新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

将棋が分からなくても大丈夫、とても良くできた作品「3月のライオン 前編」

2017年04月02日 07時19分14秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲ とても良くできた作品「3月のライオン 前編」


お早うございます。

東京自由が丘のセレクトショップ、ブティック自由が丘101の新沼健です。

ブティック自由が丘101とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。

最近は映画づいており「3月のライオン・前編」を鑑賞してきました。
主演 神木隆之介、脇を染谷将太、豊川悦司、高橋一生、伊藤英明、加瀬亮などが固めています。ヒロインは倉科カナと有村架純。

幼い時に両親と妹を交通事故で亡くした桐山零(神木隆之介)は、父の友人で棋士である豊川悦司に引き取られます。 そこには父を追いかけてプロ棋士を目指す娘、香子(有村架純)と弟がいます。

豊川悦司のもと、内弟子として将棋に取り組む零ですが、香子に全く刃が立ちません。そんな零を香子は徹底的に虐めます。

香子の虐めをバネにして将棋に取り組む零は、成長するに従ってその才能を徐々に開花させ、もはや香子(有村架純)と弟は零には全く勝てません。

零に勝てなくなった香子(有村架純)と弟の才能に見切りをつけた豊川悦司は二人に奨励会からの脱会(プロ棋士への夢を断つこと)を申し渡します。
零のせいでプロになれない、と荒れる香子を見て零は豊川悦司の家を去ることに…

見所は神木隆之介の演技でしょう。
学校には一人の話し相手もおらず、零には将棋以外何も無いこと、倉科カナ三姉妹との交流で時折穏やかな表情を見せ始める零を淡々と、時に情感たっぷりに演じます。
将棋の対戦シーンは棋士の表情で対戦内容が分かるようになっているので、将棋が分からなくても楽しめるようになっています。

加瀬亮が天才名人、宗谷冬司を演じていますが、モデルはもちろん羽生善治。加瀬亮がアップになると微妙なネグセまで再現しているので、思わずほくそ笑んでしまいました。

二海堂晴信のモデルは村山聖。演じるのは染谷将太ですが、特殊メイクのせいで染谷将太とは全くわかりません。
最近公開された「聖の青春」では、村山聖を演じた松山ケンイチが本当に体重を増やしたそうですが、細めな染谷将太が現実にあそこまで太るのは流石に無理があったようです。

有村架純は当作品で勝ち気で嫌な義姉を演じていますが、そんなにイヤミな感じではありません。(子役が零をいじめるシーンはかなり強烈ですが…..)
私は作中、高いヒールでさっさとカッコ良く歩くシーンに感心してしまいましたし、足をお湯で温めているシーンにちょっとドキドキしてしまいました。
「チア☆ダン」の「底抜けに楽しい」と違って、「とても面白い」作品になりました。後編の公開が実に楽しみです。

劇場での鑑賞をおすすめします。

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セレクトショップ ブティック自由が丘101
http://www.jiyugaoka101.com

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