濱の与太郎

祭り!ベイスターズ!なにより、ヨコハマが大好きだぁ~

立春大吉

2015年02月03日 | ひとりごと・・

春が立つと書いて「立春」
「立」という漢字には、これから動き始める!という意味が込められている
つまり、立春は、春が動き始める日であり、これから暖かくなっていく節目の日!
ということ

今日の芝浦運河、朝から午前中までは北風が吹き、底冷えが厳しかったが、
昼以降、風も収まり、日向にいるとポカポカと気持ちいがいい
いよいよ春に向かって動きがあったのか?

さて、前にも書いたが、立春とは、冬が終わり春が始まる節目の日
昔は「立春」が1年の始まりとされていた・・・

厳密に言うと、暦の上では、1年の始まりは正月で、生活の始まりは立春と、
別のものととらえられていたそうだ

例えば、
立春以降に、初めて吹く南よりの強い風を「春一番」であったり
「夏も近づく八十八夜・・・♪」という茶摘み歌があるが、
八十八夜とは、立春から数えて88日目をいう。今年は5月2日が八十八夜

日本には、八十八夜や、二百十日など、生活(農業)と密着した「暦」があり、
これを「雑節」という
より簡潔にいうと、「雑節」とは、季節の変化の目安とする特定の日

ちなみに、八十八夜とは、
八十八という字を組み合わせると「米」という字になる
ことから、この日は農業に従事する人にとっては特別重要な日とされてきた

八十八夜は、霜のなくなる安定した気候の訪れる時期を意味している
特に、八十八夜からは新茶の摘み取りが行われることで有名

霜なくて曇る八十八夜かな    正岡子規

茶摘み最盛期である八十八夜、縁起を担ぐという意味合いと気候条件も含めて
この時期のお茶は極上と云われている

さて、「立春大吉」という言葉(お札)を知っている人は数少ないと思う
なぜ、「立春大吉」なのか?

もともと禅寺から始まったものらしい
その意味は、「立春大吉」という言葉を薄い紙に「縦に」書いてみればわかる

書いたら、次に、この四文字の真ん中に線を引いてみる
すると、なんとうことでしょう!!四文字すべてが左右対称になりましたア~!!
裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読むことが出来るはず

このお札が玄関などに貼ってあると、 鬼が家に入ってから振り返っても、
同じように「立春大吉」と書かれたお札が見える!

そのため、鬼はこの家にはまだ入っていない!と勘違いをして逆戻りする・・・
ということらしい

つまり、鬼が入ってこない≒1年を平穏無事に過ごすことが出来る
という意味で、厄除けとして「立春大吉」という言葉が使われるようになった



できれば中東の国境付近にベタベタとお札を貼ってやりたい!
以外に効果があるかもしれない・・・

さて、節分に、豆まきをする家は多い。恵方巻きを食べる家も多い。
博多大吉は知っているが、立春大吉は知らない
だから、「立春大吉」のお札を貼っている家など数少ない・・・・



こうした歴史的な経緯、由来を知っておくと、人生の為になると思う!
特に、先人が培った経験に基づく「暦」をもっと知るべきだと思う!

しかし、残念なのは、先人たちの「暦」に異変が起きていることだ
その理由は「温暖化」、これをなんとかしなくちゃならない

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