昨日は渓谷に行ってきました。なんと東京都しかも23区内に渓谷があるのですよ。等々力渓谷といい、世田谷区の閑静な住宅地の中に森が茂り川が流れているところがあるのです。渓谷の意味は「山に挟まれた川の流れている所」を指します。確かに等々力渓谷は、山というにしてはちょっと物足りないかもしれません。しかし、明らかに森林になっています。そしてその間を川が流れています。しかもそんなところが23区内にあるのです、確かに規模は本格的な渓谷と比べるとはるかに小さくささやかなところなのですが、それでもなんだか感動的ではありませんか。その等々力渓谷、夏は納涼スポットとして多くの人が訪れます。今回はそんなに人は多くはありませんでしたが、それでも暑さしのぎに訪れた人たちが、快適なひとときを過ごしていました。
渓谷というからには滝がなくては、と思っていたら、滝もあるのですよ。不動の滝と言い、多摩川にそそぐ谷沢川の滝で、二筋となって落ちています。等々力の地名はこの滝の水音に由来すると言われているそうで(とどろく音ととらえられていたみたいですね)、滝は古くから修験道の霊場として知られ、多くの行者が訪れていたそうです。水量もかなり減っているらしく、本格的な滝に比べたら確かにちゃちに見えるかもしれませんが、滝の前に行ったら涼しさを感じることができました。
滝のあるところから川に沿って進んでいくと美しい遊歩道が見えます。木漏れ日がさす中水が流れる音が心地よく聴こえます。このように見えるところもあったのですよ。やっぱり都内23区内とは思えません。
もうちょっと立体的にワイルドな感じに描きたかったのですが難しいですね。でも、本当にこのように、緑に囲まれていたのですよ。いいところでした。
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