鉄の過剰摂取についての続き

先日の鉄の過剰摂取の防止についてです。

鉄イオンには、2価のイオンと3価のイオンがありますが、僕の大好きな肉の多くは2価のイオンで、これを、「ヘム鉄」というそうです。

そもそも、3価の鉄イオンは吸収されにくいそうです。

しかし、だいたい3価の鉄も胃液（塩酸酸性）中で溶存し、ビタミンＣによって2価の鉄に還元されて十二指腸から吸収されるそうです。

ということは、だいたい消化管の中で、吸収されやすい形にされてしまうということです。

しかも、その吸収されやすい2価の鉄イオンつまりヘム鉄は、タンニンでは阻害されないそうです。

ですから、赤ワインやお茶を飲んでも阻害要因にはならないということです。

困りました。これでは、鉄の過剰摂取になってしまいます。

そこで、考えました。フィチン酸です。

フィチン酸は、2価の鉄でも、吸収を阻害するそうです。


豆の皮などに多く含まれている成分だそうです。そして、豆腐の中などにも多く入っています。


また、黒豆茶なんかはとてもいいんじゃないか、なんて思ってます。

ただし、フィチン酸は、カルシウムの吸収も阻害するそうです。

この点は別に考えないといけませんね。


以上、本日のまとめ。


鉄の過剰摂取を避けるには、豆、豆腐、それから黒豆茶などを一緒に摂るべし。

ただし、カルシウム不足にならないように別途考慮すべし。


以上です。