2023年度当初、草加市内小学校1年生の児童クラブへの平均入室率は41.6%で、前年度と比べて2.1ポイント上昇。はじめて4割を超えました。
新1年生は1756人で前年度より126人減少しました。そのうち児童クラブ入室した児童も前年度より13人の減少にとどまったことから、入室率は増加する結果となりました。
■直近10年間で入室率が2倍に
市内全体の児童数は年々減少傾向にありますが、児童クラブ需要は年々高まっています。
直近10年間の推移でみると、2014年度当初の小学校新1年生2149人のうち463人が児童クラブに入室しました。入室率は21.5%でした。年々児童数は減少し、2023年度の児童数は2014年度当時の8割程度まで減少しましたが、児童クラブ入室児童数は1.6倍近い730人まで増加しています。
その結果、新1年生の児童クラブ入室率は、2014年度当初の21.5%から2023年度は41.6%まで20.1ポイントも上昇しました。ほぼ2倍です。
■各児童クラブの入室率
草加市内小学校区ごとの新1年生の児童クラブ入室率を一覧にしました。
2023年度当初、入室率が最も高い学区は草加小学校の56.1%で、第2位は両新田小学校の51.7%、第3位は花栗南小学校と長栄小学校が同率の47.9%でした。一方、入室率が最も低い学区は新里小学校の28.6%で、第2位は川柳小学校の30.9%、第3位は八幡小学校の31.9%となりました。
また、直近10年間の変化は各クラブで動きが大きく異なり、近隣の保育所や立地条件、開発など地域ごとの要素なども影響している状況が伺えます。その他、大規模な小学校では入室率が少し動いただけに見えても人数的には相当な動きになるなど、入室率だけでは見えない側面もあります。
●市内各学区の新1年生児童クラブ入室率一覧
2014年度 | 2023年度 | |
草加小学校 | 12.8% | 56.1% |
栄小学校 | 19.5% | 49.0% |
新栄小学校 | 25.6% | 33.9% |
高砂小学校 | 25.2% | 43.6% |
西町小学校 | 22.8% | 43.2% |
花栗南小学校 | 37.9% | 47.9% |
氷川小学校 | 8.5% | 39.5% |
松原小学校 | 26.9% | 42.5% |
谷塚小学校 | 27.9% | 35.3% |
青柳小学校 | 29.5% | 42.9% |
稲荷小学校 | 14.9% | 40.7% |
川柳小学校 | 17.6% | 30.9% |
小山小学校 | 22.4% | 37.3% |
新田小学校 | 22.5% | 43.5% |
清門小学校 | 16.0% | 36.2% |
瀬崎小学校 | 24.0% | 44.4% |
長栄小学校 | 29.5% | 47.9% |
新里小学校 | 17.6% | 28.6% |
八幡小学校 | 18.5% | 31.9% |
八幡北小学校 | 26.8% | 47.1% |
両新田小学校 | 23.9% | 51.7% |
市全体 | 21.5% | 41.6% |
※すべて年度当初時点のデータで、兄弟で第2児童クラブ利用希望者含む。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます