表現117「男女関係編4」)I've got a crush on her.(彼女に夢中さ。)
「恋をする」という表現は歌にもよく出てきますね。徳永英明がカバーした「恋に落ちて」は、~Fall in loveというサブタイトルがついています。お笑い芸人にもそんなカップルがいたような…。「~と恋に落ちる」「~に恋をする、好きになる、惚れ込む」に相当する英語はfall in love withで問題ないですね。例えば、
My father fell in love with my mother when he was in college.
(お父さんは大学の時にお母さんに恋をしたんだって。)
Makoto fell in love with the wife of his best friend.
(誠は彼の親友の妻と恋に落ちた。)
おっと、これはいけませんね~失礼…。
このfall in love with という表現は、「恋する状態に落ちる(なる)」という能動的な意味合いを持っていますが、「誰々を愛している、恋している、のぼせている等」の感情、状態を表す言い方は、in love withとなります。
I am madly in love with her.
(僕はもう彼女に夢中だよ。)
Jim and Mary are in love.
(ジムとメアリーはあつあつさ。)
He's in love with his motorbike.
(やつは自分のオートバイに惚れ込んでるからな。)
このbe in love withと同じような表現が、have a crushです。crushという単語は、皆さんもご存知の、そう、クラッシュ!「押しつぶす、壊す、粉々にする」などの意味を持った言葉です。なので、それが抽象的、情緒的に使われても同じような感覚、「つぶす、打ち負かす、叩きのめす、くじく」といった、上からギュッと圧迫する感じを表現することになります。例えば、
The new government crushed the hope of the people.
(新政府は人々の希望をくじいた。)
I am going to crush their proposals.
(おれは連中の提案をつぶすつもりさ。)
日本語で誰かに恋をした時に使う言葉に、「キュンとなる」ってありますよね。あるいは、「心が締めつけられる」とかね。どちらも、心が「押される」「圧迫される」あるいは、「押しつぶされる」等の感覚を表現しています。英語も同じで、そのような状態をa crushという言葉で表現しているわけです。「押しつぶされるような、キュンとなる状態(a crush)」を持つ(have/ have got)わけですから、I've got a crush onで、「~(誰々に)恋をする、夢中になる、お熱になる、首っ丈になる」というわけです。
ここでちょっと注意しておきたいのは、crushが表す好きになる(恋する)気持ちは、どちらかというと一時的な強い感情であるということです。つまり、「彼女にお熱、首ったけ」という意味の「恋しちゃった」なので、そのうち熱は下がるという含みがあるということです。一時的な感情の高ぶりのことをcrushというわけですね。
「じゃあ、一目惚れ(ひとめぼれ)と一緒?確か…love first sightとか聞いたことあるけど?」ありますね、そんな言い方も。以下をどうぞ。
I married her 3 years ago. It was love at first sight.
(僕は彼女と3年前に結婚したんだ。一目惚れだったな。)
I fell in love with her at first sight.
(僕は彼女を一目見て恋に落ちたんだ。=彼女に一目惚れだったんだ。)
at first sightを使う時には、通常fall in love withが前に来ます。「crushは使えない?」使えません(ネイティブに確認したところによると)。
×I've got a crush on her at first sight.
その理由としては、fall in loveは一瞬(at first sight)で起こる現象(本当かどうかは別にして…)を表す一方、crushは異性に対する「恋心、熱情、高ぶり」がある程度続く状態を表す。つまり、一瞬で恋に落ち(fall in love at first sight)、その恋心(crush)がしばらく続くというわけです。もちろん、fall in love at first sightがcrushの前に常にあるとは限りませんけどね、皆さんもよくご存知のように。では、以下の短い会話をどうぞ。
Peter: Are you and Jenny seeing each other?
(君とジェニーはつきあってるの?)
John: Yeah. I met her at the party last Sunday. I fell in love with her at first sight.
(そう。先週の日曜日のパーティで会ってさ。彼女に一目惚れさ。)
Peter: She is very cute and attractive.
(彼女超かわいいし、魅力的だよな~。)
John: Exactly. I've got a crush on her.
(その通り。彼女に夢中さ。)
fall in love at first sight → have a crush = be in love、そして落ち着いたtrue loveになる…かな?では今回はこの辺で…See you, guys, in the next love-related story. Have a good one! nao
「恋をする」という表現は歌にもよく出てきますね。徳永英明がカバーした「恋に落ちて」は、~Fall in loveというサブタイトルがついています。お笑い芸人にもそんなカップルがいたような…。「~と恋に落ちる」「~に恋をする、好きになる、惚れ込む」に相当する英語はfall in love withで問題ないですね。例えば、
My father fell in love with my mother when he was in college.
(お父さんは大学の時にお母さんに恋をしたんだって。)
Makoto fell in love with the wife of his best friend.
(誠は彼の親友の妻と恋に落ちた。)
おっと、これはいけませんね~失礼…。
このfall in love with という表現は、「恋する状態に落ちる(なる)」という能動的な意味合いを持っていますが、「誰々を愛している、恋している、のぼせている等」の感情、状態を表す言い方は、in love withとなります。
I am madly in love with her.
(僕はもう彼女に夢中だよ。)
Jim and Mary are in love.
(ジムとメアリーはあつあつさ。)
He's in love with his motorbike.
(やつは自分のオートバイに惚れ込んでるからな。)
このbe in love withと同じような表現が、have a crushです。crushという単語は、皆さんもご存知の、そう、クラッシュ!「押しつぶす、壊す、粉々にする」などの意味を持った言葉です。なので、それが抽象的、情緒的に使われても同じような感覚、「つぶす、打ち負かす、叩きのめす、くじく」といった、上からギュッと圧迫する感じを表現することになります。例えば、
The new government crushed the hope of the people.
(新政府は人々の希望をくじいた。)
I am going to crush their proposals.
(おれは連中の提案をつぶすつもりさ。)
日本語で誰かに恋をした時に使う言葉に、「キュンとなる」ってありますよね。あるいは、「心が締めつけられる」とかね。どちらも、心が「押される」「圧迫される」あるいは、「押しつぶされる」等の感覚を表現しています。英語も同じで、そのような状態をa crushという言葉で表現しているわけです。「押しつぶされるような、キュンとなる状態(a crush)」を持つ(have/ have got)わけですから、I've got a crush onで、「~(誰々に)恋をする、夢中になる、お熱になる、首っ丈になる」というわけです。
ここでちょっと注意しておきたいのは、crushが表す好きになる(恋する)気持ちは、どちらかというと一時的な強い感情であるということです。つまり、「彼女にお熱、首ったけ」という意味の「恋しちゃった」なので、そのうち熱は下がるという含みがあるということです。一時的な感情の高ぶりのことをcrushというわけですね。
「じゃあ、一目惚れ(ひとめぼれ)と一緒?確か…love first sightとか聞いたことあるけど?」ありますね、そんな言い方も。以下をどうぞ。
I married her 3 years ago. It was love at first sight.
(僕は彼女と3年前に結婚したんだ。一目惚れだったな。)
I fell in love with her at first sight.
(僕は彼女を一目見て恋に落ちたんだ。=彼女に一目惚れだったんだ。)
at first sightを使う時には、通常fall in love withが前に来ます。「crushは使えない?」使えません(ネイティブに確認したところによると)。
×I've got a crush on her at first sight.
その理由としては、fall in loveは一瞬(at first sight)で起こる現象(本当かどうかは別にして…)を表す一方、crushは異性に対する「恋心、熱情、高ぶり」がある程度続く状態を表す。つまり、一瞬で恋に落ち(fall in love at first sight)、その恋心(crush)がしばらく続くというわけです。もちろん、fall in love at first sightがcrushの前に常にあるとは限りませんけどね、皆さんもよくご存知のように。では、以下の短い会話をどうぞ。
Peter: Are you and Jenny seeing each other?
(君とジェニーはつきあってるの?)
John: Yeah. I met her at the party last Sunday. I fell in love with her at first sight.
(そう。先週の日曜日のパーティで会ってさ。彼女に一目惚れさ。)
Peter: She is very cute and attractive.
(彼女超かわいいし、魅力的だよな~。)
John: Exactly. I've got a crush on her.
(その通り。彼女に夢中さ。)
fall in love at first sight → have a crush = be in love、そして落ち着いたtrue loveになる…かな?では今回はこの辺で…See you, guys, in the next love-related story. Have a good one! nao