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「もういちど村上春樹にご用心」内田樹 2010アルテスパブリッシング
半分くらい(?)『村上春樹にご用心』と同じだと、「新版読者の皆様へ」というまえがきにも書いてある。
そして、両方を並べれば当然新版の方だけ読めばいいと思える。
父親的なものとか言うけど、はっきり『権威』としておけばいいのに。だって、父親的なものは現在では母親が振るうようになっているのだから。特に平成になったころからは。
父は空間的な存在?そして母は時間的?なにを言っているのやら。そういう前提ですよ、という言い方で話してもらいたい。
内田さんは「1Q84」を読み終わるのがもったいないという風に楽しんだらしいが、私がいまそういう楽しみ方が出来るのは西尾維新の物語シリーズくらいだ。あとは吉村萬壱がそうなるかもしれない。
対談いいなあ。対談。
人生はみのむし、いいなあ。脱構築批評の矛盾とかは、反知性主義のジレンマみたいな。
そして村上作品の正体的な話(父権的な秩序を排除した世界を見せてその中であなたは生きていけるのかと問いかける)とか。
すぐに忘れてしまうと思うが、これから先村上作品を読んだ時、なにかしら思い当たることがあれば感謝しよう。
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