殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!

連休後記

2024年10月15日 15時07分20秒 | みりこんぐらし
秋らしいお天気の連休が終わりましたね。

皆様はいかがお過ごしでしたか?



うちは“現場”が沖縄への社内旅行のため

夫と長男が3日間、留守だった。

カノジョの影響で旅好きになった長男はともかく

夫は67才という自身の年齢から、これが最後になると考えて参加を決めた。


次男は参加しなかったので家を出入りしていたが

男2人がいないって、すごく楽。

解放されたような気がした。

たまに旅行に行ってもらうって、家に残る方にとっても

リフレッシュになるのね。


2人のお土産。



さて、解放された人がうちにもう一人。

義母ヨシコだ。

連休前の彼女は近所に住む老人健康体操の友だちを2人と

ランチに行く約束をして盛り上がっていた。


3人とも90才秒読みだから、車の運転はしない。

「タクシーで行こう」

ヨシコが言うと、あとの2人が返事をしないので

ランチの計画はいっこうに進まなかった。

そこで13日の日曜日、私が3人の婆さんを

ランチにお連れすることになったのである。


足として狙われていたのは、わかっている。

が、アレらの年を考えると、実行する前に誰かが欠けそうじゃん。

思い残すことが無いように、ひと肌脱ぐことにした。


「あんたら、このままじゃと計画倒れのまま◯ぬけん、どっか行く?」

ヨシコに言ったら、喜んだ。

しかし、そこはやはり老婆。

遠い市外にある焼肉チェーンのランチと

ショッピングセンターを所望するではないか。

即座に言ったところを見ると、前から虎視眈々と計画していたらしい。

年寄りはこういう欲を出すから、誰も相手にしなくなるのだ。


「3人も面倒見る自信が無いけん、遠くは行かんよ。

たまの遠出より、近くへたびたび行く方が楽しかろう」

私も即座に断る。

その意向を元に話し合ったアレらは、地味に町内のレストランを決めた。

そこの板前が、メンバーの一人の2軒隣に住んでいるという理由からだ。

「行ってやった、行ってやった」

顔を見るたびにそう言って、いつまでも恩に着せるのがアレらの習性だ。


そして当日の午前11時半、ヨシコを乗せて2人を拾い

ほどなくレストランに到着。

しかし法事の仕出しでもあったのか、その日に限って開店は12時だった。


待ちきれない老婆3人は、他の店へ行くと言う。

しかし肉派のヨシコ、魚派のもう一人

子供や孫と行ったことのない店へ行きたいもう一人とで意見が割れて

なかなか決まらない。

そこで肉も魚も出す隣市の店へ向かうが、連休の中日の昼どきなので

駐車場がいっぱいで入れない。


さらに足を伸ばして、別のレストランへ。

しかし、そこも駐車場は満杯で店の前には行列だ。

さらに次の店も、同じ状況。


最終的に一同は、5軒目に辿り着いたうどん屋で妥協した。

うどんは、休日に朝寝をして出遅れた人々が行くものだ。

よって12時半を回った時間でも、駐車場は空いていたからである。

こんな遠くまで来て、うどん…私はちょっと残念な気持ち。

しかし三婆は、店を求めてさまよったドライブが楽しかったとご満悦であった。


また行きたいと言っているが、今度は行き先を婆どもに任せず

私が計画しようと思っている。

アレらに任せたら、かえって面倒くさい。

食べる物はジャパンなのに、店員の出立ちがアフリカンで度肝を抜かれる店や

景色がいたずらに良くて、食べる物もそりゃあ美しく飾ってあるけど

よく見たら実はショボいレストランなどに案内して

未知の体験をさせたくなる私である。


一夜明けた14日の朝は、次男が新しいカノジョを連れて来た。

「嫁っちゅうのは面倒くさいのがわかったから

うちら親が生きているうちは結婚するな」

と言ってあったが、ひと目で良い子とわかる。

次男より年上だけど、ヤツには年上の方が合っているかも。


と、そんな感慨にふける暇は無い。

この日は性懲りもなく、同級生ユリちゃんのお寺で料理だ。

いつもの同級生マミちゃんはベトナムへ旅行中

モンちゃんは足を骨折中なので、料理番仲間の梶田さんと二人。

これからデートだという次男たちを見送ると、私も急いで出発した。


ユリちゃんの作戦も高度になってきて

先に梶田さんに話を持って行き、一人では無理ということで

私が梶田さんを手伝う形に持って行かれた。

が、やるとなったらやりますよ。

彼女はハムカツとサラダ、私は巻き寿司を作って行き

寺で火を使うのは汁だけにしようと決めてあった。




梶田さんはハムカツとサラダを

小さな三段の重箱2セットに盛り合わせて来て、置いただけ。



私も巻き寿司を切って置いただけ。

汁は冷凍していた鯛をバラして持って行き、寺で潮汁を作った。



持ち込んで置くだけだったので、とても楽だった。



それにしても夫と長男の留守で困ったのが、愛犬リュウ。

猟犬は偏屈なので、主人と定めた夫と

二番手の長男がいないことに耐えられず

ごはんも散歩も拒否、大小もしない。

先輩犬のパピがいなくなったショックも、残っているようだ。


が、昨夜、夫が帰って来たら、瞬時に元通りになった。

ホッとした。

コメント (2)
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