nauhts の山歩き記

【アルバム代わりの写真がメインです。】
オンマウスでコメント表示、クリックでオリジナル画像が開きます。

越後三山 (駒ヶ岳→中ノ岳→八海山) 縦走  -水無渓谷~大倉口-

2015年05月27日 | 上信越
2015年5月26日(火)~27日(水)
【越後三山(魚沼三山)とは、越後駒ヶ岳(2003m)+中ノ岳(2085m)+八海山(1770m)を総する。
 中ノ岳から八海山への縦走路は、一旦最低鞍部のオカメノゾキ(1235m)まで標高差にして
 約850m下ってから再び約530m登り返す。この間にも細かいアップダウンを繰り返す難路である。
 八海山(八ツ峰)山頂の岩峰群をたどる道は非常に険しく、垂直に近い鎖場が連続する。】

   

 

今週は好天気が続くといい、梅雨入り前に越後三山縦走のリベンジを決定。
前回、2012年5月23日、出掛けたが、ガスで先が見えず、無念のリタイヤ。
右回り、左周り、どちらにするか迷ったが、時間的に前回同様右回りで周ることに。
先日21日、富士登山で下りはスキー滑降したばかりなので、体力的には大丈夫だろう。

前日に荷物をパッキング、避難小屋泊まりなのでテント一式を省き、約3kg弱の軽量化。
寝心地は悪くなるが、インフレータマットを止め、スポンジマットにし、約1kg弱の軽量化。
雪融けも大分進んでいるだろうから、12本アイゼンを止め6本の軽アイゼンにし軽量化。
水は雪を融かすつもりで、500mlのスポーツドリングのみ、途中で500ml補給する。

 

03時自宅出発、菅平~117号~253号 経由、大倉の森 駐車場 5時40分着。約154km。
準備を済ませ6時スタート。サイクリングロード側から森林公園へ向かう。
金山橋を渡り、道路が雪崩で崩落した場所を通り抜け、越後三山森林公園のキャンプ場へ向かう。
砂防ダムが出来ており、何とキャンプ場がない!。予定していた給水が出来ず。

雪で何とかなるだろうと十二平登山口へ向かうが、途中は雪崩により川まで埋まっている。
ボックスカルバートも雪に埋もれ、残雪の上をトラバースするが、アイゼンは必要ない。
駐車場から約6.5km、1時間45分ほどで十二平登山口。 ここで小休止。
いよいよ急登の本格的な山登りが始まる。 何度も休みながら、3時間半ほどでクシガハナ。

辺りはガスで最悪前回の二の舞を案じながら、駒ヶ岳へ向かう。 縦走路分岐まで約40分、
更に頂上まで15分ほど。 12時15分、駐車場から約6時間15分ほどで、越後駒ヶ岳へ登頂。
相変わらずガスは晴れないが、前回よりは多少良い。 昼食をしながら30分ほど休憩後、縦走へ。
分岐点まで戻ったが、ガスってはいるものの多少の見通しが利くので、中ノ岳へ向かうことに。

 

前回ホワイトアウトで引き返した地点まで来ると、やはり想像していたよりかなり地形が違い、
完全にルートを失い雪庇から滑落、最悪遭難するところであったので、引き返しは正解だった。
諏訪平まで来ると、先の縦走路が見えるようになり、やっと山歩きらしくなって来た。
天狗平、檜廊下、四合目と、アップダウンを繰り返しながら、16時、中ノ岳避難小屋へ到着。

駒ヶ岳から約3時間15分、意外と時間が掛かってしまった。 先ずは雪を融かして水作り。
小屋前の残雪から、小屋にあったヤカンとコンロを借用出来たので、効率よく水を作れた。
持参コンロはカセットボンベ仕様なので使えたが、キャンピングガス持参だったら利用出来なかった。
お湯が沸いたのでコーヒーで一服後、5~6分先の中ノ岳頂上へ向かう。

遠方は霞んではいるが360°の眺望に大満足。歩いて来た駒ヶ岳や明日向かう八海山も近くに見える。
眺望を楽しんだ後、小屋周辺の散策。 明日の縦走下山路の残雪状態を確認し、アイゼン必須とする。
小屋へ戻り融かした水で身体を拭き上げ着替え、夕食の準備をする。本日は誰とも会わず、小屋も一人占め。
夕食後、夕陽を眺め、20時就寝。        【本日の歩行、約10時間、約16km。】

   (右下のボタンで全面表示のスライドショー)
    翌日、2日目・前編 中ノ岳~八海山へ続く

 

 

 

翌27日、寒さと風の音で目が覚め、そのまま起きて着替える。 小屋内5℃、外気3℃
今日は長丁場となるので早めの出発を予定し、早々に朝食を済ませて片付けを行う。
防風ヤッケを上下着込み、スパッツ・アイゼンを装着し、出発準備を済ませ日ノ出を待つ。
4時26分、ご来光を写真に収め、そのまま本日の縦走開始。 祓川まで残雪路を下る。

ここは登山道がまだ出ていなくてアイゼンが必須。 真っ直ぐ下りられるので楽は楽。
祓川から御月山へ登る途中まで来ると風が止み暑くなり、夏道も出て来たので軽装にする。
小屋から約40分、御月山。 ここから五竜岳までが核心部、覚悟して先へ進む。
何度かアップダウンを繰り返しながら、オカメノゾキと思われる最鞍部を通過。標識はない。

今度は五竜岳への登りだが、ここにも幾つかのアップダウンがあり、累積高度は相当なもの。
登りで背中から直射日光を受け風も無く、既に手持ちの温度計で25℃。 朝と20℃以上も違う。
9時過ぎ、やっとの思いで五竜岳。 避難小屋から下り2時間15分+登り2時間25分ほど。
辺りは雪で覆われおり、夏道の表れているところで腰を下ろして暫し休憩。

気を入れ直して入道岳へ向かう。 登りルートに所々残雪があるが、アイゼンは必要ない。
既に500mlの水を消費、2本目へ入るが、予備に空容器に残雪を半分ほど入れる。
50分ほどで入道岳。目の前に凸凹した八海山の山塊が見える。更に25分ほどで、大日岳。
八海山(八ツ峰)の最高峰、ここで早めの昼食休憩。 35分ほど休み、11時20分、再出発。

    前日、越後駒ヶ岳~中ノ岳の初日編より続く
   (右下のボタンで全面表示のスライドショー)
    2日目・後編へ続く

 

 

切り立った鎖り場を何度かアップダウンし、八ツの小峰を越えて、約50分ほどで、八海山避難小屋へ到着。
ここで15分ほど休憩し、薬師岳を経由して約40分ほどで、女人堂避難小屋へ。ここでも13分ほど休憩。
先を見ると、池ノ峰付近は残雪が豊富。下山道分岐がわかるか心配しながら下山へ。
夏道は完全に雪の下。たまにあるリボンを頼りに先へ進むが、分岐点が分からない。

感を頼りに辺りを注意深く見渡してリボンを発見、そこへ進んでみると、登山道らしき道が現れホッとする。
後は下るだけ、快調に下って行くと、途中で池(水溜り)?が現れ、そこからルートを間違えてしまった。
どうも変だなぁと思っていた矢先、残雪地でスリップ。 約10mほど滑落し、何とか止まる。
ズボンとシャツはドロで汚れたが、身体に怪我も無く一先ず安心。さて登山道へ復帰するにはどちらへ進むかだ。

藪漕ぎをしながら一旦左方向へ進んでみたが、どうも違うようなので、再び右方向へ漕ぎ直す。
約30分のロスをしながら何とか登山道へ復帰。気が付いてみると、お気に入りのオークリーのサングラスがない!
まぁ、滑落してこの程度の被害で済んだと思えば仕方ないかと、諦め下山へ。
途中に1ヶ所、水場があったので飲水。顔と手を洗い、空容器に補水。少しさっぱりして下る。

やがて登山道が大倉の森の森林帯に入り、下山終了が近いことを感じさられる。
12~13分で八海山神社の社が見えて来ると、やっと安心。  今日も誰にも会わなかったなぁ。
後は駐車場まで約5分歩き、16時25分、無事車の元へ戻る。【本日の歩行、約12時間、約13km。】
コーヒーで一服しながら、身体を拭き上げ着替え。  途中で夕食を済ませ、20時35分、無事帰宅。

    2日目・前編から続く
   (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

5月26日(火)   大倉-(6.5km)-十二平-(5.1km)-駒ヶ岳-(4.8km)-中ノ岳=16.4km
03:00 自宅出発  菅平~117号~253号 経由
05:40 大倉の森 駐車場(260m) 着   約154km
06:00 準備を済ませ スタート  サイクリングロードを行く
06:50 越後三山森林公園  何とキャンプ場が無くなっており、水の補給が出来ない
07:45 十二平登山口(496m)       5分ほど休憩
11:20 クシガハナ(1811m)       途中で何度か休憩を入れる
12:00 縦走路分岐(1930m)
12:15 越後駒ヶ岳(2003m)       【駐車場から約6時間15分】

12:45 昼食休憩後、縦走へ向け下山
12:55 縦走路分岐(1930m)
13:40 天狗平(1729m)
15:25 四合目(1901m)
16:00 中ノ岳避難小屋(2075m)     【越後駒ヶ岳から約3時間15分】

16:30 小屋で休憩後 中ノ岳(2085m)
16:50 周辺の偵察を終え、避難小屋へ戻る
19:00 日没          小屋内12℃、外気5℃
20:00 就寝

 

5月27日(水)   中ノ岳-(5.0km)-五竜岳-(4.6km)-大倉下山分岐-(3.1km)-大倉=12.7km
03:00 起床          小屋内5℃、外気3℃
04:24 ご来光    朝食、片付け、出発準備を済ませ待機
04:27 中ノ岳避難小屋(2075m)スタート 天気は良いが風が強く、体感温度0℃ぐらい
05:10 御月山(1821m)    祓川・御月山登り途中まではアイゼン必須
06:45 オカメノゾキ(1235m)と思われる鞍部通過  標識はない
07:50 荒山(1344m)     小さなアップダウンはあるが、下りがきつい
09:07 五竜岳(1585m)急坂かなりきつい【避難小屋から約4時間40分】約10分休憩
10:13 入道岳(1778m)

10:44 大日岳(1770m)    【避難小屋から約6時間15分】  昼食休憩 約35分
11:20 八海山(八ツ峰)縦走開始  剣ヶ峰は見逃して通過
11:28 摩利支岳
11:36 釈迦岳(白川岳の標柱あり)
11:40 白川岳(標柱なし)
11:55 七曜岳(五大岳)
12:00 不動岳
12:02 地蔵岳

12:13 八海山避難小屋(1660m)  約15分休憩
12:32 薬師岳(1654m)
13:10 女人堂避難小屋(1370m)  約13分休憩
14:05 四合半 大倉口下山道分岐(1220m)一面の雪原わかり辛い【五竜岳から5時間45分】

14:16 雨池? ここでルートを間違える 残雪でスリップ滑落
14:46 藪漕ぎをして正規ルートへ戻る  約30分のロス
15:20 風穴
15:50 水場     給水 手と顔を洗う
16:15 八海神社里宮(坂元神社) 飲水
16:25 駐車場へ戻る 【八海山稜線から約2時間20分】コーヒーで一服しながら片付け
16:50 帰宅へ向け出発
20:35 途中で夕食を済ませ、無事帰宅

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富士山(3776m) ⑥  -富士宮口-

2015年05月22日 | 秩父・関東・東海
2015年5月21日(木)
昨年6月の富士山から間も無く1年、愛車スカブーとお別れのきっかけとなったところだが、
先週の乗鞍岳春スキーで結構良い感じで滑れたので、是非滑降してみたいと思っていた。
昨年はまだ雪が残っていたが今年は雪融けが早いので、もう限界に近いかも知れない。

片道200km強あるので4時間ぐらいは掛かる。
どうせ遠くまで出掛けるので、車中泊をして翌日、須走口からも滑降してみようと計画。
3時25分、自宅出発。 現地、富士宮新五合目駐車場、7時10分着。約209km。

富士宮口からは4回目となるので様子は大体わかる。正規登山口の東側の裏口?近くへ停める。
10分ほどで支度を整え登山スタート。 登山道を上がり直登し、新六合目までは20分弱。
六合五勺ぐらいで雪が残っており、アイゼンを装着して通過。

しかし全体としては一部を除き登山道に雪はなく、9割近くは夏道を登る。
八合目が直ぐ前に見えるのに、ここまでが意外と長く感じ、昨年よりきつく感じる。
途中、数人と会うが、全員が単独行。 中には90歳だという超人もおられた。

九合目、九合五勺で腰を下ろして休憩し、最後の頑張りで頂上を目指す。
九合五勺からの胸突き八丁は一番きついところ。 登山道には雪が残り、アイゼンは必須。
4時間強で、富士宮口頂上。 更に20分ほどで剣ヶ峰。  駐車場から4時間30分弱。

朝は快晴だったのに徐々に雲が湧き上がり、頂上では山梨県側からの吹き上げの風がきつい。
手持ちの温度計で3℃。 旧測候所を風除けにし、昼食をしながら約40分ほど休憩。
お鉢巡りの一周をどうしようか迷ったが、天気がイマイチなので早めに下山することに。

富士宮口頂上の下の残雪地帯まで下り、ここでアイゼンを外してスキーを装着。
九合五勺のところで雪切れがあるが、2mほどなので無理して渡る。
八合目で一旦大きく雪渓が分かれるので、一旦板を外して移動。

六合五勺までは何とか滑り降りることが出来た。 やはりアイゼンで下るよりは早い。
辺りはガスが覆ったり晴れたりで視界が悪くなる。 ここで板を外して格納、駐車場へ向かう。
剣ヶ峰から1時間35分ほど、内スキー滑降は30分ほどで、14時過ぎ、無事車へ戻る。

往復約6時間45分ほど。 登りはきついが、滑降出来る場所が少なかったが良い経験になった。
コーヒーを飲みながら休憩し片付け。 明日の須走口から再挑戦の予定で、車中泊する為に下山。
途中のスーパーで食糧を仕入れ、16時20分、道の駅「すばしり」へ到着。

   #1 (右下のボタンで全面表示のスライドショー)
      --- #2へ続く ---

  --- #2へ続く ---

 

 

 

結構沢山の車が停まっている。 場内で富士の湧水が汲めるので水の心配はない。
駐車場が若干傾斜しているので、出来るだけ平なところで、車が少なそうな所へ停める。
陣地を確保、カーテンや寝袋を用意し、早めの夕食を済ませても、まだ外は明るい。

することもないので20時就寝。 暫くすると疲労とアルコールのせいで、脚が攣り悶絶する。
何とか収めて寝たが、深夜0時半頃、尿意を催しトイレへ。場内には25~26台ほど泊まっていた。
再び就寝するが、3時半頃、再び尿意を催しそのまま起床。 車内を片付け朝食を済ませる。

朝陽が昇り始めたので登山の為に、4時45分、ふじあざみラインを五合目へ向かう。
駐車場に何台かの車とバイク。 ここで車中泊やテント泊をしていたようだ。
しかし入口に「本日9~15時、自転車レースの為に全面通行止め」の看板。

下山は12~13時頃の予定なので、解除を待っていると帰宅が遅くなる。
それに雪が少なそうだし、昨日の疲れもあるので、他の山へ行くことにし諦め下山へ。
一旦道の駅へ戻り湧水を汲んで、河口湖方面へ向かう。 途中道の駅「富士吉田」でドーム撮影。

わざわざ来ることもないだろうから、三つ峠へ登って富士山を眺めてみようかと向かうことに。
こんな季節なので静かかと思ったら、駐車場に着いてみると沢山の車。 気分が殺がれ止める。
それでは帰宅方向の金峰山へ行こうかと、クリスタルラインから大弛峠へ変更。

冬季閉鎖は解除されたのに、川上牧丘線は何と通行止め。
ここから帰宅するには、信州峠越えが一番近い。 ひらすら山の中の道を走る。
瑞牆山の近くを通ったが、もう登る気力も失せてしまったので、帰宅することに。
野辺山高原で八ヶ岳を眺め、途中で昼食を済ませ、14時45分、無事帰宅。 全走行502km。

   #2 (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

 

 

03:25 自宅出発  富士見~20号~朝霧高原 経由
07:10 富士宮口 新五合目着 約209km 【3時間45分】

07:22 準備を済ませ出発
07:40 新六合目
08:27 新七合目
09:01 元祖七合目
09:34 八合目    7分ほど休憩
10:12 九合目   13分ほど休憩
10:49 九合五勺  15分ほど休憩
11:28 富士宮口頂上
11:49 剣ヶ峰                【4時間27分】

12:30 40分ほど昼食休憩後 下山へ
12:38 富士宮口頂上
12:46 小休止  スキー装着
13:06 スキー滑降下山
13:26 八合目 雪切れ 板を外して渡る
13:36 再び板を装着し、スキー滑降
13:34 六合五勺ぐらいで雪渓エンド 板を格納
13:56 新六合目
14:06 新五合目 駐車場へ無事下山  【1時間36分】

14:40 片付けを済ませ、須走口へ向けて出発
16:20 途中のスーパーで買い出しをし、道の駅「すばしり」着 車中泊

 

04:45 道の駅から須走口へ向けて出発
05:08 須走口五合目    15時まで道路通行止め情報に諦める
05:41 再び道の駅「すばしり」に戻り、富士の湧水を汲んで帰宅へ
05:54 山中湖
06:05 道の駅「富士吉田」 ドーム撮影
06:41 三つ峠駐車場    沢山の車に諦め帰宅へ
08:34 大弛峠への道路通行止め 信州峠へ向けてクリスタルライン走行
10:50 信州峠を越え 川上村へ
14:45 途中で昼食を済ませ、無事帰宅     トータル:約502km

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乗鞍岳(3026m) ④ 春山スキー(三本滝)

2015年05月14日 | 北アルプス・立山
2015年5月14日(木)
今年は降雪が多かった割に春先の高温続きにより、例年以上に早く雪融けが進んでいる。
予てから乗鞍岳の春スキーを楽しみたいと思っていたが、今年こそ挑戦しようと計画。
GWが明けて11日に予定したが、季節外れの低温という予報に大渚山へ変更していた。

過去に3回登っているが、何れもエコーラインをチャリで上がり、肩の口や畳平から登った。
初回:2009年8月12日  二回目:2012年10月21日  前回:2013年10月28日
台風6号の一過により、13~14日は好天気になるというので、やっとチャンス到来。

ネット情報によると、ツアーコースの雪融けは進み、今月中旬が限界とのこと。
春山バスは位ヶ原まで運行されているが片道1250円も掛かるので、下から歩くことに。
ゲレンデに雪の無いのは覚悟していたが、コースにどれだけ残っているかが心配。

4時5分自宅出発、6時20分、三本滝駐車場着、約111km。
既に5台ほど停まっており、7時45分発のバスを待っているようだ。
急いで準備を済ませ、6時30分、雪のないゲレンデを歩いて登り始める。

道路を2回横断しながら、30分ほどでリフト終点、ツアーコース入口に到着。
この辺にも雪はなく、コース上は白く見えているので、若干雪は残っていそう。
少し藪漕ぎをしながらコースに辿り着き、ここでアイゼンを装着して登り始める。

最初は少し急坂、一部雪が切れ藪が出ているので、下りは板を外さなければダメだろう。
途中に1~6のナンバープレートがあり、コース案内をしている。
1時間20分ほどで位ヶ原との分岐、この上も少し急坂。

坂を上り終えると視界が開け、見覚えのある道路のガードレールがが見えた。
剣ヶ峰へ直登も可能だが、ちょっと急坂過ぎるので、避難小屋へ寄って一休みすることに。
駐車場から2時間35分ほど、避難小屋はまだ開いていなかった。 20分ほど休憩。

休んでいると、春山バスで来た方々が順々に登って来る。総勢15~16名ぐらいだろうか。
大雪渓を朝日岳へ向けて直登でショートカット。 スキーの方々はジグザグ登りでバラバラに。
流石にこの登りはきつく、息継ぎの為に50歩ぐらいで立ち止まり、呼吸を整える。

避難小屋から55分ほどで稜線へ出ると、更に視界が開ける。
景色を楽しみながら20分ほどで頂上、10時40分、剣ヶ峰へ登頂。【登り:4時間10分】
西風が強く寒いので山頂神社の裏側に回り、40分ほど休憩後下山へ。

直下でスキー装着、蚕玉岳(こだまだけ 2979m)から滑降下山。
革靴にショートスキー、ちょっと心配だったが、凄く良い感じで滑れて少し自信になった。
このまま帰るのは勿体無かったが、再び登り返す元気がなく、下山することに。

除雪が進む道路の脇を滑り、登って来たツアーコースを下る。
途中、2ヶ所ほど雪切れで板を外して通過、最後に藪漕ぎをしてゲレンデリフト下へ歩く。
上の道路まではリフト脇には辛うじて雪が残っており、無理すれば滑れただろう。

ゲレンデを歩いて下り、12時50分、駐車場まで戻る。 【往復:6時間20分】
スープスパゲティを作り、遅めの昼食。 40分ほど休憩後帰宅へ。
途中、道の駅「風穴の里」で昼寝とお茶で30分ほど休み、16時55分、無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:05 自宅出発   青木峠~梓川堤防道路経由、車中で朝食を済ませる
06:20 三本滝駐車場     約111km
06:30 準備を済ませ、ゲレンデを歩いて登る
07:00 ツアーコース入口
08:20 ツアーコース出口(位ヶ原分岐)
09:05 肩の口避難小屋     20分ほど休憩
10:20 朝日岳 稜線
10:40 剣ヶ峰          【登り:4時間10分】
11:20 下山へ         蚕玉岳(こだまだけ 2979m)からスキー滑降
12:30 ツアーコース入口
12:50 三本滝駐車場     【下り:1時間30分】  遅めの昼食
13:30 帰宅へ向け出発
14:20 道の駅「風穴の里」  昼寝とお茶で30分休憩
16:55 無事帰宅        【12時間50分】

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大渚山 (1566m) -小谷温泉-

2015年05月11日 | 上信越
2015年5月11日(月)
大型連休も終わり世間がやっと静かになって来たので、そろそろお出掛けモードへ。
今年の山は雪が多かったが、春先の暖かさで雪融けは例年以上に早いようだ。
台風6号の接近により、火~水は天気が崩れるというので、春山スキーを計画。

夏~秋の乗鞍岳へは行ったことがあるが、春の山はまだ登ったことがない。
三本滝の駐車場までは入れるようになったので、ツアーコースに雪がある内に行きたい。
ショートスキーと革靴でも何とかなるだろうと、準備を済ませる。

前夜、天気予報を確認すると、季節外れの冷え込みになりそう。
麓でも氷点下の予想で、山はガリガリになり、今の技術と装備ではちょっと厳しいだろう。
急遽、前から気になっていた標高の低い、大渚山へ向かうことに。

 

朝食を済ませ、5時45分自宅出発。 地蔵峠越えで道路標示は1℃。
白馬を過ぎ、148号線から小谷温泉へ向かう。 雨飾荘の先からはまだ通行止め。
山田旅館まで戻り、ここからショートカットコースを鎌池~湯峠で向かうことに。

しかしコース入口が分からない。 旅館の庭に数人いたので聞いてやっとわかった。
何と旅館の間を通り抜け裏山へ入って行くとのこと。まるで他人の敷地へ侵入するような感じ。
正式には公道とのことで、これでは初めての人には絶対に分からないだろう。

旅館下の道路脇のスペースへ駐車。 雪が少なそうなのでフットスキーは置いて身軽で。
準備を済ませ、8時45分スタート。 旅館の建物の間を抜け、裏の畑道を登る。
やがて登山道らしくなるが、残雪がところどころに現れる。

崩落場所を過ぎる辺から、登山道がわからなくなり、適当に上を目指して登る。
数ヶ所、標があったが、間隔が空き過ぎており、全くルートは不明。
何時の間にか鎌池を通り過ぎ、車道へ到着。 ここで一休み、アイゼン装着。

湯峠までは雪に覆われた車道を歩き、そこから本格的な登山が始まる。
一部に夏道が現れているが、まだ雪が多く、フットスキーを置いて来たことを悔やむ。
予想していたよりは本格的な登山。しかし距離が短いので、11時10分に頂上到達。

 

ローカルな山の中途半端の平日、当然誰とも会うことなく、1日中一人占めの山歩き。
頂上で早めの昼食を済ませ、展望台へ向かう。スキー滑走を想像しながら12時下山へ。
登って来た道を下り、湯峠から車道を戻る。 途中で出たところを過ぎ、鎌池へ向かう。

池への下りは結構キツイ。 登りでは避けた方が良く、登ったコースで正解だっただろう。
池はまだ雪融けが始まったばかりで殆ど覆われており、一部のみ水面が覗いていた。
再び広い雪面を下るが、登った時と違う方向へ行ってしまい、急斜面を藪漕ぎすることに。

何とか見覚えのある崩落場所に辿り着きホッと一休み、後は車まで戻るだけ。
少し下ってアイゼンを外し、山田旅館の手前の小川でアイゼンと靴を洗い綺麗にする。
14時15分、無事下山。 往復5時間30分。  コーヒーで一服後、帰宅へ。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

05:45 自宅出発
06:15 オリンピック道路、青具通過。   約66.6km
08:10 小谷温泉 雨飾荘、   この先通行止め
08:30 小谷温泉 山田旅館下へ駐車。  約105.6km

08:45 準備を済ませスタート
09:15 崩落場所通過
09:50 車道へ到達     一休みアイゼン装着
10:15 湯峠
11:10 大渚山 頂上    (2時間25分)
11:40 昼食を済ませ、展望台へ向け出発
12:00 展望台から下山へ
12:40 湯峠 車道歩き
13:00 鎌池
13:25 ルート不明  藪漕ぎ、急斜面をトラバース
13:45 崩落箇所発見、ルートへ戻る
14:00 アイゼン外し
14:15 無事下山       【5時間30分】

14:40 片付けを済ませ、コーヒーで一服後、帰宅へ
17:05 無事帰宅      【11時間20分】

 

 

おまけ <大渚山 展望台方位盤>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火打山 (2462m) ⑥ ~ 黒沢岳

2015年05月01日 | 上信越
2015年5月1日(金)
GW最中は何処へ行っても混むので、出歩かない方が正解であるが、春の雪山は今しかない。
明日~明後日は晴れるが、その後一週間ぐらいは曇りや雨の日が続くという予報。
大型連休の中でも平日なら多少緩和されるだろうと、月曜日の白砂山に続いて出掛けることに。

火打山は昨年9月にも登っているが、雪山は2012年5月30日以来3年ぶり。
2006.09.24  ② 2009.09.11  ③ 2012.05.30  ④ 2012.09.26  ⑤ 2014.09.23  ⑥ 今回
こうやってみると、9月と5月にしか、登っていないなぁ。

 

4時自宅出発、車中で朝食を済ませる。 現地5時50分、約89km。
下の駐車場でトイレを済ませ、上の駐車場に停める。 準備を整え、6時20分スタート。
流石に豪雪地帯、登山道はまだ完全に雪に埋まっており、適当に黒沢橋を目指す。

橋の位置を特定するにはちょっと大変だったが、約45分で到着、橋を渡る。
十二曲がりも直登し、稜線へ出たところで一休み。 上着を脱ぎ水分補給。
富士見平(峠)まで登ると、一気に視界が開け、素晴らしい天気と眺望に満足。

高谷池まではトラバース気味に歩き、ヒュッテの前で20分ほど大休止。
池は雪の下なので火打山頂上を目指して、夏道を無視して直進する。
直下の急登は流石にきつく、息継ぎの為に何度も立ち止まる。

駐車場から約4時間20分、火打山頂上。 大勢の先客がいるが、殆どがスキー滑走。
素晴らしい眺望だが、若干遠くが霞んでおり、富士山や佐渡島は見えなかった。
早めの昼食をしながら、約50分ほど休憩し下山へ。 下りはフットスキー装着。

来た道を戻るか迷ったが時間があるので、黒沢岳経由することにし大回りで下る。
高谷池を迂回し、黒沢岳の登りはフットスキーを外し壺脚で上がる。
黒沢岳稜線からは、黒沢池や三田原山~妙高山が良く見える。

火打山から1時間25分ほどで黒沢岳。 表示も何もないが、前回未踏だったので満足。
小休止の後フットスキーを装着し下山へ。 富士見平の稜線尾根を下る。
黒沢を下るか迷ったが、雪切れが心配だったので、十二曲がりの来た道を戻ることに。

黒沢橋で小休止の後、フリーランの林間走はなだらか過ぎて歩きが主体。
スタートから約8時間、無事下山。 片付けをしながらお湯を沸かしコーヒーで一服。
15時現地発。来た道と同じコースを戻り、17時無事帰宅。

    (右下のボタンで全面表示のスライドショー)

 

04:00 自宅出発
05:50 現地着  約89km
06:20 スタート
07:05 黒沢橋
07:35 十二曲がり 小休止
08:40 富士見平(峠)
09:05 高谷池 20分ほど大休止
10:40 火打山頂上            ≪4時間20分≫
11:25 火打山下山
12:50 黒沢岳  小休止
13:40 十二曲がり
13:50 黒沢橋
14:20 ゲート 下山            ≪2時間55分≫
15:00 帰宅へ
17:00 無事帰宅

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする