幸運なことに、先日トゲバンレイシの果実を食する機会に恵まれました。
私はこれまでトゲバンレイシを食したことがなく、土橋豊著「熱帯の有用果実」に記された「果汁は酸っぱく、リンゴ、バナナ、パインアップルを合わせたような味と芳香」という美味しそうな記述に、いつかはトゲバンレイシ食べたいなぁ、と憧れていました。
これまでも石垣島、西表島でトゲバンレイシが結実している風景は何度か確認しているのですが、結実しているのが夏であるため十分に熟する前に台風により落果させられる、収穫しても珍しい果樹であるため私の口に入らない等の理由からトゲバンレイシを食する機会を逃し続け、悔しい思いを重ねてきました。
しかし今回は、これまでとは逆に幾つかの幸運が重なり、遂に私がトゲバンレイシを食べる順番が巡ってきました。
今回いただいた果実は、収穫後の保管期間が長かったためか、冷蔵庫に入れたためか、果皮がやや褐色っぽく変色しており、果肉もかなり柔らかくなっていました。
しかし、一刀両断してみると果肉は文献にあるとおり白く美しかったので安心しました。
さらに果実を縦方向に切り8等分してから、横方向に3cm幅程度に切りました。
以前に当ブログで紹介した「アテモヤの食べ方」の下段の様な感じです。
切り分けられた果実のパーツを取り果肉に齧り付きますと・・・。
海綿質の果肉から薄い酸味と爽やかな芳香を伴った果汁が口中に広がります。
それでもトゲバンレイシの食味は、同じバンレイシ科の果樹アテモヤ、バンレイシが濃厚な甘さで口に入れるなり強烈なインパクトがあるのと比べると地味な味わいと言えます。
トゲバンレイシの食味・食感はかなり独特です。
パンか麩(ふ)を甘味より酸味を強調し、フルーティーな風味を加味した「森永ヨーゴ」又は「マミー」と云った乳酸菌飲料に浸した様です。
正直初めの一口は「これで良いのか?」と思いました。
幸い一緒に食べていた方がトゲバンレイシを幾つか食べたことがあり、この方のコメントが「このトゲバンレイシは食べやすい。美味しいよ」とのことだったので、私も安心して食べました。
食べなれてくると無意識に口に運ぶ様な食べやすい果樹であることがわかりました。
そして美味しいのは豊富に含まれる果汁であることも、果実が必要以上に大きいこともわかりました。
つまり、トゲバンレイシの果実が簡単に手に入るのであれば、果肉をガーゼが何かで漉して一気に絞ってジュースにします。
と云うか、それがトゲバンレイシの産地における一般的な味わい方であるというのに強く納得しました。
最後に、味わったことのない果物の味を表現するのに、既知の果物等の食味を参考に書くことがよくありますが、第三者に的確に伝えることはとても難しいと思いました。
トゲバンレイシは国内での入手は困難ですが、機会があれば食してみる価値ありの熱帯果樹です。
私はこれまでトゲバンレイシを食したことがなく、土橋豊著「熱帯の有用果実」に記された「果汁は酸っぱく、リンゴ、バナナ、パインアップルを合わせたような味と芳香」という美味しそうな記述に、いつかはトゲバンレイシ食べたいなぁ、と憧れていました。
これまでも石垣島、西表島でトゲバンレイシが結実している風景は何度か確認しているのですが、結実しているのが夏であるため十分に熟する前に台風により落果させられる、収穫しても珍しい果樹であるため私の口に入らない等の理由からトゲバンレイシを食する機会を逃し続け、悔しい思いを重ねてきました。
しかし今回は、これまでとは逆に幾つかの幸運が重なり、遂に私がトゲバンレイシを食べる順番が巡ってきました。
今回いただいた果実は、収穫後の保管期間が長かったためか、冷蔵庫に入れたためか、果皮がやや褐色っぽく変色しており、果肉もかなり柔らかくなっていました。
しかし、一刀両断してみると果肉は文献にあるとおり白く美しかったので安心しました。
さらに果実を縦方向に切り8等分してから、横方向に3cm幅程度に切りました。
以前に当ブログで紹介した「アテモヤの食べ方」の下段の様な感じです。
切り分けられた果実のパーツを取り果肉に齧り付きますと・・・。
海綿質の果肉から薄い酸味と爽やかな芳香を伴った果汁が口中に広がります。
それでもトゲバンレイシの食味は、同じバンレイシ科の果樹アテモヤ、バンレイシが濃厚な甘さで口に入れるなり強烈なインパクトがあるのと比べると地味な味わいと言えます。
トゲバンレイシの食味・食感はかなり独特です。
パンか麩(ふ)を甘味より酸味を強調し、フルーティーな風味を加味した「森永ヨーゴ」又は「マミー」と云った乳酸菌飲料に浸した様です。
正直初めの一口は「これで良いのか?」と思いました。
幸い一緒に食べていた方がトゲバンレイシを幾つか食べたことがあり、この方のコメントが「このトゲバンレイシは食べやすい。美味しいよ」とのことだったので、私も安心して食べました。
食べなれてくると無意識に口に運ぶ様な食べやすい果樹であることがわかりました。
そして美味しいのは豊富に含まれる果汁であることも、果実が必要以上に大きいこともわかりました。
つまり、トゲバンレイシの果実が簡単に手に入るのであれば、果肉をガーゼが何かで漉して一気に絞ってジュースにします。
と云うか、それがトゲバンレイシの産地における一般的な味わい方であるというのに強く納得しました。
最後に、味わったことのない果物の味を表現するのに、既知の果物等の食味を参考に書くことがよくありますが、第三者に的確に伝えることはとても難しいと思いました。
トゲバンレイシは国内での入手は困難ですが、機会があれば食してみる価値ありの熱帯果樹です。
乳酸飲料に浸した麩って‥‥(想像はつくようなつかないような)
ジュースにすると、乳酸飲料そのもの味になるって寸法ですね(笑)
私は先日、東京島嶼イベントでパッションフルーツ(小笠原産)を
買い損ね、熱帯果樹に飢えた生活をしております。
いっそ沖縄に買出しに行きたいほどですよ。
お久しぶりです。
トゲバンレイシは珍フルーツでしたよ。
まだまだ思いもよらぬ風味、食感の果樹があることを思い知りました。
沖縄島北部は沖縄果樹産業の中心だけあり、私は名護に着てから果樹三昧の日々です。
今も我が家には、マンゴー&パッションFがあり、部屋をトロピカルな香りで満たしています。
幸せ(笑)。
あとは、ネオパークのナマケモノ(隠れキャラ)と遭遇しなければ・・。
トゲバンレイシシェイクの美味しい食べ方を教えて下さいまして、ありがとうございました。
バンレイシ科の果樹は、乳製品の様な印象を受けるものが多いとは思っていましたが、実際に乳製品と合わせた加工品を作成したことはありませんでした。
トゲバンレイシを食する機会は沖縄でも少ないのですが、次回入手できた際にはシントーを作ってみたいと思います。
トゲバンレイシの味は なかなか想像できない感じですね。
当ブログ内で バンレイシとアテモヤの事を取り上げた際に、貴ブログのチェリモヤの記事にリンクさせていただきました。
現時点では、まだ、アップしていませんが、
問題等がありましたら、ご指摘下さい。
よろしくお願いします。
記事リンクの報告ありがとうございました。
記事リンクに問題はありません。
できれば「熱帯果樹写真館」というサイト名を出していただければ嬉しいです。
私も以前に石垣島に住んでいたことがあり、さあんさあんさんのブログ記事の写真を見ていると懐かしくなりました。
また、バンレイシ、アテモヤを取り上げた記事を見に行きます。
冬の時期にハワイで食べられます。
ホールフーズ、kcc、ファーマーズマーケットで手に入ります。ゲンコツ大で5ドル位、甘酸っぱくて、美味しく頂きました。
1月20~の旅でした。
ハワイでは冬でも売っているのですね。
沖縄ではトゲバンレイシと同属のアテモヤは冬に収穫されますが、トゲバンレイシは暑い時期のものな気がします。
それだけハワイが周年温かいということなんでしょう。
また、ハワイにおけるトゲバンレイシの入手可能場所、価格の目安等は貴重な情報です。
この様な情報を集積しておけば、多くの熱帯果樹好きの参考になります。
情報提供ありがとうございました。