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(前回の続きです。・・・前回を見てない方は一つ前から見てください)
主計町は河川敷から一歩中に入ると、路地が狭くなり 「この先は行き止まりだろ」って所に名所が存在します。
今日、紹介する「場所」もそのひとつです。(すでに写真でも見えてますね)
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「あかり坂」 前回紹介した「暗かり坂」に対抗したかのようなネーミングの坂です。・・・
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碑には「主計町」にゆかりの「泉鏡花」の正賞である「八稜鏡」がはめ込まれています。
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これが、その「あかり坂」です。 場所も「暗かり坂」の隣りにあり 坂に向かう路地の感じもよく似ていますが、「暗かり坂」は石段が個性的で大胆な「男性的」なのに対して、「あかり坂」は石段も美しく緩やかにカーブしてる「女性的」な坂に見えます。
昼でも陽が当たらず「暗い」ことから付いた「暗かり坂」に対して、この「あかり坂」は、昼によく陽が当たって「明るい」ことから名前が付いたと思ってしまいますが、本当の由来はそれだけではないようです。
「あかり坂」は、暗い夜に明かりを灯すような作品を書いた泉鏡花(金沢三文豪の一人)にちなんで、作家の五木寛之氏が「あかり坂」と命名したとも言われてます。(坂の上がり口(あかり口)にもあたるという意味も添えて)
隣りにある「暗かり坂」に合わせた感が強いんですが、こればかりは解りませんね・・・
この「あかり坂」は昨年の11月に序幕されたばかりの新しい「観光?スポット」です。(暗かり坂は有名ですが) みなさんも、ぜひ機会があれば「主計町」に立ち寄って、この二つの「坂」を登り(見て)比べてみて下さい。 なんでもない普通の階段に見えますか・・・?