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ちょっと前の記事ですが・・・・
『H3初号機 失敗の原因 搭載機器の一部で着火直前に過電流?』というニュースがありました。
記事によると、
JAXAは、H3初号機の打ち上げ失敗の原因について、
2段目エンジンの着火直前、搭載機器の一部で大きな電流が生じ、着火しなかった可能性が高いと明らかにした。
H3初号機は3月7日、鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げられたが、
2段目エンジンが着火せず、打ち上げ失敗。
JAXAは、16日の文科省有識者会議で、
飛行データの分析で、2段目エンジンが着火しなかった原因は、
搭載された機器の一部で大きな電流「過電流」が生じ、
必要な電気が送られなかった可能性が高いという調査結果を報告。
これらの機器は、運用中のH2Aロケットと設計がほぼ同じ、
H2Aの打ち上げに影響がないかも含めて原因を詳しく調べる方針。
とのこと。2段目エンジンの着火直前、搭載機器の一部で大きな電流が生じ、着火しなかった可能性が高いと明らかにした。
H3初号機は3月7日、鹿児島・種子島宇宙センターから打ち上げられたが、
2段目エンジンが着火せず、打ち上げ失敗。
JAXAは、16日の文科省有識者会議で、
飛行データの分析で、2段目エンジンが着火しなかった原因は、
搭載された機器の一部で大きな電流「過電流」が生じ、
必要な電気が送られなかった可能性が高いという調査結果を報告。
これらの機器は、運用中のH2Aロケットと設計がほぼ同じ、
H2Aの打ち上げに影響がないかも含めて原因を詳しく調べる方針。
過電流って、想定(設計値)以上に抵抗分が小さかった、短絡した
ということですよね。
元電気回路設計経験者から見ると、
設計がほぼ同じ機器を使って過電流が発生すると言うのは、
・組み立て上の配線ミス
・組み立て上の部品実装ミス
・部品不良
が考えられるかなぁ・組み立て上の部品実装ミス
・部品不良
まして、その直前に一部から『打ち上げ失敗』と非難され
急きょ総点検をしたのでしょうが、その時に誤って・・・じゃないでしょうか。
もしくは、半導体不足が蔓延している中で、
打ち上げ納期に間に合わせるために、
やむなく正規なルートではないところから部品調達し、
それが不良だった・・・じゃないでしょうか。
いずれも、元電気設計者として
かつて私がやってしまった失敗です(^-^;
といっても、『指令破壊』命令にきちんと反応したロケットは
遠い海の底に沈んでしまったので、
もはやその真因は深海の闇の中でしょう。
高額な荷物を積んでいたので、被害総額は
私の設計物と違って、けた違いですが、
まぁ、気を取り直して『次、行って見よう!』と
いかりやさんに言ってもらいましょう。
たぶん、次の打ち上げ時には
『今回は100%大丈夫なのか』とか
『前回の反省は生かされているのか』とか
もしなにかあった時の見出しになりそうな質問が
飛んでくるんでしょうが、
気にせずにやれることをやってもらいたいと思います。
日本の未来のために、
日本の安全のために・・・
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