アナログ
東京在住中に新規オープンし、そのお店の雰囲気に完全にはまってしまい、足繁く通うことのなったお店を満を持して紹介します。
お店の名前は「アナログ」。しかし、お店の入り口には全く店名は書かれていません。なんの名称も無いのです(笑)nobutaがこのお店に気づいたのは、11月3日の祝日。この日、野川を二子玉方面に走った後、調布市まで戻って国領から旧甲州街道に入って調布向けに走っていたのです。時間は午後2時過ぎころ、このアナログさんの前を通り過ぎたときに、大きな炭火焼きのBBQ(戦後間もないころはこんな感じで焼いていたのではと思われるコンロ)で魚を焼いているのが目に入ったのです。思わず、足を止めてお店の入口を見たのですが、何のお店か分からずに入店しませんでした。と言うよりも、この日は別のお店で既に食べていたので冒険しなかったんです。
後日、再びお店の前をジョギング。その際、お店の入り口に名刺が置かれているのを発見。名刺を見たところ、お食事処アナログと書かれてあり、焼き魚の絵が・・・・これは魚専門の定食屋なのか?
裏面を見ると「気まま わがまま あるがまま そこで喰らうは 魚を笑顔」という文字が・・・
この時点で、完全にノックアウト・・こういうお店は美味しいに決まってるんですよ。お店の暖簾も看板もないし・・と言うことで店内へ。
これが11月6日の話です。
そして、年末までの間に多分10回近く訪問したのではないかと思います。
写真という写真を撮ったので、フォトチャンネルで登録しました。あまりにも多く取ってますからね(汗)
さて、まず店主さんです。吉祥寺の魚専門店で板前さんだったのだと思われますが、30代そこそこの若さで素晴らしい腕前の美味しい魚を提供してくれます。しかも、笑顔を会話で話題を提供し、接客も頗る上手なのです。一人で経営していますし、後で言いますが、時間を掛けて魚を仕上げるので、提供まで30分は見ていた方が無難。その時間を会話と調理で対応しているのですから凄いと思いますね。サービスは満点です(笑)
お店は、カウンターのみ9席。これが一人で対応できる限界という事だと思います。当然、予約も取っていませんし、雑誌やネット上にもお店を紹介していません。お店の内装は非常に鮮麗されていて、居心地の良い空間です。店主の活動拠点であるカウンター内は見事な魚料理のための空間。魚の捌きを見ながら、美味しい料理が出てくるのが待ち遠しくなります。
次に、料理です。メニューは毎日、店主が手書きで作っています。値段は、刺身定食800円の定番から焼き、煮物が概ね1,400円までの間で設定されており、基本的に1,000円~1,200円くらいと考えていて良いと思います。
小鉢は、毎日4,5品あり、それらは100円という設定。フォトに蒸し牡蠣がありますが、これも100円です(笑)
そして、定食はご飯とみそ汁が付くのですが、まず、ご飯が篦棒に旨い!!これは和食の美味しいお店の決まり事ですね。そして、驚くのはみそ汁。その日の食材によって毎日違う汁が提供されます。しかも、ご飯とみそ汁はお代わり自由なのです。これは凄いことですよ(笑)。なんと言ってもご飯は旨い、汁は手が込んでるんですからね。
そして、焼き魚も煮魚も絶品過ぎるほどの絶品。この金額ではとても望めないくらいのレベルです。そう、ハイコストパフォーマンスとしか言いようがありません。
注文後に捌き、そこから煮る、焼く(炭火でじっくり)わけですからね。時間は当然掛かりますよ!
一度、牡蠣フライを提供された日があったのですが、これまたこの値段で、こんな美味しい牡蠣フライを堪能できるのかと唸りましたね。
更に、お酒です。ビールは2種類、それぞれ500円。客席側に冷蔵庫があって、客が勝手にビールを取って飲みます。店主には料理に専念して貰った方が、客としても都合が良いからね(笑)。忙しそうだからこれくらいは手伝ってあげないと・・・と客が思ってしまうですね。
そして、驚きは日本酒です。今回の写真にも日本酒を結構載せていますが、銘柄を見て下さい。普通じゃないのが分かりますか?日本酒好きなら、なぜ、魚定食屋で、こんな日本酒が¥¥¥と思うはず。それなのに、一杯500円なんですよ。凄いでしょ!
店主曰く、計算しやすいからどの銘柄も500円だというのです。しかも、店主が日本酒好きのため、美味しい日本酒しか仕入れていないという手の込みよう。
そのため、定食屋というわりには、居酒屋感覚で飲んでいるお客さんが多いというのもお店の特徴かと思いますね。
既にオープンして2ヶ月が経過したに過ぎず、宣伝も全くされていないのに、客で一杯です(汗)。
それはとても良いことだとnobutaは思っていますし、nobutaが沖縄に戻った後、再度、東京に転勤するような事があれば、あまりにも人気過ぎて入ることも困難になっているのが想像できて、今の間に、足繁く通っておこうと思っているんですよね。
あまりにも美味しいので、この記事も年末に帰省して、大晦日に書こうと決めていたんです。
そう、今年であったお店の中で、最高!だと言いたいが為に・・・
nobutaはブログを食べログにリンクさせていますが、過去にない点数を付けることになります。それだけ美味しいという事です。京王線沿線の方は、だまされたと思って一度食べに行ってみて下さいね。病みつきになりますよ(笑)
調布市布田2-24-3
042-480-0121
アナログ
夜総合点
★★★★☆ 4.9
昼総合点
★★★★☆ 4.9
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