬼のコブから唐沢岳に掛けて、数回のアップダウンがあり、思いやられる。

特に餓鬼のコブまでの下りは、帰りも登らなければならないと思えば、今の体力ではかなりきつい。
いろいろ考えている内に、徐々に意欲が萎えて、唐沢岳は前回行ったからいいかと諦めモードに。
行かないとなれば時間は充分余り、ゆっくりしていても明るい内には下山出来るだろう。
眺望を堪能しながら早めの昼食を摂り、40分ほど休憩後、稜線の岩塊を歩ながら餓鬼岳へ戻る。

昼前で3人ほどが休憩中。ここでも再び10分ほど休憩し、小屋まで下り少し離れたテント場を偵察。
既に4張が展張中、窪地で風除けには良いところだが、後2~3張程度で満杯で狭い。
再び小屋まで戻る。今日は好天の宿泊最終日、予約で満杯のようで、離れの方まで宿泊準備中。
展望テラス?で暫し休憩。 ゆったり過ごしたが、12時20分下山へ。     【頂上滞在:2時間25分】

 

下山中、午後になっても、これから登って来る人に25名ほど行き会った。
中にはテント泊装備をしている方がいたが、今からでは展張スペースがなく、どうするのだろう。
1時間15分ほどで大凪山。ここまで意外と長く感じたが、まだ半分にも来ていない。
最終水場まで更に55分ほど。 ここで小休止、顔と手を洗いサッパリする。

流石に下りは脚への負担が大きく、先日の谷川岳馬蹄形縦走よりきつく感じる。
後は川沿いに下り、15時40分、登山口へ戻る。 【下り:小屋から3時間20分】 【トータル9時間55分】
数台分のスペースは空いたが、まだ沢山の車が停まっている。 大半は宿泊組だろう。
帰り支度を整え、15時50分帰宅へ向けて出発。若干夕方の渋滞に巻き込まれながら、17時45分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

  白沢登山口~大凪山~餓鬼岳小屋
  餓鬼岳小屋~餓鬼岳~展望台
  展望台~餓鬼岳
  餓鬼岳~餓鬼岳小屋~大凪山
  大凪山~最終水場~白沢登山口

 

04:10 自宅出発
05:35 白沢登山口着    修那羅峠~麻績~八坂 越えで約75km

05:45 準備を済ませてスタート
06:45 魚留メの滝
07:05 最終水場      給水 5分休憩
08:20 大凪山
09:10 白ナギ
09:55 餓鬼岳小屋                      【登り:4時間10分】

10:00 餓鬼岳(2647m)
10:30 展望台       早めの昼食を摂りながら40分ほど休憩
11:10 唐沢岳を諦め 餓鬼岳へ戻り始める
11:45 稜線の岩塊を超えながら餓鬼岳頂上
12:00 餓鬼岳テント場視察後 小休止
12:20 下山へ                       【頂上滞在:2時間25分】

12:50 白ナギ
13:35 大凪山
14:30 最終水場      5分休憩
14:55 魚留メの滝
15:40 白沢登山口 《32800歩》【下り:3時間20分】【トータル9時間55分】

15:50 帰宅へ向け出発
17:45 無事帰宅

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谷川岳馬蹄形縦走 ② (白毛門 → 左回り →西黒尾根)

2016年10月07日 | 上信越
2016年10月7日(金)
最近はスカッと晴れて好天気になる日が非常に少なく、連日曇りがちの日が多い。
里は晴れていても、山の方には雲が掛かっており、お泊りは勿論、日帰り登山も厳しい日が続いていた。
台風18号一過で昨日~今日と晴れる予報だったが、昨日は雲が多く、お出掛けは見合わせていた。
スカッと晴れるのは今日だけで、明日からの三連休の天気は再び芳しくないようだ。

今年の6月に登った鋸岳から見た、八丁尾根から甲斐駒ヶ岳も歩いてみたいし、
昨年歩いた谷川岳馬蹄形縦走の逆回りと、どちらも強行日帰りでかなり厳しい行程で迷った。
本来はテントか避難小屋での一泊で予定していたものだが、好天気が続かないので、決行することに。
歳と体力を考えると、20km・10時間を超えるような山歩きは、もう控えた方が良いだろう。

最近は陽が短くなって来ているので、13時間の行程ではヘッ電が必要になる。
明るくなった5時半スタートの予定をするが、早く目が覚めたので、早めに自宅出発。
現地4時40分、まだ真っ暗。 既に車が10数台停まっており、出発準備をしている間にも、
次から次へと車がやって来る。 準備を済ませ予定より40分早く、ヘッ電を点けてスタート。

最初からかなりの急登、昨年もヘッ電での下りだったので、この辺の景色はまだ見たことがない。
10分もすると汗ばみ、上着を脱ぎシャツ1枚と半指グローブに交換。 30分ほどでヘッ電消灯。
明るんで来ると谷川岳方面の稜線はガスで覆われており全く見えない。日中の好天を期待して登る。
1時間40分ほど、松ノ木沢の頭まで登ると眺望が開けるが、谷川岳稜線のガスは一向に晴れない。

ここまで上がると稜線上は、北からの寒風が吹き晒している。
外気温10℃前後ながら、10m/S以上吹いているので、体感温度は0℃ぐらい。
東側に沿った登山道では風が遮られ、太陽の直射も当たり、体感温度は20℃ぐらいで、温度差が激しい。
着たり脱いだり、忙しい。

白毛門方面も頂上付近もガスに覆われ見えないが、薄日が当たる部分の紅葉が美しい。
最悪ガスが晴れなければ引き返すか、朝日岳の後、清水峠から下山することにし、先へ向かう。
やがて時折ガスが流れて青空も見えるようになって来たので、回復するだろう。
白毛門、笠ヶ岳、を通過し、4時間ほどで朝日岳。 若干残っているが、ガスは殆ど晴れた。

暫し眺望を楽しんだ後、清水峠へ向けて下る。 昨年の登りはきつかったが、下りも結構きつい。
1時間20分ほどで清水峠。 避難小屋に入り、早めの昼食休憩。 好天気になったので、縦走継続。
15分休憩後、後半戦へ。 とはいえ、まだ半分も来ていないので、先が思いやられる。
七つ小屋山から蓬峠までは山歩きが楽しめる絶好のコース。 逆光なので写真撮影が難しい。

蓬峠から武能岳への登りもきついが、茂倉岳へ向かう下りと登り返しがかなりきつい。
ここで体力を大分使い果たし、茂倉岳避難小屋へ逃げ込み泊りたいと思ったほど。
しかし財布、寝袋一式を持っていないし、明日は天気が崩れる予報なので、頑張って下山することに。
もう歩き出して9時間を超えている。 残りの下りを4時間ほどで下りられるだろうか。

一ノ倉岳を過ぎ、谷川岳オキの耳までが意外と長く感じ、ここでもかなりタイムオーバー。
オキの耳で写真撮影を済ませ、トマの耳に向かう。 体力の限界を感じ、暫し休憩。
これから下る西黒尾根もかなりきつい。2時間半ぐらいで下らないと暗くなってしまうだろう。
脚にかなり来ているので、岩場の下りでスピードが上がらず、暫し立ち止まりの小休止。

ラクダの背からの下りがかなり長く感じ、西黒尾根登山口へ降りたのは、薄明りギリギリの17時半過ぎ。
登山指導センター前の水場で顔と手を洗いサッパリし、車道を駐車場まで、スタートから13時間で戻る。
コースタイム17時間45分、x0.73なら上出来だろう。 約45800歩、思ったより多かった。
帰り支度を整え、来た道と同じ道を戻り、20時15分、無事帰宅。  トータル:17時間25分。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 土合橋駐車場~松ノ木沢の頭~白毛門
 白毛門~笠ヶ岳~朝日岳
 朝日岳~ジャンクションピーク~清水峠

 清水峠~七つ小屋山~蓬峠~武能岳
 武能岳~茂倉岳~一の倉沢岳~谷川岳
 谷川岳~西黒尾根~土合橋駐車場

 

02:40 自宅出発              満天の星空に好天気が期待される
04:40 土合橋駐車場着(685m)    約117km  途中、長野原の道路標示8℃

04:50 準備を済ませ、真っ暗な中をヘッ電を点けてスタート
06:30 松ノ木沢の頭(1484m)     ここの登りが意外ときつい
07:05 白毛門(1720m)         稜線のガスが気になるが、周りの紅葉が美しい
07:50 笠ヶ岳(1852m)         ガスが晴れたり掛かったり
08:50 朝日岳(1945m)        ガスが消え始め眺望が楽しめる
09:15 ジャンクションピーク(1931m)
10:20 清水峠(1450m)        約16900歩    【スタートから約5時間30分】

10:35 避難小屋で昼食休憩後、後半戦へ向けてスタート
11:20 七つ小屋山(1674m)
11:55 蓬峠(1529m)          ここのテン場で泊ってみたい
12:40 武能岳(1759m)
14:10 茂倉岳(1978m)        体力の限界を感じるが、頑張って下山することに
14:30 一ノ倉沢岳(1974m)
15:15 谷川岳 オキの耳(1977m)
15:25 谷川岳 トマの耳(1963m)
16:20 ラクダの背(1515m)      西黒尾根を下る
17:35 西黒尾根登山口(801m)
17:50 土合橋駐車場(685m)     車道を戻る   約45800歩 【縦走:約13時間】

18:00 帰り支度をし帰宅へ
20:15 行きと同じ道を戻り、無事帰宅           【トータル:17時間25分】

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