nauhts の山歩き記

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蝶ヶ岳(2677m)② ~ 常念岳(2857m)② - 三俣 - (日帰り)

2013年09月29日 | 北アルプス・立山
2013年9月29日(日)
槍ヶ岳~穂高岳の縦走から10日経ち、そろそろ身体が鈍り始めている。
今週の天気予報は曇りのち晴れが多く、降水確率も30~50%で、山へは行けそうもない。
日曜日は避けたいところだが、降水確率0%で絶好のお出掛け日和だというので山行きへ。

先日の縦走で笠ヶ岳も常念岳も綺麗に見えていたので、今度は向こうから眺めて見よう。
笠ヶ岳の日帰りは無理なので、常念~蝶から歩いたコースを見返してみよう。
三俣から5年前と逆で、蝶ヶ岳~常念岳コースを歩く。

 

04:30 自宅出発。気温11℃
05:55 三俣駐車場。 現地まで76km
06:20 朝食と準備を済ませスタート
09:00 蝶ヶ岳(2677m)。 【登り:2時間40分】
09:20 20分休憩後、常念岳へ向かい出発
12:00 常念岳(2857m)。 【縦走:2時間40分】
12:30 昼食兼用30分休憩。下山へ
15:05 三俣駐車場。     【下り:2時間35分】
15:20 帰宅へ向け出発
16:55 無事帰宅

三俣の駐車場には約70台停まるが、もう既にほぼ満杯。
手前の路上にも10数台が駐車しており、流石に日曜日だと感じる。
昨日もほぼ好天気だったので、泊りの週末登山者も多かったのだろう。
登りや縦走、下山中にも大勢と行き会った。

蝶ヶ岳の稜線へ出ると、穂高連峰が直ぐ目の前に迫って来る。
先日縦走しただけあって、凄く懐かしく親しみを感じる風景。
穂高山荘や北穂高小屋も肉眼でハッキリと見える。
残念ながら、ジャンダルムは前穂高岳の陰で見ることが出来ない。

24~2500mから上はもう紅葉(黄葉)が始まっており、色が変わっている。
今回は2回目であるが、コース順も季節も違うので、新鮮に感じる。
今回の蝶→常念のコースの方が、前回の常念→蝶のコースより、易しく楽である。
それほど厳しいコースではないが、三俣~前常念岳の間の一部がちょっと大変。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

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北アルプス縦走 (槍ヶ岳~穂高岳~西穂高岳) -新穂高温泉-

2013年09月19日 | 北アルプス・立山
2013年9月17日(火)~19日(木)
昨日の日本を直撃した台風18号一過後、暫くは好天気続くという天気予報に、
これはもう山へ行くしかないと、予てから念願の北アルプス縦走に出掛けることに。

   

台風通過中に心配しながら荷物を揃え準備万端、17日早朝03時30分、自宅出発。
ETC割引きが利くので有料安房トンネルを利用、現地駐車場05時45分到着。130km。
登山者用無料駐車場の最上段に停め、朝食と準備を済ませ、06時15分、登山スタート
県道を少し歩き、ロープウェイ駅の前から右俣林道を槍平へ向かう。
林道を途中より夏道でショートカット、穂高平避難小屋へ出る。
ここでトイレ休憩を済ませ、再び林道を歩き始める。

いくつかの沢を越え09時30分、槍平小屋へ到着。 駐車場から3時間15分。
ここで今日の行程のほぼ半分。 15分ほど休憩、水を補給し、再スタート。
飛騨沢の川が消える頃になると、前の方に西鎌尾根の稜線が見え視界が開ける。
目の前に槍ヶ岳山荘が見えると間も無く千丈分岐点、ここで20分ほど昼食休憩。

左側の登山道を30分ほど登ると、西鎌尾根の千丈乗越へ出る。
ここから直ぐ先に、槍ヶ岳と山荘が見えるが、ここからがちょっときつかった。
標高差350mほどだが、脚が攣ったりし休憩も多く、1時間20分ほど掛かってしまった。
13時35分、槍ヶ岳山荘到着。槍平小屋から休憩含め3時間50分ほど。 【7時間20分】

先ずは山荘へ寄り、キャンプ場の申し込み。 場所を指定されるので、早めの到着が望ましい。
テント1泊700円。水は有料、1リットル=200円。ガソリンより高い。2リットル購入。
指定された7番へ荷物を降ろし、先ずはお湯を沸かしてコーヒーで一服し、槍ヶ岳頂上へ向かう。
頂上まではクサリ場とハシゴで15分ほど。 360°の眺望に大満足。

20分ほど眺望を堪能し下山、テン場へ戻りテントを張る。
30張ほどのテン場も徐々に埋まり、今日は23張ほど。
夕食をしながら綺麗な夕陽を眺め、18時過ぎ日没と同時に、ほぼ満月が昇る。
外気温9℃、19時就寝、テント内13℃。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

初日:9月17日(火)快晴
03:30 自宅出発。青木峠~梓川堤防~有料安房トンネル。平湯=気温3℃
05:45 新穂高温泉、登山者用無料駐車場。 自宅から130km
06:15 朝食と準備を済ませスタート
07:00 右俣林道を夏道をショットカットし、穂高平避難小屋前へ
07:15 トイレを済ませ15分休憩。再び林道を歩き始める。
07:50 白出沢出合。林道はここまで
08:45 滝谷を渡る
09:30 槍平小屋。 駐車場から3時間15分
09:45 水は豊富に流れたっぷり補水。15分休憩後出発
11:20 千丈分岐。 目の前に槍ヶ岳山荘が見える
11:40 昼食兼用の休憩をし、再出発
12:10 千丈乗越。 西鎌尾根の稜線へ出る
13:35 途中、脚が攣り何度か小休止しながら、槍ヶ岳山荘。【駐車場から7時間20分】
13:55 山荘で受け付けと水を購入し、指定されたテン場へ。
14:20 インスタントコーヒーで一服後、槍ヶ岳(3180m)を目指して出発
14:35 槍ヶ岳頂上。360°の眺望に大満足
14:55 下山
15:10 テン場へ戻り、テント設営
18:03 夕食を済ませ、日没を迎える
19:00 就寝、外気温9℃、テント内13℃

 

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翌18日、午前3時過ぎ、トイレへ行く為にテントを出ると、西の空に満月。
月明かりの為にライトも必要ないほど。 その為に満天の星空が見ることが出来ない。
テント内9℃、外気温3℃。風が無いので意外と寒くない。
もう寝れないので着替えてテント内の荷物を片付け、朝食も済ませる。

5時前、薄明るくなり始めた頃ヘッ電を付け、ご来光を拝む為に、再び槍ヶ岳の頂上へ向かう。
もっと大勢がいるかと思ったが先人は2人、後から5人ほど登って来たがちょっと拍子抜け。
05時27分、浅間山の右側からご来光。 朝陽が当たる景色を眺め下山。
テン場へ戻りテント撤収。 07時過ぎ、穂高山荘を目指し縦走スタート。

大喰岳までは20分。更に30分ほどで中岳。ここから1時間で南岳。
直ぐ下の南岳小屋までは7分ほど。 槍ヶ岳山荘テン場から2時間10分。
ここからが本格的な山歩き。 急坂・クサリ・ハシゴ多数、アップダウンの繰り返し。
キレットを越え、1時間40分ほどでA沢のコル。ここでザックを降ろし、20分ほど昼食休憩。

再度気を入れ直し、飛騨泣きと呼ばれる急登を1時間15分ほど掛け北穂高小屋へ。
ここのテラスから見る槍ヶ岳は素晴らしい。直ぐ下には涸沢も見える。
1リットルの飲料水が2割ほどしか残っていないので、500ml=100円を補水。
15分ほど休憩し、3分ほどで北穂高岳頂上。12時45分。テン場から5時間40分。

何度かのアップダウンを繰り返し、クサリ・ハシゴでいくつかのピークを越える。
先の奥穂周辺には雲が掛かり始め、ちょっと気が焦るが、脚が思うように進まない。
涸沢岳への登りも意外ときつく、北穂から約2時間、14時50分頂上へ。
頂上からは穂高岳山荘が直ぐ下に見え、20分弱で到着。 【槍ヶ岳山荘から8時間05分】

先ずは小屋へ寄りテン場の受け付けをし700円を払い、水2リットル=300円を購入。
ここのテン場は予約指定ではなく、先着順に好きな場所へ。
急斜面の狭いテン場は既に半分位埋まっており、空いているのは2~3ヶ所のみ。
避けてくれとは言われたが、広く空いているヘリポート周辺に適地を確保。

先ずはお湯を沸かしてコーヒーで一服。テントを張り終える頃には、次から次へと埋まっていく。
夕食を終える頃には37張ほどで、ヘリポートも満杯に。下に見える涸沢より多そうだ。
夕陽は残念ながら雲が掛かり見えない。今夜はテント同士が近いので、若干うるさそうだ。
夕べの月明かりに懲りたので、アイマスクと耳栓を着けて就寝。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

2日目:9月18日(水)快晴
03:10 起床トイレへ。 西の空には満月
04:40 朝食とテント内荷物を片付け、再び槍ヶ岳頂上へ向かう
04:55 槍ヶ岳頂上。 先人2名、まだ夜は明けない
05:27 浅間山の右側からご来光
06:00 下山
06:15 テン場へ戻り、テント撤収
07:05 穂高岳へ向けて縦走開始
07:10 飛騨乗越
07:25 大喰岳(3101m)。山頂は広い
07:55 中岳(3084m)
08:40 天狗原分岐
08:55 南岳(3033m)
09:15 南岳小屋
10:55 キレット、長谷川ピークを越え、A沢のコル
11:15 ザックを降ろし、早めの昼食を済ませ、再出発
12:30 飛騨泣きの急登に喘ぎながら、北穂高小屋へ
12:45 北穂高岳(3106m)
14:45 何度かのアップダウンを繰り返し、涸沢岳(3103m)へ
15:10 穂高岳山荘(2983m)。      【槍ヶ岳山荘から8時間05分】
15:30 テン場の適地を探してウロウロ、ヘリポート脇へ落ち着く
17:45 雲が掛かり日没を見るのを諦め、テント内へ引っ込む

 

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翌19日、耳栓を着けているのに、夜中に強風でテントが煽られるバタバタ音で目が覚める。
このまま天気が崩れたらヤバイなと思いながらもウトウトとしていると、やがて静まった。
夜明け、西の空には満月。やがて東の空からは太陽が昇り、今日も良い天気だ。
テント内7℃、テント内で朝食を済ませ撤収。 05時45分スタート、外気温1℃。

山荘の目の前からクサリ・ハシゴの急登、35分ほどで奥穂高岳頂上へ。
ここでも360°の眺望を楽しみ、最大の難所を越えジャンダルムへ。
奥穂から50分、天使がいるジャンダルムのトップに立つ。
ここから西穂高岳までも、何度かのアップダウンで厳しい。

西穂独標を過ぎると厳しさも収まり、普通の山歩きとなる。
12時18分、西穂山荘へ到着。 ここのラーメンが有名なのでちょっと贅沢をする。
900円、わざわざ食べに来る人もいるというが、それほどでもなく、ごく普通。
ラーメンを食べていると、今日何度も一緒になった若者二人組と再び会う。

ジャンダルムでは写真を撮って貰ったし、途中では何度か会話も交わしている。
後から写真を見ると、最初の奥穂高岳からほぼ一緒に歩いているのがわかる。
三人揃って記念撮影をし、一緒に下山することに。
歩いて下りようかとも思ったが、下山道は不明瞭で迷い易いというので、ロープウェイを利用。

13時45分のロープウェイに間に合うかとも思ったので13時少し前に山荘を後にする。
途中の旧ボッカ道への入口にはロープが張ってあり、その先は踏み跡はあるが藪になっている。
ロープウェイ山頂駅へ着いたのは13時44分、既に改札は閉め切られていた。
次の14時15分発に乗ることにし、山頂駅屋上の展望台で景色を眺める。

ロープウェイ片道1500円。8kg以上の荷物は別に300円必要だが、8kgとして貰った。
標高差950mほどの下りも20分ほどで、アッという間に新穂高温泉まで下ってしまった。
歩いて下っていたら、3時間近く掛かったかも知れないので、贅沢だが正解だったろう。
若者二人とはここでお別れし、駐車場まで10分ほど歩き、無事バイクの元へ戻る。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

3日目:9月19日(木)快晴
04:30 起床トイレへ。夜中の強風も収まり、西空に満月
05:27 朝食を済ませ、荷物を纏めテント撤収中にご来光
05:45 穂高岳山荘出発
06:20 奥穂高岳(3190m)。ここでも360°の眺望を楽しむ
06:30 北アルプス最大の難コースを歩く為に出発
07:20 馬ノ背のナイフブリッジを越え、ジャンダルム(3163m)へ立つ
07:30 天使に会い、下山へ
08:30 天狗のコル。岳沢への分岐
08:55 天狗岳(2909m)
09:25 間ノ岳(2907m)
10:30 西穂高岳(2909m)。ここまでアップダウンの繰り返し
10:45 15分休憩後、西穂山荘へ向け出発
11:15 ピラミッドピーク
11:30 西穂独標(2701m)
12:05 丸山(2452m)
12:18 西穂山荘。ラーメンで昼食、40分ほど休憩
12:57 下山へ向けて出発
13:44 ロープウェイ山頂駅。45分発に間に合わなかった
14:15 ロープウェイ乗車、下山へ。 片道1500円
14:35 ロープウェイ山麓駅
14:45 無料駐車場のバイクの元へ戻る。     【穂高岳山荘から9時間】
15:00 荷物を積み付け帰宅へ出発
17:40 行きと同じ道を戻り、無事帰宅

 

 

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赤石岳 (小渋川ルート) -リタイヤ-

2013年09月10日 | 中央・南アルプス
2013年9月10日(火)
通称 南アルプスは、正しくは赤石山脈であり、その盟主が赤石岳である。
ここへのルートは南北の縦走路の他に、静岡県側の椹島から直接登ることが出来る。
長野県側からはしらびそ峠からのルートがあるが、2006年の梅雨の豪雨で崩壊したまま
今だ復旧されず、通行が不能である。

もう一つ、大鹿村の小渋川を遡行して広河原から登るルートがあるが、このルートは、
自ら二十数回の渡渉点を探しながら、腰まで水に浸かりながら歩かなくてはならず、
特に、榛沢からキタ山沢間は狭い廊下状になっており逃げ場がなく、渡渉も深いという。

先月26~27日に計画したが天気が優れず、お泊りのチャリツーリングに変更してしまった。
今日は曇りのち晴れ10%、明日は晴れのち曇り20%と、先ず先ずの天気になりそう。
数日間雨が続いており水量が心配だったが、これ以上遅くなると、水温が下がり渡れなくなる。
渡渉に備えて、つま先が保護されたサンダルと、タイツ・ショートパンツも用意。

 

午前3時少し前、自然と目が覚めてしまったので、そのまま準備を進め、03:15自宅出発。
152号線を大門峠~茅野~杖突峠を越え、高遠では工事中で通行止め箇所もあり、
大きく迂回されるが、大鹿村の小渋橋から県道を走り、05:55湯折ゲートへ到着。145km。
朝食と準備を済ませ、06:22スタート。 暫くは砂防ダム工事用の林道を歩く。

途中に一ヶ所トンネルがある。 通過にはライトが必要。
30分ほど歩き七釜橋を渡ると、川原歩きが始まる。
暫く堰堤を歩いた後、川へ入る為に靴を脱ぎサンダルに履き替える。
水量が多く川底が見えないので、ストックで水深を測りながら渡渉点を探す。

流れが早い上に水温が冷たく、浸かっていられるのは30秒~1分が限界。
5~6回渡渉を繰り返し1時間ほど遡ったところで、深みと激流に前途を塞がれる。
単独行でテント泊装備を背負った身では、ここを渡るのは危険と判断。
天気も予報より悪そうで、稜線方面は雲に覆われて見えないので、ここで撤退を決断。

とはいえ、今来たところを引き返さなければならない。
水の中では下りの方が水流でバランスを崩し易く危険なので、慎重に渡る。
堰堤まで戻り靴を履き替え暫く休憩、来た時と同じくらいの時間を掛けて09:50ゲートへ戻る。

 

これからどうするか、一旦大鹿村の中心地の大西公園に寄り、コーヒーで一服しながら考える。
休んでいるうちに、峡谷や稜線方面は雨が降っており、撤退は正解だったようである。
折角この辺まで来ているのだから、何処かでテント泊して、市野瀬から仙丈ケ岳へ登るという手もあり。
下見だけでもしようと、152号線を戻り分杭峠を越え、伊那市旧長谷村へ入る。

以前テレビでドーナッツ饅頭が話題になった店が近くにあるはずなので、ちょっと寄ることに。
こんな田舎の山中で商売が成り立つのかと思ったが、以外と客が来るようだ。5個購入、1ヶ試食。
次は登山口の確認、地図を持って来なかったが、何とか記憶を頼りに辿り着くことが出来た。
しかし駐車スペースがなく、テント泊する場所も見当たらないので、帰宅することに。

自宅へ帰宅の連絡をする為に、途中で道の駅「南アルプスむら長谷」に寄り電話をする。
ここのパン屋のクロワッサンが有名なので買おうかと思ったら、何と定休日。
それでも覗いてみると、大量の予約があり焼いてはいるが、一般販売はしていないという。
折角だから試食だけでもと言ってパンを出してくれたので、有り難く頂戴する。

ほぼガス欠状態になりつつあるので、高遠の外れで給油、価格が地元に比べ高いので半分だけ。
ビーナスラインを大回りしプチツーリング。 出発から11時間15分ほど、14:30無事帰宅。

 

 

     
         (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

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