烟(けむり)たつ かまどの山の緋桜は 香飯の国の贈る春風
いまの季節にぴったり!なんとも仄仄(ほのぼの)としてよかッ!
「かまど山(宝満山)に、まるで白い煙が立ち昇るかのように桜が咲いとー
これは香飯の国(天上界)から届いた春の贈り物やね・・・」
オレ流に解釈してみたばってん、こんな感じで “よかろうもん”
これは、日本最古の禅寺「聖福寺」の住職で、博多の町人にこよなく
愛された江戸時代のお坊さん「仙厓さん」が詠んだもの
博多の仙厓さんこと、仙厓義梵(せんがい・ぎぼん)は、ユニークで、
かつ、型破りな人だったという
また、趣味人としても知られ、俳句、そして書や禅画にも造詣が深く、
その自由奔放な作風に魅せられたファンも少なくない
特に、出光興産の創業者 出光佐三氏は仙厓さんのコレクターであり、
出光美術館には仙厓さんの代表作「○△□」をはじめ、多くの作品が
収蔵されている
さて、メンソーレ!気分で浮かれているあいだに博多の桜は散り始め、
今年は花見をすることなく今週末で見納め・・・かな!?