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でも読めば既婚者はなるほど・・・。
未婚者は、あなたの未来がかかっています。
予感を大事にしてください。
5周年、10周年、20周年・・。その数字が大きくなるほど、男にとって、
ある種の覚悟が必要になってくるのが結婚記念日というものである。
「10年なんて、アッという間ね」と、奥さんはいうかもしれない。
しかし、そんな単純な感想では決して終わらないところに結婚記念日
の恐ろしさがある。
「10年なんて」といいながら、心の中では、夫を冷静に値踏みし、
この男(ひと)と結婚して、果たして自分はツイていたのだろうかと、
本気で考えているに違いないのだ。
「プロポーズのとき、こういったはずだわ」
この手のことになると、女子は驚くほど記憶力を発揮する。
「10年後には独立して、年収は10倍って、確かいったわよね。
家を買うなら都心のマンションがいいか、郊外の一戸建てがいいかなんて、
調子のよいこといって、今も10年前と同じアパートじゃない」
夫の方も感応現象、同化現象によって、似たような事を考えている。
結婚前は、あんなに「優しく気を使ってくれたのに」とか、
「別人のように肥っちゃって」と、しみじみ感慨にふけるのである。
私の友人があるときこう嘆いた。
「僕が結婚したのは、あんなに肥った女ではない。
もっとスリムな女性と結婚したはずだ。これじゃ、
まるで詐欺にあったのと同じだ」
それに対する私の答えはこうだった。
「今でも覚えているけれど、君は結婚したとき、今の奥さんの体型を
ちゃんと予感していたじゃないか」
それというのも彼は、結婚式の2次会でこんな事を私に言った。
「彼女のお母さんを見ただろう、そのうち彼女も、
あんなふうに肥ってしまうのかな」
すらりとしたドレスを着こなした新婦を見て、そのときは
「まさか」と思ったが、10年たってみると、
友人の悪い予感は見事に的中していた。
未来を創造するのは、一般に思われているような、意志とか努力ではない。
予感である。10年後、20年後に現実となるのは、自分が予感したとおりの未来である。
いかに良い予感を持つかが大切になってくる。