キツツキのドラミング

思い付くまま, 気が付くまま・・

恰好な標的か?

2015-10-09 08:30:49 | Weblog

太郎が太郎に釘を刺した。安倍改造内閣に初入閣した河野太郎に派閥の親分麻生太郎が「発言にはくれぐれも注意するように」失言では人後に落ちない麻生も河野太郎が反政府発言を連発しているから危惧を抱いたのだろう。河野入閣を聞いて早速河野太郎の公式サイトを覗くと『河野太郎の主張、政策はメンテナンス中です』とあり、ブログ『ごまめの歯ぎしり』は以前の書き込みは閉鎖してしまい、10月8日から新規に『入閣に当り』2015年10月7日宮中で天皇陛下から官記を賜り、国務大臣に認証されました。また同日、官邸で安倍総理から第75代国家公安委員会委員長、行政改革担当、国家公務員制度担当、内閣府特命大臣(防災、規制改革、消費者及び食品安全)を拝命しました。・・・これまで与党とはいえ政府の外から自らの主張を訴えるだけでしたが、国務大臣として、政府の中で自らの主張を訴えることができるようになりました。”虎穴に入らずんば虎子を得ず”しっかりとがんばります。ご期待ください。・・・憲法68条3項に『内閣は、行政権の行使について、国会に対して連帯して責任を負う』とあるように、国務大臣として政府の一員になる以上、政府の外に向かっては、政府の政策を擁護し、訴えていくことになります。その意味もあり、河野太郎の情報発信の窓口の一つであるホ-ムページをリニューアルいたします。とある。河野センセイ大臣になった嬉しさを押し殺して坦々と担当業務を述べている。さて『貫くべき信念があります。河野太郎』の看板とどう整合性をとるか。信念に基づいて、常日頃、脱原発や『霞ヶ関の無駄撲滅』を叫んでいた太郎が行政改革相になった。今迄は無責任な坊ちゃん、お気楽に過激な発言をしていたが今やデージンだ、野党にとって恰好の餌食にならぬか。さっぱり展望が開けないし、政府を責める智慧もない民主党が、待っていましたとばかり、予算委員会で太郎が過去に言いたい放題喋ったアレヤコレヤを突っ突くだろう。選挙に弱い維新代表の松野が「内閣に入っても堂々と持論を主張して貰いたい」と冷やかしている。C型肝炎を病んでいた親父洋平の生体肝移植のドナーになり、父の命を救ったのは2002.4.16だそうだ。洋平にとって太郎は孝行息子だろう。その洋平が官房長官の任にある時、一時凌ぎで出した『河野談話』が未だに日韓のトゲになって国益を害している。これについて就任記者会見で質問されていたが太郎には迷惑な話しだ。初の大臣就任だ。おめでとう、オメデトウと祝電がどっさり届き、コチョウランがずらっと並んだ事だろう。この厄介者を取り込んだ安倍首相、手綱捌きも鮮やかに『自家薬籠中の物』にして毒を薬に変えられるか。さァ太郎冠者のお手並み拝見といこう。写真は日向ぼっこをしているカメの上を歩くコサギ、踏み台にして魚取り、睨み合う両者。今回で拙稿のブログ1000回となった。