テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

トビムシ事件

2021-05-13 | 昆虫(カブ・クワ)
夜、そろそろ寝ようかという時間に、妻が奇声を上げた。クワガタマンションが建っている玄関の靴入れ棚の上で、小さい虫がたくさん動いているというのだ。

見ると、確かに1 mmあるかないかくらいの黒く細長い虫がたくさんうろうろしている。クワガタケースが発生源のはずはないが・・・。

しばらく虫をつぶしたりしていると、妻が“瓶の蓋の黒い汚れが動いている”と言いだした。オオクワの新成虫が入っている菌糸瓶の蓋の吸気口にフィルターが貼ってあるが、ここが黒く汚れている。この汚れをじっと見ていると、確かに動いている!黒い汚れと見えたものは、無数の黒い虫の集団だった!

急いで菌糸瓶2個をコバエシャッター大に入れ、蓋をした。これで黒い虫が出てくることはないだろう。週末に大掃除するから・・・と妻をなだめて寝た。


翌朝、コバエシャッター大を見ると、こんな状態になっていた。




ビニール袋で二重に封印された飼育ケース。


なんと、黒虫たちは、コバエシャッターのフィルターをも通り抜けて、外に出てきていた。

もはや先延ばしにはできないと腹をくくり、飼育ケースを開け、菌糸瓶からオオクワを掘り出した。幼虫2が入った菌糸瓶(3/18に穴を開けてしまった方)からは大きなオオクワが、幼虫1が入っていた方からは小さめのオオクワが出てきた。これらは、暫定的にルアーケースに入れた。

菌糸瓶は袋に入れて直ちにごみ集積所へ。黒い虫は水につけると溺れると言う情報があったので、コバエシャッターを水洗いした上、ケース内に水をはって、黒い虫が付着した恐れのある小物は全て水の中に放り込んだ。


黒い虫はトビムシの一種だと思われる。劣化した菌糸瓶からしばしば大発生するらしい。人体には無害とのことだが、フィルター抜けするのは厄介だ。

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