オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

第16回「オチャバケ」 医王山 鳶岩

2014年08月24日 | 「オチャバケ」
今回の「オチャバケ」は、金沢のシンボルである 医王山 でハイキング&登山をしてみようと思います。
と言うのも、ボクが通っていた小学校では6年の遠足の恒例行事だったんですが、
今の時代、麓までは行くものの ソコ まで登ることがないらしい・・・(何故?)

てなわけで、32年前の遠足を親子で再現してみようと思います。  夏休みの宿題?


出発地点は「医王山ビジターセンター」です。
登山届やトイレも完備していますので、まずここでしっかりと準備をして出かけます。


軽く準備運動を済ませたら、最初の目的地である大池平を目指して出発です!
午前中から日差しが強い・・・ 今日は暑くなりそうだ。


道は整備されているので、子供でも安心して歩けます。
自然の中を親子でのんびりと歩くのもイイものです。
最近ゆっくり会話することがないのでいい機会カナ?


ビジターセンターを出発して40分ほどで大沼(おおいけ)に到着。
池の中央には植物が腐って堆積したものに根が張ってできた「浮き芝」があり、
北陸では珍しいサンショウウオが生息しているそうです。 (神秘的だなぁ)


そして、この大沼の目の前にはこれから登る 鳶岩 (トンビいわ)が聳え立っています。
側に休憩所があるので、その姿を眺めながらここでしばらく休憩します。


一服をした後、せっかくなのでもう一つの名所 三蛇ヶ滝 へ立ち寄って来ます。

沢へと下る道は傾斜もきつく、ゴロゴロとした浮き石もあって足元が悪くなりますので要注意です。
この辺りがハイキングから登山への変り目かな?


大沼から約15分 三蛇ヶ滝 に到着。 
落差約20Mの滝で、三段に流れ落ちているのでこの名が付きました。

滝の前では川遊びができます。
水の中に足を入れると冷たくて気持ちイイ・・・ 滝のように掻いた汗がひいていきます。


・・・と、ここまでが前半戦です。
滝へと下って来た道を戻り、途中の脇道から最終目的地 鳶岩 へと登ります。
な、なんと、看板には難路の文字が・・・


ここから一気に道も狭くなり いよいよ登山が始まります。


ロープが見えてきたら、いよいよ冒険の始まりです。
傾斜がきつくなり本格的な登りが始まりますので気を引き締めて挑みましょう。


ドーン と目の前に立ちはだかった岩の壁、 背中坂 と呼ばれる岩壁です。

長さ約100Mの岩壁を、鎖を使って登る本格的なロッククライミング。 
おわっ。 思っていたよりも(記憶よりも)急だなぁ・・・ ほぼ直角に近いじゃん。


あれ? 親の心配を他所に子供の方が躊躇なく登るもんです。
怖がる様子もなくスイスイと上がって行きます・・・


後を振り返ってたらこの高さ(角度)・・・ 
下を向くと足がすくむので、常に上を見ながら慎重に登りましょう。


足場がしっかりしているので、3点支持を基本にして鎖は補助的に使って進みます。

※ 足2本と手2本のうち、いずれか1本を一時的に離して、3本の手足、すなわち3つの支点で体の安定を確保する登り方。
ボクが6年生の遠足で来た時は、コレを事前に体育館で練習をしたもんです。


場所によっては岩肌を横切る所があります。
怖がらずに慎重に足を運びましょう・・・ う~ん やっぱ大人の方が焦っているね。


一歩一歩慎重に、どんどん登っていきます。
一度登りだしたら後戻りはできませんので気合いで進みます。(降りる方が難しい)


ゆっくり休憩する場合がないので、途中でも気が抜けません。
だって、この高さ(角度)ですもん・・・

決して下をガン見してはダメですよ・・・ た、高っ


岩に取り付いて15分。 ようやく上が見えてきました。
後もう少しです。 最後まで気を抜かずに登りましょう。


そして、登り切った先にあるのが 鳶岩 です。
何とか無事に2人で目的地に到着しました。 登った達成感で思わず笑みがこぼれます。

形がトンビのくちばしに似ている所から名前がつきました。
思っていたよりも迫力あるなぁ・・・ (って言うか、どんな感じだったのか記憶がナイ)
中には、この岩の先っぽまで行く人がいるみたいけど今回はパスです。


ここからは眺めがよく、遠く富山県(小矢部市)まで見渡たすことができました。
軽い気持ちで参加した子供も満足な様子・・・ これで登山に興味を持ってくれたら嬉しいんだけど。


ただ、鳶岩に着いたからと言って安心してはいけません。
足元は切れ落ちた崖になっているので、その後も気が抜けません。


直下にはさっき居た大沼と休憩した小屋が見えます。
見て! これだけの高さの岩壁を登って来たんですよ。


鳶岩の尾根づたいは風化した岩で荒々しい姿をしています。
こうして来てみると、北アルプスの足慣らしに来るのも解るきがするなぁ・・・


達成感に浸った後は、鳶岩を降りずにこのまま進んで一周して大沼まで戻ります。
ここまで来れば、危険な箇所はなくのんびりと山を下ることができます。


約4時間のハイキング&岩登りで、出発地点の医王山ビジターセンターに戻ってきました。

今、地元の小学校では医王山に遠足に来ても大沼~三蛇ヶ滝周辺までで、鳶岩には登らないと聞きます。
なので、この鳶岩の岩場を知らない大人が多いかもしれませんね。
ボクらの時代は6年の学年全員が列でこの岩を登ったもんです。

夏休みに、「32年前の遠足」と題して子供と来てみたけど、予想していたよりも急で長かった。
昔よくこんな岩壁を登って事故とかなかったよなぁ・・・ と関心した反面、
今はいろんな意味で こんな場所 への遠足は無理なんだろうな と、来て納得しました。
もし何かあったら大変ですからね・・・ 時代の違いを実感。

今回の「オチャバケ」は、親子で挑戦できるロッククライミングを紹介しました。
岩場は慎重に進めば問題なく登れると思いますが、雨で濡れている時などはくれぐれも注意がは必要です。
残りの夏休みを・・・ または紅葉の時期でも、親子で医王山にハイキングに出かけてみてはいかがですか?

「オチャバケ」(オチャサイズ・バケーション)は、親子で楽しめるスポットを紹介しています・・・(キモト)
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