ミドリのタヌキバアサンとネットで揶揄されている都知事と希望の党代表の二足の草鞋を履く小池百合子は猜疑心が強く、人を信じることが出来ないようだ。心を許せる人間は殆どいない。一握りの取巻き数人を辛うじて信用しているだけ。腹心の部下は皆無。都知事に当選、初都庁した折、玄関で迎えたのが3人の都議会議員だった。小池はそれを称して『ファースト・ペンギン』と述べていた。その中の2人、音喜多駿と上田令子2名が『都民ファーストの会』離党する意向を固め、都議会定例会が閉会する5日に離党届を提出すると述べている。小池が希望の党代表になったことについて「都政を投げ出すような姿勢に共感できない。寄り合い所帯の党など支援できない。都民ファーストにいては自分の意見も自由に発信できない」「会派の新代表を決めたのも一部だけで決めた」と述べている。小池ヒトラーは会派の役員は子分で決め、党内では自由に発言させない。況してや批判など許さない状態が続いているようだ。海千山千の小池からすれば娑婆知らずの青ニ歳が何をほざくか、痛くも痒くもない、鎧袖一触だと鼻息は荒い。民進党から逃げ出し、持参金を懐に希望の会に入れて貰う民進党の前議員連中に次の誓約書紛いな協定書を提出させている。
希望の党 小池百合子代表殿
政策協定書
私は、希望の党の公認を受けて衆院選に立候補するに当たり、下記事項を順守すること、当選した場合には希望の党の所属する会派に所属して国会活動を行うこと、希望の党党員として政治活動を行うことを誓います。
記
1、希望の党の綱領を支持し、「寛容な改革保守政党」を目指すこと。
2、現下の厳しい国際情勢に鑑み、現行の安全保障法制については、憲法にのっとり適切に運用する。その上で不断の見直しを行い、現実的な安全保障政策を支持する。
3、税金の有効活用(ワイズ・スペンディング)を徹底し、国民が納める税の恩恵が全ての国民に行き渡る仕組みを強化すること。
4、憲法改正を支持し、憲法改正論議を幅広く進めること。
5、国民に負担を求める前に国会議員が身を切る改革を断行する必要があると、および、いわゆる景気弾力条項の趣旨を踏まえて、2019年10月の消費税10%への引き上げを凍結すること。
6、外国人に対する地方参政権の付与に反対すること。
7、政党支部において企業団体献金を受け取らないこと。
8、希望の党の公約を順守すること。
9、希望の党の公認候補となるに当たり、党に資金提供をすること。
10、選挙期間が終了するまで、希望の党が選挙協力の協定を交わしている政党への批判は一切行わないこと。
年 月 日
第48回衆院選 立候補予定者(署名欄)
2.の安全保障については民進党議員の抵抗が多かったので『集団的自衛権』『容認』などの言葉を削除するよう民進党玄葉光一郎が求めたようだ。9.の資金提供は700万円の寄付金。
民進党には政党助成金が約150億円あるので、前原は希望の党、立憲民主党、無所属で出馬する候補者に2.000万円から1.500万円の資金提供をしたようだ。国民から集めた血税を湯水の如く山分けしている図は腹立たしい限りである。新党の希望の党、立憲民主党は深刻な資金不足、当てにしているのは民進党の金庫の150億円”人の褌で角力をとる”抜け目がない。希望の党は選挙向けに小池との2ショット撮影を求める候補者に一人3万円を要求し、候補者が現金を握りしめて列をなしたそうな。正にマンガである。小池は、記者から衆議院に出馬の意向を尋ねられて、迷惑そうに「前から出ない」と言っているでしょう」と高飛車に出ていたが、小池自身は、ず~と曖昧にして、はぐらかしていたのは事実だ。最近になって衆院選に立候補しないと断言したが、小池のことだ「それ程、皆さんの御要望が多いのなら衆院選に立ちましょう」と他人様の所為にして、前言をあっさり翻して出馬するのではないか。何せミドリのメダヌキの事である。今回の小池の野望達成の為に打った大博打によって、ごった煮民進党の分裂を促進し、夫々の素性が明白なったことが唯一の功績である。
写真は見頃のシオン(紫苑)、終わったハス(蓮)。