日共などの野党と組み、いよいよ政権奪取だと意気込んで臨んだ衆院選だった。 “開けて悔しき玉手箱“96人と惨敗した枝野立民党。その結果、立民党の創立者気取りで日共独裁者志位を真似て専横を極めていた枝野幸男が引責辞任に追い込まれ代表選が始まった。(19日告示、30日投開票)立候補の条件が推薦人20人だ。立民は衆院96人、参院44人計140人。元々自民、民主、社民崩れの”ごった煮“党だ。現在も出身党でグループを作っており、少人数の塊が多いから20人集めるのに各候補四苦八苦したようだ。立候補者の顔触れは逢坂 誠二、小川淳也 泉健太、西村智奈美と知名度が低い4名。逢坂「国民の役に立ち、信頼される政党にする」小川「支持のウィングを広げ、政権の受け皿たり得る政党に」泉「立民は批判ばかりというイメージ、政策立案政党に転換」西村「国難に寄り添い、一緒に問題解決する新しい政治を作る」抽象的で具体的な政策は見えない。ただ泉だけが「批判政党」を述べているが、候補者は相変わらず国民の耳にタコができた『モリカケサクラ』の安倍菅政権批判を繰り広げている。とても野党第一党の代表選候補の議論とは思えない。枝野、志位の立民、日共を軸にした野党共闘で枝野は自党議員を減らした。小選挙区で自民党に勝てた議員は、共闘の旨味が忘れられないだろう。来夏の参院選に向けて共産党との共闘を再度行うかが最大の問題だが、4候補者共、1人区は日共などと共闘、自民との1対1の戦いを狙っていると主張している。一度味わった麻薬の味は忘れられないようだ。憲法、安全保障、エネルギー政策など重要な問題が現実離れしているのには目を瞑っていては真面な有権者の支持は得られず、若者からもそっぽを向かれてしまった事実は先の衆院選挙の結果、明白だろう。共闘を安易に繰り返す内に日本共産党寄生木(やどりぎ)に根を張られ本体は枯れる羽目になる。”河豚は食いたし命は惜しし“”辞められないかっぱえびせん“と相成る。候補者小川淳也の選挙区・香川1区で問題を起こした。先の衆院選直前、維新の会の会合中に馬場幹事長にしがみ付き、維新の新人の立候補取り下げを求め、維新新人の実家に迄訪ねて断念を迫り、橋下(徹)にメールまで送って、取り止めを要求した。発覚後小川は「私の軽率さ。深く反省している」と述べたにも関わらず、枝葉末節な言い訳をしている。その不様が維新によってSNSで拡散された。西村智奈美も優秀な夫、本多平直(離党、衆院議員辞職)の問題を抱えている。5月、立民党の「性犯罪刑法改正に関するワーキングチーム」において、本多議員が「たとえば50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」「12歳と20歳代でも真剣な恋愛がある」「日本の性交同意年齢は他国と比べて低くない」と発言していたのがバレタ。当初発言者は50台の衆院議員としていたが、6月4日に産経新聞がすっぱ抜いた。同月7日、「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」と発言した議員から「興奮していたので覚えていない。本意ではない」と撤回の申し出を受け、立民党は報告からこの発言を削除したが、この議員が本多だった判明した。撤回したが、党内外から批判が強まり、党は党員資格停止1年の処分を検討していたので本多は機先を制して離党届の提出、本多は処分されず、届け出を受理した。その後議員辞職した。本多は委員会での質問態度は横柄、声高で高圧的な言動が多かった。