テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

伊豆虫取り旅行・1日目・後編

2020-07-23 | 昆虫(カブ・クワ)
夕食後、虫くじが行われた。

まずはコテツ。なんと、オオクワガタのメスを引き当てた。でかい!

次はうーたん。ヒラタクワガタのペアだった。オスは小さめ。


虫くじの後、いよいよ夜の森に降りる。雨が降らないかずいぶん気をもんだが、大丈夫だった。

今年の目標は、木の洞からオオクワガタをほじくり出すことだ。木の洞を覗きながら斜面を下っていく。なかなかクワガタが入っている洞が見つからなかったが、斜面の一番下まで来たところで、ようやく何やら黒くてでかい虫が入っている洞を見つけた。

早速ツールを使って虫をほじくり出しにかかるが、洞の形状が複雑で、なかなかほじくり出せない。テツが四苦八苦している間、妻がコロギスを捕まえたり、コテツがコクワガタを捕まえたりしたが、うーたんは我慢できず、妻とともに途中で脱落した。

ここからは、テツとコテツが交代でほじくる。コテツはカブトムシが採りたいため、最初は乗り気ではなかったが、ほじくっているうちに楽しくなり、間もなくテツよりも虫を動かすのが上手くなった。

しかし、オオクワらしき虫は洞の奥のくぼみにへばりつき、どうしても出てこない。二人とも疲れてきたが、あきらめてその場を離れてしまうと、他のお兄さんたちにあっという間に採られてしまうかもしれない。事実、テツとコテツが格闘している所に、入れ替わり立ち代わり何人かのお兄さんたちが現れて、隙あらば取って代わろうという雰囲気であった。




テツとコテツが粘っていた木①。翌朝撮影した。


気が付くと、周囲に人影はなく、暗い森にほぼ二人だけになってしまった。この木に取りついてしばらく経ったころ、宿のおじさんに、“出てこない時は、しばらく放置しておくと、動くことがある”とのアドバイスをもらっていた。そこで、木①をしばらく放置して、まだ探していない別の木を探索することにした。

木①の少し上にある木②の洞を覗くと、またでかいオオクワらしき虫が見えた。早速コテツが引っ張り出しにかかる。しかし、この洞は木の中でL字状に曲がっており、虫はこの奥にあっという間に逃げ去ってしまった。しばらく粘ったが、木①よりも難しそうだった。




木②。


その後、木①と木②を行ったり来たりしたが、とうとう精も根も尽き果て、斜面の上に戻ることにした。その帰り道、コテツが、頭だけ隠れている虫のお尻を発見した。急いでテツがほじくり出すと、なんとそこそこのサイズのオスのヒラタクワガタだった。さらに、小型のオスのカブトムシも捕まえた。

ペンション近くまで戻ると、いいサイズのオスのカブトムシが飛んできた。これを捕まえて、小型のカブトムシは逃がした。

一旦部屋に戻り、再度コテツと二人でペンション内を見て回る。




ヤママユ。


そのうち、コテツが木の上の方に何かがいるのを見つけた。テツが網で採ると、中型のミヤマクワガタだった。


この辺りで妻がコテツを迎えに来たため、コテツの虫取りは終了。あとは、テツが一人で夜のペンション内を徘徊した。




水牛ノコ。


カブトムシと水牛ノコをもう一匹ずつ捕まえて、夜の虫取りを終了した。

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