nauhts の山歩き記

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鹿島槍ヶ岳 (2890m) ④   ― 赤岩尾根(ピストン)―

2018年09月18日 | 北アルプス・立山
2018年9月18日(火)
今年は台風や秋雨前線の活発化で、好天気になる日が少なく、3日以上続く日が訪れない。
テント泊の縦走をしたいが、晴れる日を狙っての日帰り登山になってしまう。
今日~明日は先ず先ずの天気になり、その後は曇り~雨の日が暫く続くようである。

鹿島槍ヶ岳は過去3回登っているが、何れも赤岩尾根からの日帰りピストン登山。
初回は08年10月2回目が12年10月前回が15年6月で、3年ぶりの登山となる。
次は縦走でと思っていたが、天気とテント泊地と車の回収計画が上手く合わず未実施。
今年は本格的な山歩きが少ないので、先日の阿弥陀岳~赤岳に続いて、日帰りで出掛けることに。

4時に目が覚め外を覗くと星空、北アルプス方面には若干雲があるが、予報を信じて出発。
途中で給油をし、夜間無料の日高トンネルを通り、5時55分、現地着。 約78km。
車が3台駐車しているが、橋を渡った奥側に駐車。 急いで準備を済ませ、6時スタート。
まだ紅葉は始まっていない。 最初の約3kmほどの林道歩きが意外と長く感じる。

45分ほど歩き西俣出合から登山道に入る。行き成りの急坂で、身体が慣れるまでの30分が辛い。
上空にはガスが掛かり登山道以外の眺望はなく、高千穂平までの1時間半ほどはつまらない。
高千穂平で10分ほど休憩。チラチラ稜線が見えるので、これから天気の回復を期待する。
この先若干紅葉が始まっており、時折見える稜線に期待が膨らむ。

赤岩尾根を登り、9時20分、冷乗越の稜線に出ると、目の前に立山~剣岳がドンと構えている。
一旦下り登り返し冷池山荘で10分ほど休憩。 ガスが晴れたり掛かったりで、ヤキモキする。
テン場を通り稜線を45分ほど登ると布引山。稜線には登山者が数名行き来している。
11時前、大谷原から約5時間、鹿島槍ヶ岳南峰。ガスの晴れ間から覗く眺望が素晴らしい。

 大谷原 ~ 西俣出合 ~ 高千穂平
 高千穂平 ~ 赤岩尾根 ~ 冷乗越
 冷乗越 ~ 冷池山荘 ~ 布引山 ~ 鹿島槍ヶ岳南峰

 

 

さっと眺望写真を撮った後、北峰へ向かう。ここの下り登りが一番厳しいところ。
20分ほどで北峰。残念ながら辺りはガスに覆われ、全く眺望が無くなってしまった。
取り合えず先行者に記念撮影をお願いする。 晴れるのを待ちながら昼食休憩。
一向に晴れる気配がないので、25分ほどの滞在で下山、南峰へ向かう。

家に帰ってから気が付いたのだが、シャッターを押して頂くためにカメラを渡した後、
タッチパネルの液晶画面に触れられたようで、オートにしていたISOの設定がが「10000」に
なってしまっていた。以後の写真はISO10000で撮影されており、画像が荒く、画面が明る過ぎ。
補正で誤魔化すが修正しきれずに、イマイチ仕上がりに満足がいかない。

北峰から20分ほど南峰へ戻る。丁度お昼の時間帯、数名が休憩しており、何名かが登って来る。
若干ガスが回復したものの午前中よりは悪化。これ以上の眺望は期待出来ないので15分ほどで下山へ。
布引山へ下る途中、左脚太ももが攣り暫し宥める。南峰から1時間弱、冷池山荘で5分ほど休憩。
山荘周辺の紅葉はかなり進み綺麗。 冷乗越まで最後の登りを頑張り、分岐から赤岩尾根を下山。

途中、もうガスで稜線方面は全く見えずに、ただ下るだけ。高千穂平で最後の休憩。
うんざりするほど長くて急坂を下り、15時10分、西俣出合まで下る。
後は林道歩き、これがまた長い。35分ほど掛かり、やっと大谷原駐車場へ戻る。
早々に片付け、帰路は日高トンネルを避け旧道から、17時40分、無事帰宅。

 鹿島槍ヶ岳南峰 ~ 北峰 ~ 南峰
 鹿島槍ヶ岳南峰 ~ 布引山 ~ 冷池山荘 ~ 冷乗越
 冷乗越 ~ 赤岩尾根 ~ 高千穂平 ~ 西俣出合 ~ 大谷原

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 行 程   【日帰り 単独行】 距離①08/10/18②12/10/09③15/06/29④18/09/18
自宅発  04:00 04:30 03:53 04:20
大谷原登山口  05:40 05:50 05:51 05:53
スカブー
スカブー
ハイゼット
ハイゼット
登山スタート
0km
 06:00 06:00 06:03 06:00
西俣出合  3.2 06:45 06:44 06:45 06:45
高千穂平  4.7 08:10 08:08 08:10 08:15
冷乗越  5.9 09:10 08:59 09:12 09:20
冷池山荘  6.4  09:07 09:21 09:28
布引山  7.9 10:25 10:01 10:21 10:25
鹿島槍ヶ岳 南峰  9.0 11:00 10:36 11:01 10:58
鹿島槍ヶ岳 北峰  9.5 11:50 11:07 11:33 11:22
  登 り   5-50  5-07  5-30  5-22
  休 憩   0-20  0-28  0-27  0-24
鹿島槍ヶ岳 下山  9.5 12:10 11:35 12:00 11:46
鹿島槍ヶ岳 南峰 10.0 12:40 12:01 12:29 12:07
布引山 11.1 13:05 12:28 13:03 12:45
冷池山荘 12.6  13:06 13:37 13:17
冷乗越 13.1 14:00 13:20 13:56 13:33
高千穂平 14.3 14:35 13:45 14:34 14:06
西俣出合 15.8 15:45 14:58 15:38 15:10
大谷原登山口 19.0 16:20 15:40 16:14 15:46
  下 り   4-10  4-05  4-14  4-00
  往 復   10-20  9-40  10-11  9-46
      
帰宅へ    16:19 15:52
帰宅    18:05 17:39
  (着時間:途中の休憩時間を含む)

大谷原登山口(標高1070m) - 鹿島槍ヶ岳南峰(標高2890m) 標高差1820m
距 離 : 登山口 ~ 鹿島槍ヶ岳北峰   約 9.5km × 2 (往復)

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阿弥陀岳 ⑦ ~ 赤岳 ⑩  -舟山十字路  南稜~中央稜 ー

2018年09月06日 | 八ヶ岳
2018年9月6日(木)
一昨日、最大級の台風21号が通過していったが、昨日の朝まで影響が残っていた。
昼前からは台風一過の好天気になって来たが、大量の雨風で登山道は荒れてると思われ見合わせる。
今日は夕方まで晴れ、夜から来週後半まで曇り~雨の天気が続くようで、貴重な晴れ間になりそう。

鹿島槍ヶ岳、甲斐駒ケ岳と迷ったが、こちらはお泊り縦走で周りたいので、久しぶりの八ヶ岳へ。
阿弥陀岳~赤岳は最近ご無沙汰、15年9月12日の周回縦走以来、約3年ぶりとなる。
何時もと同じではつまらないので、阿弥陀岳南稜は1度しか登っておらず、中央稜は未踏なので、ここへ。
南稜の初登攀は09年9月6日、2回目を10年11月27日に挑戦したが、凍結によりリタイヤ

4時30分自宅出発。白樺湖を越えエコーライン上里交差点より約7km、舟山十字路へ。
5時50分現地着。約70km。 既に10台ほど停まっているが、山小屋泊まりの人もいそう。
準備を済ませ6時5分スタート。林道を約25分ほど歩き、立場山稜線へ向かう分岐路から入山。
稜線までは10分ほどだが急登。稜線手前で右脚脹脛後上部に刺すような痛み、地蜂に刺される。

大した痛みではないが、不安を抱えながら稜線を1時間10分ほど歩くと立場山。眺望は全くない。
5分ほど休憩し先に進む。青ナギからは少し眺望が開ける。更に進むと無名峰へ。ここからが正念場。
P3手前でおやつと飲水の小休止。ここでヘルメット装着、ステッキ格納で岩登りに備える。
ルンゼ取付きまで一旦少し下り、岩溝に取り掛かる。ロープもクサリもなく、自分の手だけが頼り。

斜度50度ぐらいか?。昨日の雨がまだ残っており、岩肌は濡れて滑り易く緊張しながらも慎重に。
最狭部を過ぎると少し斜度も緩み、緊張も少し解れる。約15分掛かり、稜線へ出るとホッとする。
後は普通の岩登りで9時35分、阿弥陀岳登頂。 舟山十字路から南稜経由、約3時間30分。
頂上には5名ほどが休憩中。写真を撮って頂き、下るには早いので、赤岳を往復することに。

赤岳へ向かう下りもかなりの斜度の岩場だが、ここは何度か通っているので慎重に下れば問題ない。
中岳のコルから再び登り返し、中岳で小休止した後、再び下り、コルから赤岳へ登る。
途中、文三郎尾根からの登山者も合流し、結構な人数が行き来している。クサリ場を登り、赤岳頂上へ。
少し雲が多めながら素晴らしい眺望。ここにも大勢が休憩している。10分ほどの滞在で11時下山へ。

 舟山十字路 ~ 立場山 ~ 無名峰
 南稜 無名峰 ~ P3 ~ 阿弥陀岳
 阿弥陀岳 ~ 中岳 ~ 赤岳

 

下る途中、竜頭峰へ寄る。往復10分ほど。再び阿弥陀岳を目指して下り、コルから中岳へ登り返す。
誰もいない中岳で昼食休憩。20分ほど休んだ後、再び下り、再度阿弥陀岳への急登を登る。
12時25分、休憩・竜頭峰・昼食を含め往復約2時間45分で、本日2回目の阿弥陀岳頂上。
流石に昼を過ぎると2名しかおらず、一人は直ぐに下山して行った。5分ほどで西の肩へ向かう。

10分ほどで行場~摩利支天を通り西の肩。 数メートル下り御小屋尾根ルートから中央稜へ。
上から見るだけでも結構な急坂に見える。実際に下りると、更に大変。登りでは使いたくなりコース。
25分ほどで迷い易い箇所あり。以前にネットで見ていた情報で、目印にあるタオルの所から下るとのこと。
踏み跡に従って進むと、どうもコースが違う。5分ほどで再び先ほどの分岐まで戻り、左へ折れる。

所々で踏み跡が荒れているが、何とか下る。案内のテーブも疎らで、自らルーファイが必要。
急坂を1時間半ほど下ると、少し平になり河原も見えてくる。 河原に寄り、顔を洗いサッパリ。
汲水をした後、再び下るが、ここからはルートが不明になり、河原に沿って適当に下る。
やがて堰堤が見えて来て、ここを越えると何となく踏み跡。少し進むと林道跡に出て、ホッとする。

後は林道を下るだけ。朝の南稜ルートの分岐を過ぎ、御小屋尾根分岐を過ぎ、約25分ほどでゲート。
阿弥陀岳から約2時間15分。往復 約8時間45分ほどで、無事に舟山十字路駐車場へ下山。
先ほど汲水して来た水でお湯を沸かし、コーヒーを飲みながら片付け帰宅準備。
15時15分、帰宅へ向け出発。 途中、道の駅でトイレ休憩を済ませ、16時55分、無事帰宅。

 赤岳 ~ 竜頭峰 ~ 中岳 ~ 阿弥陀岳
 阿弥陀岳 ~ 中央稜 ~ 舟山十字路

 

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:30 自宅出発
05:50 舟山十字路 駐車場 約70km

06:05 スタート
06:30 林道分岐
06:40 立場山登山道 稜線
07:50 立場山頂上 小休止 約5分
08:30 無名峰
09:05 P3ルンゼ 通過に約15分
09:35 阿弥陀岳頂上 【舟山十字路から 約3時間30分】

09:40 阿弥陀岳下山 赤岳へ向かう
10:05 中岳 小休止 約5分
10:50 赤岳頂上 小休止 約10分 下山
11:05 竜頭峰 ピストン
11:35 中岳 昼食休憩 約20分 下山
12:25 (本日2回目)阿弥陀岳頂上 【赤岳ピストン 約2時間45分】

12:40 阿弥陀岳西峰から中央稜下山
13:05 中央稜 分岐
14:10 河原 小休止 約10分 顔と手を洗い汲水
14:30 林道 合流
14:55 舟山十字路 駐車場 【阿弥陀岳から 約2時間15分】【約8時間45分】

15:15 帰宅へ向け 舟山十字路 出発
16:55 途中 道の駅でトイレ休憩を入れ 無事帰宅

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