きょくたN日常事態宣言

パンデミック
ずっと自宅待機
でも手洗いうがいマスク換気

20140517

2014年05月17日 19時27分42秒 | ニュース7

2014年05月17日(土) NHKニュース7

  • チャゲ&アスカ ASKA(宮崎重明)容疑者、覚せい剤所持逮捕~尿から違法薬物反応~
  • ベトナム あす反中デモ呼びかけ、街中でも中国人お断り
  • 福島「風評被害」払拭のため、「正確に情報提供」 いや、それができていないと言っているわけですよ。政府が根拠を示さなければならない。やるべき調査がされていないのか、データが隠されているのか、どちらにしても無責任すぎる。
  • 集団的自衛権 安倍総理「ガイドライン見直しに間に合うよう」
  • インド総選挙(世界最大の選挙) 政権交代~ナレンドラ・モディ氏~
  • 裁判員制度NHKアンケート調査
  • 福島第一原発 汚染水処理ALPSまたトラブル
  • ポール・マッカートニー日本ツアー 東京コンサート延期(体調不良)
  • 大相撲夏場所7日目
  • プロ野球6試合
  • サッカーJ1 第14節7試合
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「大放浪」鈴木紀夫

2014年05月17日 12時12分12秒 | 読書とか

「大放浪」鈴木紀夫 1974文藝春秋

自分探しから小野田さん説得まで

怖いもの知らずというか馬鹿と言うか、う~ん、上手く立ち回れず、人に付け込まれやすい性格の、「どうにかなるさ」的な冒険家なんかになりそうな性質の人間だったんだろうな。(たぶん、本人もそれを気に入っている)

小野田さんよりもかなり早くに、37歳で亡くなったわけで、まあ、小野田さんのおかげで本も売れて、母親の言葉にあるように好きなように生きられたのだろう。
P119にはインドで八木上人に「あなたは五十歳ぐらいまでしか生きられない」と言われているが、まあ、その性格と行動を読んでのことだったのだろう。大当たりだ。

 

「いろんな国で日本人がやった戦争の話聞かされるだろうけど、そこで謝っちゃダメだ。こっちが謝り、むこうがいいよってんなら、ほんとの友情は生まれねェ。大人が謝るべきで、おれたちと戦争は関係ない。俺たち若いんだからこれからのアジアを考えるべきだ。どこへ行っても対等に話そうじゃないか」

 

実録・小野田少尉 遅すぎた帰還」なんかは、来年あたり終戦70年記念で再放送されたりするかね。
小野田さんが亡くなっているから、今年再放送されるかも?

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「わが回想のルバング島」小野田寛郎

2014年05月17日 11時11分11秒 | 読書とか

「わが回想のルバング島 情報将校の遅すぎた帰還」小野田寛郎 1988朝日新聞社

ああ、朝日新聞社だからこんなタイトルなのか。売るために。
小野田さんに自由につけてもらったら、「追悼、鈴木君」が入るだろう。
出版のタイミングからすると、もう小野田さんブームは去っており、「追悼」がメイン(思い)だろうに。

3月に読んだ「小野田寛郎の終わらない戦い」の確認作業として読む。
だいぶ興味が薄れてきていたので、ページが進まずに苦痛だった。

だが、小野田さんの立場をきれいに説明するよくできた著作だろう。
疑いながら読むうちに、組み立てとしては納得できていく。その通りだろう。
しかし、そこに書かれていないことも当然あるはずだ。
組織の中、戦争の中で、過去の奔放な生活への内省。
戦争が終わったことに本当は気付きながらも、『戦後』に出遅れた立場からの焦り、そしてそれを見ない振りするための自己正当化。
当然、あったと思えるが、戦中の日本人男児として、それを語ることはできなかっただろう。
また、作戦行動として、自分の能力を楽しんでいた節もある。まるで子供の探検ごっこや隠れん坊のように。

P192 「なんたるザマだ、このおれは。私は自分に愛想がつきた」
おそらく、戦争が終わったかもしれないと知りながら、そうではないと恣意的な組み立てをしたことの証明。もしくは、その気付き、回想があったか。

検査入院19日、最初の1週間で健康体がフラフラになったとあるが、それは検査のせいではなく、気が抜けて空虚となった(P199)からだったのではないか。

 

安倍内閣の右傾化に見える傾向は、『敗戦』を認めていないのではないかと思える。(戦後の日本では『敗戦』ではなく『終戦』と呼ばれている)
おそらくそれは、小野田さん以上に依怙地で天邪鬼なへそ曲がりの理屈であり、もう一度戦争をして痛い目を見ないと目が覚めないのではないか。『戦勝国』となるために、安倍内閣はもう一度戦争をやり直そうとしているのではないか。あの戦争の目的である『(物質的)豊かさ』は達成されたというのに、今度は何を目的に行おうというのか。小野田さんの『戦友』への想いをよそに、私はそんなことを思いながらこの本を読み終えたのだった。

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