
よく「明暗を分ける」というセンテンスを目にする
とくに、スポーツ全般で多く使われるが、なかでも、優勝候補同士の対戦!
横浜高校と履正社との一戦がそうだった
2回裏。いい流れだった横浜に、予期せぬ“邪魔”が入った
ゴロゴロ・・・雷雨による43分間の中断だ
中断中、石川(横浜)の配球を「ストレートが多い」と確認し合っていた履正社打線
再開後、横浜は、若林にライト前ヒットを許すと、8番の山本には3ラン本塁打を浴びる
若林に打たれたのも、山本に打たれたのもストレートだった・・・
ここで、再び雷雨による40分間の中断
再開後の先頭打者・福田に死球を与えると、平田監督は石川に代えて、最速152キロ!!
絶対的エース藤平をマウンドに送った
二死一、二塁の初球。横浜バッテリーが選んだのは、左打者への内角ストレートだった
2番の北野の打球は右翼への2点二塁打になり、横浜はこの回だけで一気に5点を失った
なぜ北野が藤平の速球を獲られることができたのか
ひとつは、データから、「藤平は初球の入りとストライクを取る球はストレートが多い」
二つ目は、藤平はライトからの登板であること
ブルペンでの投球はまったくしておらず、準備不足のままマウンドに上がってしまった
一方、履正社のエース!寺島は対照的だった
1度目の中断のときは打席途中のため打者としての準備だったが、2度目の中断のときは、
打席も終わり、次の回の投球に備えてブルペンで投球練習をしていた
その結果、中断後、最初のイニングとなった3回表の寺島の投球は、“憎い”のひとこと
初球は変化球から入り、2球目以降もまったく力を入れて投げていない
むしろ、相手を見ながら投げる余裕すらあるように見えた
中断の時間をうまく使ってマウンドに上がる準備をしたのが履正社
それができなかった横浜。さらに、打ち気の打者を見てチェンジアップでかわした寺島と、
相手が待っているストレートを投げ込んだ藤平・・・ここで明暗が分かれた
身体の準備と頭の準備・・・ともに上回った履正社の準備力の勝利ともいえる
しかし、横浜高校が敗退してからDeNAも元気がなくなってしまった・・・
きょうからのヤクルトとの3連戦は「3連勝」するしかないっ!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます