プリトヴィツェ湖群

2014年03月10日 | 世界の湖沼百選

 

 

 

 

世界で最も美しいと言われるプリトヴィツェ湖群は一般に
ディナル・アルプス山脈と呼ばれる山地に点在するカルス
ト地形の一つで、Lička Plješevica山(Gornja Plješevica 山頂
の標高1640m)Mala Kapela山(Seliški vrh山頂
の標高1280m)、
Medveđak山(標高884m)の山間に広がるプ
リトヴィツェ台
地に位置し、湖群名もこの台地名によって
いる。16の湖は、
山間から流れ出てくる水が標高636mから
503mまで、およそ
8kmにわたって南北方向に流れる中で形成されており、上
流の湖群と下流の湖群がある。湖群はおよ
そ2km²に渡って
広がり、一番大きな滝は下流のプリトヴィ
ツェ川が流れ込
んでできた大滝(78m)で 湖群の最下流に
ある湖からコラ
ナ川(Korana)に流れ出す。一帯の地質は
主にドロマイト
(白雲岩)と石灰岩のカルストからなり
このことが際立っ
て特徴的な景観が生まれる素因となって
いる。湖群は、コ
ケ類、藻類、バクテリアなどの光合成が
関与して生まれた
石灰質堆積物(石灰華)の自然のダムか
らできている。植
物片を混じえた堆積物は年々積み重なり
年1センチメート
ルの割合で堆積物のダムが高くなってい
るといわれ、湖群
は紺碧、紺青、灰色など、目を見張るよ
うな色合いをもつ。
水の色はミネラルや有機物の量、ある
いは日照の角度など
によって絶え間なく変化する。

 

プリトヴィツェ国立公園は主にナラやトウヒ、モミなどか
らなる鬱
蒼とした森林に覆われアルプスと地中海の植生が
渾然となって
いる。特に植物群落の多様性が特筆に価する
がそれは微気候
のラインナップ、多様な土壌、標高差など
によって生み出されて
いる。一帯は同時に動物種や鳥類に
関しても際立った多様性を
示している。ヨーロッパ種のヒ
グマやオオカミ、ワシミミズク、ワイ
ルドキャット、オオ
ライチョウといった稀少な動物種が見られるほ
か、より一
般的な動物種も多く棲息する。鳥類は少なくとも126
種が記
録され、そのうち70種以上がこの湖群を繁殖地としている。

 【エピソード】 


 

 
上図をみるとドロマイトと石灰岩の影響で水素イオン濃度
は高めに推移
(8.0~8.5)。湖底部は有機物の分解生成した
溶存二酸化炭素の増加による水素イオン濃度の低下が見う
けられる。

【脚注及びリンク】 

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1. 5 Beautiful Summer Vacation Destinations
2. UNESCO World Heritage Site 

3. Plitvice Lakes National Park, Lika-Senj County / Kar-
  lovac County,
 World of Waterfall
4. Nacionalni park "Plitvička jezera" • Naslovnica
5. Plitvice Lakes National Park, Wikipedia
  
6. Geologia Croatica, The conceptual hydrogeological
    of the Plitvice Lakes  
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