
経済産業省原子力安全・保安院は29日、関西電力について、京
都府の山田啓二知事と滋賀県の喜田由紀子知事に説明した。
両知事は現段階では安全性が確認てきないなごとし、原発再稼
働に否定的な見解を示した。山田京都府知事はストレステスト
について「安全性を総合的に評価するのに十分とは言えない」
と指摘。喜田知事は「原発事故の原因が究明されていないのに
対策がとれるのか」と再稼働に慎重な姿勢を示し、4月にも大飯
原発を視察したいとの意向を保安院に伝えた。
原発再稼働を巡っては、地元に加え、近隣自治体の理解取り付
けも重い課題になりつつある。藤村億官房長官は29日午後の記
者会見で、大飯原発から30キロメートル圏内に一部地域が含ま
れる京都・滋賀陽府県の意向を「政治判断に意見として当然勘
案してい<」と述べるとともに「安全性に懸念を持つ自治体に
今後も説明してい<」と強調したと報じた。原発が立地してい
ない自治体への保安院による説明は初めてというが、それは
当然でしょう。
一旦、琵琶湖が放射性物質に汚染されれば、回復に何年かか
るのだろうか。勿論、(1)それは汚染状況に、被災状況に
よるだろうし(2)汚染解除→琵琶湖の生態系が被災前に回
復したと宣言できるレベルなどの数値化を含めて定義、再定
義しなければいけない。そんなことをことを考えていると、
自治体側に「想定外」をなくしていく必要があると思えてき
た。
【滋賀県の想定実験結果】
【エピソード】
思いついたら、いろいろ行動しなければならないのが「想定外」。
できることから考えやっていきましょう。
【脚注及びリンク】
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1.「福島原発事故後初の原子力防災訓練」福井新聞オンライ
ン、12.03.18
2.「平成23年度滋賀県原子力防災訓練の実施について」、滋賀
県 12.03.14
3. 「原子力防災訓練実施状況」 文科省
4.「大飯原発再稼動の地元同意関西圏域まで」橋下大阪市長
読売新聞、12.03.17
5.「発電用原子炉施設の安全性に関する総合的評価一次評価
に係る報告書の提出について(関西電力株式会社大飯発電
所1号機)」(東京電力株式会社福島第一原子力発電所に
おける事故を踏まえた大飯発電所1号機の安全性に関する
総合評価(一次評価)の結果)
6.「関西電力株式会社大飯発電所3号機及び4号機の安全性
に関する総合的評価(一次評価)に関する原子力安全・保
安院による確認結果について」
7.「東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を
踏まえた大飯発電所3号機の安全性に関する総合評価(一
次評価)の結果」
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