「なぜ日本の若者は自立できないのか」岡田尊司 2010小学館
教育、試験、マークシート
社会的スキル、ストレス耐性
国際学力テストPISAで順位が落ち続ける日本。
それはそのまま国力の低下だという危機感を持てよ。
学力を学力としてしか見ることのできない国はアホですか。
人は得意不得意があり、それぞれにタイプがある。
日本の試験教育は、内向独立的な視覚言語型に有利であり、視覚空間方や聴覚言語方を無視している。
抽象概念を得意とする者と不得意とする者で、同じ教え方をするのでは片方が置き去りだ。
国民の現実的な将来を見据えた教育をしていますか!
それをしていないからミスマッチで就職が決まらないんですよ。
それは個人の損失であるだけじゃなく、国家の損失でもあるんだぞ。
教え合いのグループ学習にして、社会適応力も育てる効率的な教育に切り替えよう。
みんなが同じ時間履修しなければならないという固定観念を外せ。
検定法式なんてどうだ!(バッジなんかあると頑張っちゃうよね)
学習とは社会的行為。「社会的知性」
フィンランドやオランダを見習え!
日本を見習ったイギリスは大失敗じゃないか。
韓国や香港もそのうちに日本と同じような破綻をきたすよ。
ドイツ、スイスも参考になるぞ。
「正解ありきの教育は、対立や葛藤を乗り越え、正解のない問いに、妥協しながら解決を見いだすという実践的な能力を育てられない」うひょ~、そうですよ!苦手ですよ。答えが欲しいですよ!正解が欲しい!うわ~訓練されていないな~!そりゃ、社会がアスペルガー化していくわ!
オランダは社会的スキルを重要視。男女交際、ラブレター、結婚、性的暴力や虐待への対処法、麻薬やアルコール中毒の危険性などなど。
日本の教育は民主的平等に見せかけて、実は中央集権的なエリート選抜。成績の低いものへの配慮に欠ける。国民に考えさせない、知識を詰め込むだけというのは、中央集権的なシステムに都合がいいのだ。
個人主義社会では自立と責任を学ばせることが重要だ。日本はもう依存的な大家族社会じゃないぞ。
共感性や社会的スキルの低下が、いじめやハラスメント、虐待、家庭内暴力、DVなどにもつながる。教育を変えることでそういった問題も改善されていくに違いないのだ。
せっかく政権交代したなら教育改革ですよ!
日本のモラトリアム教育は社会の豊かさの象徴だった。そして、日本はすでにモラトリアムが終わっていることに気付いていない。早く気付いて教育を変えないと、日本という国自体が引きこもりニートになってしまうぞ。そこには世話をしてくれる親は居ないだろう。早く目を覚ませ。ってか。
教育は地方に任せればいいじゃなのかな。Oh!地方分権道州制。なんてな。