日本を嫌いにならないでほしい
この言葉は、大学時代後半と就職したてのころ、よく言っていた言葉です。
大学時代、東南アジアの留学生と友達になりました。
彼とは、梅ちゃんとの新婚旅行でシンガポールに立ち寄ったときに
会ったっきりになってしまいました。
今の行方は知りません。顔本でも探せませんでした。
彼のアパートにもよく行きましたし、
日本での後半、国から連れてきた奥さんとも会いました
そんな彼から、よく日本人の嫌なところを聞かされました。
そんな時に行っていた言葉です。
日本での最後は、成田空港まで、初めて買った中古車で送りました。
あれからはもう40年、最後に会ってからは30年になります。
いま、彼はどこでどうしているのか・・・
日本を嫌いになっていないか・・・
そんなことを思い出させてくれました
今回のMIU
彼は、国の補助で大学留学できていたので
ドラマにでてきた外国人よりは裕福だったのでしょうが
国から借金して、にほんに労働研修に来ている外国人の話でした。
そんな彼女が
ニホン、キライ
と言った言葉に、おまわず彼を思い出しました。
彼女も最後は笑顔でしたが、その後はどうなるのでしょう
異国の地で、故郷の国では高賃金で働き、国に仕送り
でも生活の場は高物価の日本です。
切り詰めて切り詰めて、異国の人から特別感覚で観られている彼ら。
あぁ、思わば私も、異国の地で働いていました
でも私の場合は
異国の地で、その国にとっては高い賃金で働き、国に仕送りもせず、
でも生活の場は低い物価でした。金銭面では裕福でした。
島をめぐる日中間の紛争に、精神的には、きつい日もありました。
でも、日本政府は何の手も差し伸べてくれませんでしたが
逆に中国の人たちから暖かい心遣いをもらいました。
あの時、彼に対して、
異国人としてそういうことをしていていただろうか
会って聞いてみたい
どこにいる・・・リム