「安部公房全集019 1964.10-1965.12」 1999新潮社(200X年2刷)
またエッセイや対談ばっかになってきた。名前を知らない人の話は面白くないのだな。どういう人か調べてから読めば変わってくるのだろうけれど、そこまでのめりこんで読む気もない。安部公房にだって実はそれほど執着はないのだから。「砂の女」がすごかっただけで、あとはねぇ、すごい作品もあるけど好き嫌いで言うとどうでもいいものばかりだし。
なんか苦痛だけど、ここまで読んできてしまうと途中で止めるのは悔しい。30冊読み通してやるさ。
カフカ、うん、カフカは読み直してもいいかもしれない。小中学校の推薦図書で「変身」を読んだけれど「審判」などは読んでいただろうか?なんかほかの作品も読んだことがあるような気がするのだが、すぐには思い出せない。
ヘンリー・ミラーも気になるが、たぶん「北回帰線」だけ読めばよかったという結果になりそうな気がする。
戯曲「おまえにも罪がある」は「Peeping life(アニメ)」のバカップルを連想するよね。
はははっ!「第四間氷期」のシナリオ!
これが映画になれば、それなりに映画史に残るものだったろうけどね。
「ゴジラ」をバカにするから映画にならなかったんじゃないの?
「終わりし道の標べに(冬樹社版)」勘違いと阿片、捨てた故郷、
とりあえず、タイトルの標べが物質的には手形であることはわかった。
幽体離脱かドッペルゲンガーのようなものは、処女作の方ではあっただろうか。どうだったっけ。