「男・山根明、売られた喧嘩は買います!」
「山根明は世界のカリスマですから」
な~んて、この1週間ほどず~っとテレビで「山根明」が取り上げられていました。日本中の「山根さん」たちはさぞ迷惑しているでしょうね。
でも話し方がヘンですよね。例を上げたらキリがありませんが、辞任会見で、
「おはようございます。12時を過ぎていますが、私は12時を過ぎてもおはようございます、でございます」な~んてね。何を言ってるのやら。
辞任を決意したのは妻の言葉だったというくだりも、「妻から『楽になってください』と言われたので辞任を決意しました」と言えばいいのに、妻のことをどう言ったかというと、
「我が嫁にあたる、今現在再婚している嫁に相談をし…」というような、まわりくどい表現をしていました。一瞬、別れた奥さんに相談したのかな、と思ったほどです。
ヘンな日本語をあれやこれやと使い回して、妙ちくりんなことをしゃべるものだから、マスコミも面白がって追い掛け回している、という印象ですね。それにしても「山根明」は大阪の人だから大阪弁ですよね。ま、在日韓国人だとも言われていますが、大阪弁だから余計に笑いを誘うとしたら、同じ大阪人としてはちょっとねぇ、妙な心境になってきます。大阪弁というのは、あんなモチャモチャしたものではなく、もっとズバッと単刀直入に本質をつく、というのがベースになっていると僕は思っていますのでね~
さて、
それよりも、大阪の、しかも南河内に住む僕らにとって怖いニュースが入ってきました。今朝も新聞テレビ等で大きく報じられていますが、大阪・富田林警察署での話です。強制性交や強盗致傷の疑いで逮捕され、富田林署で留置されていた男が逃走したというニュース。なんで逃げることができたのか、というと、警察署のあまりにもずさんな管理体制が浮き彫りにされました。
容疑者は面会室に入って弁護士と接見をしていたそうです。接見が始まったのが午後7時半ごろ。ところが午後9時43分に、面会室の外にいた署員が「長い接見やなぁ」と不思議に思いながらドアを開けて面会室を見たら、誰もいない。そして、弁護士と容疑者を仕切るガラスのようなアクリル板が押し破られ、容疑者はそのすき間から逃げたというのです。なんじゃ、そら。
弁護士によると接見は8時ごろに終わったという。そして、弁護士が面会室から出た時には、ドアを開けたらベルが鳴る装置がついていたそうです。だから弁護士が出たらブザーが鳴って、それで接見が終わったことを署員は知る、というシステムだったのに、なんとドアに取り付けられているブザーに、電池を入れていなかったそうです。だから鳴らなかったわけで、あぁ、なんという間抜け。
容疑者もアクリル板のすき間から出てその同じドアを開けて逃走しているんだから、電池を入れていなかったことが致命的でした。しかもドアの外にも署員は一人もいなかったというのも、何だかねぇ。
接見が始まったのが午前7時半で、弁護士が出たのが8時。そして「長い接見やなぁ」と署員が面会室を確認したのが9時43分。なんと2時間13分もの間、署員は弁護士が出たことも、そのあと容疑者が逃走したことも気づかなかった。もう少しこまめに様子を見るくらいのことはしなければね。
今朝の新聞に載っていた面会室のイメージ図です。
そして、今は14日の午前8時半過ぎですが、まだ捕まっていません。
富田林といえば、わが街の近くです。毎年、確定申告の時期は僕はウオーキングで富田林税務署まで行くくらいの距離です。そしてモミィが通う中学校は、富田林のすぐ隣の市にあります。富田林の住民は不安なことだと思いますが、もし容疑者が自転車などを盗んで乗って逃げているとしたら、僕たちが住んでいる街へ来ないとも限りません。まして容疑者の実家は、僕が勤めていた松原市です。富田林、松原、藤井寺はほぼ隣接しているので、何となく不気味ですね。
早く捕まってほしいですが、それにしても富田林の警察はいったい何をしていたのか、と繰り返し言いたくなります。しっかりしてほしいですわ。
これで、また容疑者が誰かを負傷させたりしたら、どう責任を取るのか。
今朝のニュースでは、富田林市に住む男性がインタビューで「これやから大阪府警はアカンねん」と答えていたのも映されていました。
実際、大阪府警は以前からず~っと不祥事の連続で、その都度「厳しく反省し、管理体制の強化をはかります」という姿勢を表明しているけれど、今回のような初歩的なミスを見せられると、やれやれ、またかいな、という気になります。
一刻も早く容疑者が捕まってほしいです。