表現127)Maybe our paths will cross one of these day.(ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。)
crossという単語(動詞)は誰でも知っていますよね。でも、あまり使わないような気がしますね~。どんな時に使うかというと…cross the road/street(道を横切る)のように、どこかを渡る、横切るとか、オーソドックスな意味が一般的。そして、慣用句で僕が時々使うのが以下のcross。
(keep one's fingers crossed=幸運を祈る)
I just keep my fingers crossed.
(僕はただうまく行くように祈るだけさ。)
Let's keep our fingers crossed .
(みんなで幸運を祈ろうぜ。)
Keep your fingers crossed for me, will you?
(僕のために成功を祈ってね。)
この場合何をcross(クロス)するのかというと、人差し指と中指。それでluckyなことが起こりますようにとなりますよね。片手、あるいは両手でする場合もあります。もう一つよく使うcrossは、郵便物とかが行き違いになる(crossする)という意味を表す言い方。以下をどうぞ。
(on the phone)
Brian: Hello. My name is Brian Kindle. I've got a statement saying that I haven't paid the bill yet. But I have sent it about 10 days ago.
(もしもし。ブライアン・キンドルと言いますが、料金をまだ払っていないという通知が来たのですが、10日ほど前に送ったんですけど。)
Customer Service: Let me check the record, sir. Hold on a second, please. Yes, the record shows that you have made the payment. The statement has crossed in the mail. I'm very sorry, sir.
(お客様、記録を確認いたしますので、しばらくお待ちください。そうですね、記録によりますと支払いがなされております。通知の方が行き違いになったものと思われます。大変申し訳ございませんでした。)
Brian: No problem. I'm relieved. Thanks.
(いいですよ。安心しました。ありがとう。)
こんなことって時々ありますよね。前置きが長くなりました。(「いつものことで…」どうも。)今回のour paths will crossという表現ですが、実は僕もまったく知らなかったものです。「ではどうやって…?」実は僕のイリノイ大学でのアドバイザーだったLyle Backman先生(testingでは世界的に有名な方です)に何十年ぶりかにメールを送ったところ、すぐに返事があり、その中にこの言葉が入っていたんです。「ふ~ん、こんな言い方するんだ~」と思い、今回皆さんとshareすることにしたものです。「どんなメールか興味があるな~」と、きっと思われると思い、以下のその全文を載せることにしました。私信ですが、皆さんの勉強のお役に立つのであれば…。では、お読みください。
[Naoki, what a wonderful surprise to hear from you after all these years! I've been at UCLA for a little over 20 years now, and am planning on retiring at the end of next year--Spring 2011. I used to get to Japan quite a bit, as I had contacts there, and also my second daughter went there for a year to teach in the JET program. Maybe our paths will cross one of these days.
Best, Lyle]
念のため、訳も載せておきますね。
「ナオキ、あれから何十年も経った今君から連絡があるなんて、なんてすばらしい驚きなんだろう。僕はもうUCLAに20年ちょっといるんだが、来年度の終わり、2011年の春学期を最後に引退することになっているんだ。日本には知り合いがいたので、これまで結構行っていたんだよ。しかも、僕の2番目の娘がJETプログラムで日本に行って一年間教えていたしね。ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。
ベスト(敬具のような文を締めくくる言葉)、ライル」
うれしいものですね。もう何十年も会っていなかったのに覚えてくれていたなんて(涙)。ていうか、その前に連絡取れよ!ってことですけどね。(反省…。)
「私たちのpaths(道)がクロスする(交わる)」ということで、「どこかで会うことになる」という訳にしました。でも、この気持ちが浮かんだら、僕ならきっとこう言うと思います。
We might see each other some time, somewhere in the (near) future.
日本語的(?)ですよね。それが以下になるわけです。
Maybe our paths will cross one of these day.
(ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。)
う~ん、ネイティブの発想じゃないと、こうはなりませんね~。ということで、今回は、僕にとってもこれまで一度も出会ったことのなかった英語らしい表現を取り上げました。「勉強になった!」あ、これは僕の声です(笑)。では、See you in the next story, guys. In the meantime, have a good one! nao
crossという単語(動詞)は誰でも知っていますよね。でも、あまり使わないような気がしますね~。どんな時に使うかというと…cross the road/street(道を横切る)のように、どこかを渡る、横切るとか、オーソドックスな意味が一般的。そして、慣用句で僕が時々使うのが以下のcross。
(keep one's fingers crossed=幸運を祈る)
I just keep my fingers crossed.
(僕はただうまく行くように祈るだけさ。)
Let's keep our fingers crossed .
(みんなで幸運を祈ろうぜ。)
Keep your fingers crossed for me, will you?
(僕のために成功を祈ってね。)
この場合何をcross(クロス)するのかというと、人差し指と中指。それでluckyなことが起こりますようにとなりますよね。片手、あるいは両手でする場合もあります。もう一つよく使うcrossは、郵便物とかが行き違いになる(crossする)という意味を表す言い方。以下をどうぞ。
(on the phone)
Brian: Hello. My name is Brian Kindle. I've got a statement saying that I haven't paid the bill yet. But I have sent it about 10 days ago.
(もしもし。ブライアン・キンドルと言いますが、料金をまだ払っていないという通知が来たのですが、10日ほど前に送ったんですけど。)
Customer Service: Let me check the record, sir. Hold on a second, please. Yes, the record shows that you have made the payment. The statement has crossed in the mail. I'm very sorry, sir.
(お客様、記録を確認いたしますので、しばらくお待ちください。そうですね、記録によりますと支払いがなされております。通知の方が行き違いになったものと思われます。大変申し訳ございませんでした。)
Brian: No problem. I'm relieved. Thanks.
(いいですよ。安心しました。ありがとう。)
こんなことって時々ありますよね。前置きが長くなりました。(「いつものことで…」どうも。)今回のour paths will crossという表現ですが、実は僕もまったく知らなかったものです。「ではどうやって…?」実は僕のイリノイ大学でのアドバイザーだったLyle Backman先生(testingでは世界的に有名な方です)に何十年ぶりかにメールを送ったところ、すぐに返事があり、その中にこの言葉が入っていたんです。「ふ~ん、こんな言い方するんだ~」と思い、今回皆さんとshareすることにしたものです。「どんなメールか興味があるな~」と、きっと思われると思い、以下のその全文を載せることにしました。私信ですが、皆さんの勉強のお役に立つのであれば…。では、お読みください。
[Naoki, what a wonderful surprise to hear from you after all these years! I've been at UCLA for a little over 20 years now, and am planning on retiring at the end of next year--Spring 2011. I used to get to Japan quite a bit, as I had contacts there, and also my second daughter went there for a year to teach in the JET program. Maybe our paths will cross one of these days.
Best, Lyle]
念のため、訳も載せておきますね。
「ナオキ、あれから何十年も経った今君から連絡があるなんて、なんてすばらしい驚きなんだろう。僕はもうUCLAに20年ちょっといるんだが、来年度の終わり、2011年の春学期を最後に引退することになっているんだ。日本には知り合いがいたので、これまで結構行っていたんだよ。しかも、僕の2番目の娘がJETプログラムで日本に行って一年間教えていたしね。ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。
ベスト(敬具のような文を締めくくる言葉)、ライル」
うれしいものですね。もう何十年も会っていなかったのに覚えてくれていたなんて(涙)。ていうか、その前に連絡取れよ!ってことですけどね。(反省…。)
「私たちのpaths(道)がクロスする(交わる)」ということで、「どこかで会うことになる」という訳にしました。でも、この気持ちが浮かんだら、僕ならきっとこう言うと思います。
We might see each other some time, somewhere in the (near) future.
日本語的(?)ですよね。それが以下になるわけです。
Maybe our paths will cross one of these day.
(ひょっとしたら近いうちにどこかで会うかもしれないね。)
う~ん、ネイティブの発想じゃないと、こうはなりませんね~。ということで、今回は、僕にとってもこれまで一度も出会ったことのなかった英語らしい表現を取り上げました。「勉強になった!」あ、これは僕の声です(笑)。では、See you in the next story, guys. In the meantime, have a good one! nao