一日一トライ~”その記憶の記録”

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Ⓤ‐17.ロシアの反体制派指導家・ナワリヌイ氏の死に想う

2024-03-24 09:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏(47歳)が2/16、北極圏の刑務所で死去しました。世界の指導者から意図的な殺人!との非難が集まり、ナワリヌイ氏の支持者からも指弾する声が上がっていますが、 ロシア大統領府はナワリヌイ氏の死に関して一切の関与を否定しています。このことによるロシア国民の反応を表す動画を見ましたのでシェアしたいと思います。



 遺体の引き渡しには紆余曲折ありましたが、3/1、ナワリヌイ氏の葬儀がモスクワの墓地で執り行われました。警察の厳戒態勢や拘束の脅しにも関わらずロシアメディアの発表では数千人(実際には当日だけでも信頼できる分析では10万人以上)の参列者が集まりました。葬儀会場となった教会に棺が到着すると、参列者は拍手しながらナワリヌイ氏の名前を連呼する場面も。

 彼の棺が墓地に向かう参列者の口から、「プーチンは殺人者!」「戦争反対!」とのシュプレヒコールもありました。
ウクライナ全面侵攻に踏み切ってから、ロシアでは反体制活動が違法とされています。また、「戦争反対」などの言葉も、ロシア軍を侮辱した罪で逮捕されます。結果的には、ロシア各地での追悼集会が行われた結果、128名が拘束されたという。




 墓地までの行進に花を手に参加していた中年女性を記者が取材すると、毅然とした態度で応えた内容が印象的でした。

市民委員会で語られたよい言葉があります。
ある人の言った言葉ですが、
この男(ナワリヌイ氏)は、
国を救うために自分を犠牲にした。

もう一人の男(プーチン氏)は、
自分を救うために国を犠牲にした。

とー。
私たちはナワリヌイが残した勧告に従って行動します。
彼の名声は、歴史に刻まれることでしょう。

 ロシア政府は国民に、無許可でナワリヌイ氏の追悼式を開催しないよう警告していました。また、別な取材では、

「ナワリヌイ氏の死は
”悲痛な”出来事だが、
これによりロシア人は
  明らかに  団結した」

とー。

 プーチン氏の一連の言動について、ロシア国民も鬱憤やるかたなし!が見て取れる一面でした。これが大統領選挙にどのような影響があるか、注視していました。 
 しかし、ロシアの大統領選挙は、プーチン氏への得票率が87%余りで圧勝という結果になりました。この数字から、選挙方法の問題や得票数の不正操作などがあったのではないかとも指摘されています。今後、ウクライナに対してさらに軍事態勢を強化していくことになるでしょう。がんばれ ウクライナ!🌻

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