2013年01月06日(日) NHKニュース7
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2013年01月06日(日) NHKニュース7
『放射線生物学』日本放射線技術学会監修 2002オーム社
放射線医療のための教科書でしょうか。
まあ、そちら側からの立場で書かれた本なので、読むほどに福島で被爆した人たちを避難させずに観察したいという学者や医者の願望が見える気がする。
なにしろ、人の低線量被曝についてはデータが少な過ぎてわからないことが多過ぎるわけですから。
また、人は実験で使っているマウスよりも10倍くらい放射線に強いとも言われる。
大騒ぎしているセシウム137やヨウ素131も放射線医療に利用されている。
日本人は自然放射線よりも多くの医療被曝をしてきている。(いまさら何をってか。でもP205では「減らそう」と言っているぜ!)
こういった立場からすれば低線量の被曝に対して鈍感になるのもわかる気がします。
癌や心臓疾患と放射線との因果関係は証明できないし、福島の事故でも大集団の中では平均的に数日~数週間寿命が縮む程度なのでいくらでもごまかせる。外見的奇形の発生率も因果関係を証明する前に、各種の説があって因果関係の証明は困難。
そして原発推進に都合のいいデータ(解釈)を作り出していくのかもしれない。
逃がさずにモルモットに。
もう、ちゃんと政府(文部科学省・環境省・厚生労働省)も認めちゃって、「そのかわりきちんとフォロー(支援)していく」と言えばいいのだ。
なんてことを何度となく思いながら読んだから、目を通しただけだけど時間がかかったよ。
P146
放射線防護の主要な目的は
確率的影響を最小限に防ぐことである
P191
放射線防護の基本的な考え方
1)正味の利益が得られる行為を適切に行うための防護基準を作る
2)確定的影響の発生を防止(ゼロに)する
3)確率的影響の誘発を最小限まで減少させる
P191
三つの原則(1977年勧告線量制限体系)
「行為の正当化」
「防護の最適化」
「個人被曝の線量限度を守る」
P191
二つの被曝作業(1990年勧告放射線防護体系)
「行為」(上記三つの原則)
「介入」(正当化・最適化)
P193
線量限度
公衆被曝実効線量1mSv/年
放射線による物理的反応から、生体への影響を細胞の仕組みと合わせて考えていく。
低線量/長期/疫学/集団(コホート(観察対象))~福島新コホート~
イニシエーター/プロモーター
新障害防止法(2001年施行)