ノイタミナ(noitaminA)は2005年4月14日からフジテレビ系列で放送されている、テレビアニメ放送枠の名称。
枠名称である“ノイタミナ”とは、アニメーション (Animation)を逆読みしたもので、「アニメの常識を覆したい」という製作スタッフの想いに由来する。
尚、枠放送冒頭には「ノイタミナ」の映像ロゴが映されるが、諸般の事情により、フジテレビ以外の局ではカットされている。
概要
誕生経緯
本枠誕生の発端はアスミックが、人気少女コミック『ハチミツとクローバー』(以下『ハチクロ』)の実写版を制作したいと集英社と交渉したところ、集英社側は“アニメ化が先”という条件を出してきた事に始まる。この頃、都合よくジェンコからアニメ化希望の旨を聞いたアスミック社は、再度集英社と『ハチクロ』アニメ化についての交渉を行う。集英社側はアニメ化において“放送時刻は遅くとも25時台まで”と提示(したという)。当初は2004年秋からの放送を予定してジェ・アス両社であったが、この条件を満たす放送局が決まらず企画は一時中断。しかし直後に女性向けの作品を探していたフジテレビから声がかかり、アニプレックス、SME等のソニーグループや電通等が製作に参加する事で2005年4月より『ハチクロ』をテレビ放送する計画が本格始動。その後、別企画として動いていた人気少女漫画家・矢沢あいの作品『Paradise Kiss』も『ハチクロ』の後番として放送する事が決定。そして両作品を放送する枠にブランドを冠する流れが出来上がり、最終的に“ノイタミナ”という名称が与えられた。
放送作品の傾向
前途した流れから、主に少女漫画を原作とした作品を放送する(※1)事で、従来アニメを見ないと思われていたF1層を意識した展開を図っている(※2)。作品クオリティも全体的に丁寧な作りを心掛けている模様であり、『noitaminA』の名に恥じない作品群を送り出していると言える。
2007年初頭から放送される最新作『のだめカンタービレ』では先行して放送された実写ドラマ版と“連動”する事が公表されており、アニメ版スタッフが製作した劇中アニメが実写ドラマ版で使用されたりするなど、新たな試みも成されている。
(※1)2006年1月~3月に放送された『怪 ~ayakashi~』は怪談をベースとした、現時点では同枠唯一の非少女コミック原作作品だった。しかし女性層にも人気の高いイラストレーター・天野喜孝をキャラクターデザイン原案に起用したり、フジのトレンディドラマを多く手がけたプロデューサー・永山耕三を製作スタッフに迎えているなど、”従来アニメを見ないと思われている層を対象とする”同枠の基本コンセプトは保たれている。
(※2)同枠放送以前、フジテレビの深夜アニメは他局同様、主に男性アニメファンを対象とする作品を多く放送していたが、様々なトラブルが発生し、殆ど撤退状態にあった(詳細は深夜アニメ#フジテレビの深夜アニメ迷走劇とその影響を参照)。『ノイタミナ』ではアニメ製作サイドに任せっぱなしだった従来とは違い、フジサイドも積極的に製作に関わる事で放送時間も(少なくともフジテレビにおいては)時間変更・休止を極力避ける事の出来る時間帯に設定され、同局自らトラブルを回避する意向が見られる(ノイタミナ#放送局・放送時間も参照の事)。
内容(「Oricon」データベースより)
人気作家・安野モヨコ原作コミックのアニメ化。週刊『JIDAI』の女性編集者・松方弘子28歳元巨乳。寝食も忘れ、凄まじい勢いで仕事に没頭する彼女のニックネームは人呼んで「働きマン」。仕事人間の松方だけでなく、松方の周囲で働く様々なタイプの人達の視線を通して“働くとは何か”を問う。世の中の全ての働きマンに贈る元気が出る栄養剤!声の出演は田中理恵、西村知道、堀内賢雄ほか。
深夜や日曜日の朝の「アニメ」が増えている。「アニメ」は二次使用、海外に売るなど、放送後の活用範囲が広く、場合によっては莫大な利益も生み出す。「HDDレコーダー」の普及等により、地上波での放送時間は余り関係なくなってきているのかも。でも、「鉄腕アトム」からオンタイムで「テレビアニメ」を観ている僕としては、ゴールデンタイムにアニメを観たい。




