短刀 長舩則光


短刀 長舩則光永享十二年
則光は室町時代中期の長舩鍛冶を代表する一人。この短刀は、彫物を含めて景光や兼光を再現したもの。特に湾れ調の腰の開いた浅い互の目は兼光を、片落ち風のところは景光を想わせる。地鉄は杢目交じりの板目肌で、映りは景光風に凄みがある。室町時代には、このように古作を手本にその再現を試みた作が間々みられる。これも復古意識によるものであろうか。



短刀 長舩則光永享十二年
則光は室町時代中期の長舩鍛冶を代表する一人。この短刀は、彫物を含めて景光や兼光を再現したもの。特に湾れ調の腰の開いた浅い互の目は兼光を、片落ち風のところは景光を想わせる。地鉄は杢目交じりの板目肌で、映りは景光風に凄みがある。室町時代には、このように古作を手本にその再現を試みた作が間々みられる。これも復古意識によるものであろうか。


