「昼からやで~、、頑張って!」
いつも元気な山水の大将に言葉をかけられながら、筏へ降ろしてもらいました。
午前中は、サナギやコーンは覚悟していましたがオキアミでも、、ウグイ・・・・・またウグイ。
チヌ以外の魚は、冬にしては高活性です。
最初はコノシロの群れが中層を陣取っていましたが、一度足元をウミタナゴの大群が通過してからは、ウミタナゴの小隊も足元に居付いています。
コノシロ中隊とウミタナゴ小隊は、あまり仲が良くないのか、海中で勢力争いをやっているように見えます。
もう少し綺麗な魚でしたら水族館みたいでいい感じになるのですが、、
コノシロ、、ウミタナゴ、、、「あんたら地味ですから~~~」心の中でつぶやいてしまいました。
話がどんどんそれますが、、数年前の話です。
スズキだと思うのですが、1メートルは楽に越す物凄く大きくて鎧のような頭の形をした魚が筏の下から現れたコトがあります。
丁度釣り座の下から表層ギリギリに現れました。
「ゲロゲロ!(最近は、じぇじぇじぇがナウい)」マジでビックリしました。
数時後に、また筏の下から現れたのですが、今度は延々と続く数百匹のボラの大群を引き連れて先頭を泳いでいます。
綺麗な三角形の頂点を泳ぐ姿は、じつに神々しく威風堂々のBGMが聞こえてきそうです。
それに引き替え、コノシロとウミタナゴ達は、さっきから足元で何をコチャコチャやってるんでしょうか・・・。
大将が弁当にやって来てくれましたので、昼からに備えてすぐに昼食にしました。
普段はパン1個とか焼き餅くらいしか食べませんが、久しぶりに筏の上で食事らしい昼食をしました。
ココのお弁当は安くて上手くていいですね。
昼からは大型を狙うべく、、手始めに落とし込みをやってみました。
相変わらずウグイの地合いが続いています。
チヌの場合は、地合いを長引かせるためにサシ餌を替えたりアレコレ工夫をしますが、コヤツラには関係ないですね。
ダンゴ釣りに切り替えますが、オキアミも食ってきます。
チヌが入ってくるまでの辛抱と淡々と打ち続けていくと、やっとリリースサイズのチヌが釣れました。
・・・・・と思ったら、次はヘダイまたヘダイ・・・と顔丸い族が海中を占拠しているようです。
釣れども釣れども、マン丸チャンばっかりです。
ヘダイに混ざって時々釣れるチヌはリリースサイズばかりですが、ビミョ~に大きくなってきて最初は20cm弱でしたが25cmくらいまできました。
17時からのラスト30分は落とし込みで勝負です。
ボケやオキアミが海底まで持ちません。
オモリを2個追加した重爆撃でやっと到達できました。
コツコツと揺れた後、穂先がゆっくり沈んでいきます。
実は心臓バクバクだったのですが、チヌになめられてはいけませんので、左手に持っていた煙草をゆっくりと口にくわえ涼しい顔でアワセテやりました。
「おぉ~~重量感!」と思ったのは竿を振り上げた一瞬だけで、あまりたいした重さではありません。
「じぇじぇじぇ」、、上がってきたのは30cm半ばくらいのキビレでした。
針を飲まれていましたので結び替えたのが、5時29分。
船が近づいてくる中の、オキアミでの最後の最期の1投です。
こんな時に限って、アワセどころのないアタリが続きます。
船が隣のカセについたのを期にアワセましたが、無念の空振りでした。
今年はコレで3連続撃沈です、、あぁ~~んバカ。