民主党代表選挙は18日(投開票)だ。細野、岡田、長妻3候補がテレビで討論したり、全国を回ったりして立会演説会を行っている。三者三様バラバラだ、よくまァ民主党の中で住み分けているものだと感心する。寄せ集めのごった煮が民主党だ。選挙で国会議員を減ったので、今回の代表選には党員・サポーター票(226.000人)が選挙結果を左右する。この殆どを労組員が占める、そこで三者が労組支持を如何に取り付けるか、各労組のご機嫌取りをやっているようだ。岡田支持はUAゼンセン(約140万人)、電力総連(約22万人)、自動車総連(約77万人)の一部。細野にはJAM(約34万人)、自動車総連一部、電機連合の一部。長妻は自治労(約83万人)、日教組)約26万人)に電機連合一部が支持している。3年3ヶ月も政権を握ってハシャイデいた民主党だがベアも出来なかった。それが政権が自民党になった途端、安倍の一声で経営者側が賃上げした。これでは労働者の味方民主党の面目丸潰れだ。国政、地方選になれば親会社のみならず、子会社の組合員まで手弁当でポスター貼り、ビラ配りなど選挙運動を懸命にやっているがさっぱり報われない。議員になれれば労働貴族を気取っている。細野リードの戦況に対して岡田が内緒話を暴露戦術に出て、これに細野が応戦、罵りあいをしていたが、さすがに小っ恥ずかしくなったのだろう、泥仕合を休戦した。三候補の支持基盤では、過半数を獲得するのは難しいようだ。岡田がリード、細野がこれを追い、長妻が続いていると報道されている。決戦投票になれば長妻支持票が岡田に流れるので岡田が有利だとも報じている。古物フランケン岡田代表では鞍馬天狗のように「杉作、民主党の夜明けは近いぞ!」とはいかないだろう。旧態依然、古道具屋の陳腐な店頭風景だ。見飽きた連中が役員で並ぶ。