昨日の夕方、おニューな詐欺電話がかかってきたので
取り急ぎご報告。
最初はいつものように、義母ヨシコが出た。
「は?携帯電話?
私は持っていませんけど?
え?何言ってるか、ようわからん。
今、若い者に代わります」
なんて言ってる。
家の電話に嬉々として出たがる彼女だが、友人と通販以外は
“若い者”と呼ばれる私に押しつけるのが常。
「なんか、局の人が相談があるって言うのよ。
私に相談されても困るわよ」
ヨシコはブツブツ言いながら、私にバトンタッチ。
「もしもし、お電話代わりました」
電話に出ると、女性の声で立板に水のごとくツラツラとおっしゃる。
「こちらは情報通信局です。
◯◯様(うちの苗字ね)の携帯電話の番号が
手違いでたくさんの所にかかってしまって
このままだと月末に高額請求が発生します。
この電話は、未然に解決するためのご相談です」
「手違いなら、あんたが解決しなさいよ!」
そう言ってみるが、相手にその気は無いみたい。
「このままだと月末に高額請求が…」
と繰り返す。
私は最初に“情報通信局”と名乗った時から、詐欺だと気づいていた。
電波管理局や陸運局なら実在していて、うちもまんざら無関係ではないが
情報通信局なんて無さそうだもん。
一方、年寄りは“局”と聞いたら、昔の郵便局や電話局と混同する。
「ちょっと、局へ行ってくる」
私の親世代は、郵便局へ行く時にそう言って出かけたし
通信手段が家庭電話と電報しか無かった時代なので
「局で電報を打って来る」
という会話も日常的に交わされていた。
そのため、年寄りは局と聞いたら、一瞬で国の機関だと錯覚し
すっかり信用してしまう。
言うことを聞いてしまう人もいるだろう。
それを利用した詐欺だと思う。
しかも相手の女性の声は、録音。
言うのも恥ずかしいけど、これでも幼少の一時期
音楽家を目指した私は耳が鋭い。
微かに混ざるノイズの量で、直接しゃべっているか録音かぐらいはわかる。
さらに言うのも恥ずかしいけど、滅多にやらないとはいえ
一応は選挙のウグイス、女性の声には敏感だ。
しっかり日本語をしゃべっているようでも
微妙に違う言い回しと声の質は聞き分けられる。
電話の相手は、日本語の達者な東南アジア系の中年女性が
下を向いて原稿を読んでいるのを録音したような感触。
あるいは抑揚が無くて体温を感じない話し方から
今流行りのAIかもしれん。
AIが、裏ぶれた中年女の声を出せるほど発達していればの話だが。
とにかく相手は、女性の声を吹き込んだ音源を回しながら
こちらの反応によって進めたり繰り返したりしているようだ。
「コラ!詐欺はやめい!」
と言ったら、電話は切られた。
不甲斐ない奴らだ。
銀行を名乗る詐欺の手口は国民に浸透してきて使えず
警察を名乗れば身構えられて実入りが少ない。
そこで今度は、気持ちも新たに“局”というのを使い始めたらしい。
気をつけてください。
胸くそ悪いので、爽やかな画像でもどうぞ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1b/be64fb3b25cc9a0f6257f4d811d63189.jpg)
友だちが、ドバイ経由で帰国するラグビー日本代表チームと
同じ便だったそうで、写真を送ってくれました。
取り急ぎご報告。
最初はいつものように、義母ヨシコが出た。
「は?携帯電話?
私は持っていませんけど?
え?何言ってるか、ようわからん。
今、若い者に代わります」
なんて言ってる。
家の電話に嬉々として出たがる彼女だが、友人と通販以外は
“若い者”と呼ばれる私に押しつけるのが常。
「なんか、局の人が相談があるって言うのよ。
私に相談されても困るわよ」
ヨシコはブツブツ言いながら、私にバトンタッチ。
「もしもし、お電話代わりました」
電話に出ると、女性の声で立板に水のごとくツラツラとおっしゃる。
「こちらは情報通信局です。
◯◯様(うちの苗字ね)の携帯電話の番号が
手違いでたくさんの所にかかってしまって
このままだと月末に高額請求が発生します。
この電話は、未然に解決するためのご相談です」
「手違いなら、あんたが解決しなさいよ!」
そう言ってみるが、相手にその気は無いみたい。
「このままだと月末に高額請求が…」
と繰り返す。
私は最初に“情報通信局”と名乗った時から、詐欺だと気づいていた。
電波管理局や陸運局なら実在していて、うちもまんざら無関係ではないが
情報通信局なんて無さそうだもん。
一方、年寄りは“局”と聞いたら、昔の郵便局や電話局と混同する。
「ちょっと、局へ行ってくる」
私の親世代は、郵便局へ行く時にそう言って出かけたし
通信手段が家庭電話と電報しか無かった時代なので
「局で電報を打って来る」
という会話も日常的に交わされていた。
そのため、年寄りは局と聞いたら、一瞬で国の機関だと錯覚し
すっかり信用してしまう。
言うことを聞いてしまう人もいるだろう。
それを利用した詐欺だと思う。
しかも相手の女性の声は、録音。
言うのも恥ずかしいけど、これでも幼少の一時期
音楽家を目指した私は耳が鋭い。
微かに混ざるノイズの量で、直接しゃべっているか録音かぐらいはわかる。
さらに言うのも恥ずかしいけど、滅多にやらないとはいえ
一応は選挙のウグイス、女性の声には敏感だ。
しっかり日本語をしゃべっているようでも
微妙に違う言い回しと声の質は聞き分けられる。
電話の相手は、日本語の達者な東南アジア系の中年女性が
下を向いて原稿を読んでいるのを録音したような感触。
あるいは抑揚が無くて体温を感じない話し方から
今流行りのAIかもしれん。
AIが、裏ぶれた中年女の声を出せるほど発達していればの話だが。
とにかく相手は、女性の声を吹き込んだ音源を回しながら
こちらの反応によって進めたり繰り返したりしているようだ。
「コラ!詐欺はやめい!」
と言ったら、電話は切られた。
不甲斐ない奴らだ。
銀行を名乗る詐欺の手口は国民に浸透してきて使えず
警察を名乗れば身構えられて実入りが少ない。
そこで今度は、気持ちも新たに“局”というのを使い始めたらしい。
気をつけてください。
胸くそ悪いので、爽やかな画像でもどうぞ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1b/be64fb3b25cc9a0f6257f4d811d63189.jpg)
友だちが、ドバイ経由で帰国するラグビー日本代表チームと
同じ便だったそうで、写真を送ってくれました。
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