久しぶりの青空。しかし、晴れいようが、「黄砂」が飛べば、すぐに霞んでしまう。そんな訳で、しばらく青空を見ることがなかった。また、少しだけ窓を開けていようもんなら、部屋のフローリングの表面がザラザラになっちまう。一面が粒子の細かい砂で覆われる。雑巾で拭いたら「まっ黄色」に・・・てなわけで、今日の香椎は一日中「晴れ」。黄砂がないと気分もいい。香椎宮のサクラもまだ頑張ってるよ!しかし、ソメイヨシノはそろそろ終わり、来週は八重桜が満開になりそうだ!
なかなか風邪が治らない。セキ、鼻水、微熱、関節痛。今が一年で一番忙しい時期なのに・・・どうにもこうにも・・・嗚呼っ!夜桜見物ができねーよっ!!
今年も異常気象か?桜が満開になったと思ったら、一気に冷え込んでしまった・・・関東と違って博多の寒さは厳しい!所謂「底冷え」である。どうにもこうにも寒い!まったく寒い!どうしても寒い!その結果「風邪」。博多に来てから二度目の「風邪」である。まして単身赴任・・・所謂「とほほ・・・」
香椎宮の祭神は仲哀(ちゅうあい)天皇・神功皇后。その側近に武内宿祢(たけのうちのすくね)という人がいた。この武内さんは300歳まで長生きして、仲哀天皇をはじめ、6人の天皇さんに仕えたという。なんで長生きできたかというと、香椎の「湧き水」が良かったらしい。これこそ「不老水」である。明治までは正月になるとこの「不老水」が皇室に献上されていたという。いまも武内家のご子孫が住む敷地内で管理されている。
オイラの住むマンションから直線で数十メートル!しかし、今日初めてお参りしてきた。さて、報恩寺は、建久三年(1192年)、栄西禅師が建立したといわれるお寺。本堂の前庭には、栄西さんが中国から持ち帰った「日本最古の菩提樹」植えられている。ちなみに、栄西さんは日本に初めてお茶の種を持ち帰り、「茶は養生の仙薬なり…」ではじまる『喫茶養生記』を著し、お茶を日本に広めた偉いお坊さんである。また、鎌倉時代の有名な『吾妻鏡』、ここに、将軍「源実朝」が二日酔いでどうにもこうにもならないとき、栄西さんから茶と『喫茶養生記』が献上され、早速、将軍はそれを試してみた。すると、たちまち元気になった!と書かれている。当時はコンビニも「ウコンの力」もなく、二日酔いになるとお茶を飲んでたらしい・・・さて、「菩提樹」は、釈迦(しゃか)がその下で「悟りを開いた」ということで知られ、 その由来から、寺院の庭園などによく植えられる。しかし、釈迦が実際に悟りを開いたのは桑科で熱帯樹の「インド菩提樹」の下。今の「菩提樹」とは違う。 なぜ間違って伝えられたのか?原因は栄西さんにある。今から800年以上も前、栄西さんが中国の天台山に行き、そこに植えられていた菩提樹を、葉の形が「インド菩提樹」に似ていることから本物のインド菩提樹だと思って日本に持ち帰って「これは菩提樹」としていろんなお寺に植えたから・・・
サクラ (桜、櫻、学名: Prunus) は、日本人に古くから親しまれており、とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノ(染井吉野)は、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となっている。また、自然種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められているが、古代では、山に咲くヤマザクラや、八重咲きの桜が一般的であった。有名な吉野の桜も、ヤマザクラである。香椎宮の桜。じっくり観察してみるいろんな種類がある。花びらの形状、色、それぞれに違う。