「最近の若者は・・」と嘆く老人、年配者は古今東西、古代エジプトにも記録があるそうな。さて現在の日本では「最近の年寄りは・・」と言い換えればピッタリすると思うがどうだろう。車を運転すれば操作を誤りコンビニに飛び込んだり、歩道に乗り上げ突っ走って人身事故を起こしたり、踏み切りでは一時停車せず電車に衝突して悲惨な脱線事故を起こす、極め付きは高速道路を逆走して正常走行の対向車のドライバーの心胆を寒からしめても、当の老人は平気の平左、高速で堂々と走り去る、恐ろしい限りだ。先の衆院選の世論調査では各新聞、テレビが予想を大きく外した。選挙後自民党の獲得議席は261議席で15議席減らしただけ。予想は自民党過半数233すれすれ、日テレ238議席、テレ朝243議席,TBS239議席,テレ東240議席,フジ230議席,NHK212~253議席だった。一方共産党と手を組んだ立民党が勝つと予想したが結果は現有議席110議席を14議席減らし96議席になった。各社の予想は日テレ114議席、テレ朝113議席,TBS115議席,テレ東110議席,フ130議席,NHK99~141議席と多かった。減った議席分をチャッカリ頂いたのが日本維新の会10議席を41議席と4倍になったが各社揃って外した。当たるも八卦当たらぬも八卦みたいな世論調査では信用ゼロだ。調査方法など今後検討すると言うがさて如何か、お手並み拝見、従来からの固定電話、スマホを利用する調査が多いが今回大きく外した。ネットを利用した朝日が近い数字を出した。一般的な概念では『年配者は保守支持が多く、若者は革新支持が多い』旧来からの常識だが、これにとらわれと誤る。老人など年配者は在宅者が多く、固定電話、携帯などを利用する世論調査の回答者になる確率が多い。支持政党を問われれば『立憲民主党』となる。戦後76年経つ、76歳以下の年寄りは戦争体験など皆無だ。深く考えもせず、若気の至りで便乗して『安保反対』と叫んでデモ行進して警官隊に投石、ゲバ棒を振りかざした若かりし頃のノスタルジアだろう。山口二郎率いる『市民連合』の名称、恰も一般市民の組織体と思わせるが、左翼運動家の集合体だ。彼らの口車に乗って立民は日共と共闘して前職が落選の憂き目を見たのが14人。共闘で辛くも当選した議員には一種の麻薬効果。次回も日共の票が欲しくなり深みにはまり、結果は日共の自家薬籠中の物となる。ソ連の歴史を辿れば一目瞭然、日本共産党委員長、宮本顕治が1970年から12年、不破哲三は18年、現在の志位和夫に至っては21年も経つが当分続く、今回立民と組んで12議席を10議席に減らした志位は早々と開口一番「俺に責任はない」と正に独裁者に相応しい開き直り。自民党の甘利幹事長は小選挙区で落ちたので幹事長辞任、立民の枝野代表も辞意を表明した。辞めるのを渋っていた枝野は創業者だと自覚して独裁者の如く振舞っていたが党内の批判が怨嗟の声になるのを恐れて辞任を決意したのだろう。立民代表選には数名が名乗り上げるようだ。福山、レンホウなどの一掃と党の体質改善が先決だ。日本維新の会に追い越されるだろう。写真は松原湖、八千穂高原、今年は紅葉が遅れた。