本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
そんな私が綴る日々の暮らし。
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ドイツ家庭小説の傑作

2013年05月19日 | 児童書
とってもおすすめの児童書の紹介です。 大人が読んでもおもしろいです。

 「愛の一家 あるドイツの冬物語」 アグネス・ザッパー

     

陽気な音楽教師ぺフリングさん。思慮深くて優しい妻と7人の元気な子供たちと共に貧しいながらも幸せな毎日を過ごしています。
このにぎやかな一家にもちあがる様々な騒動が描かれている家庭小説の傑作。

大きな波乱はないけれど、日常のちょっとした事件や小さな幸せが描かれていて、とても面白く読めます。

     

子供たちの中では4男のフリーダーが、よいです。
音楽が大好きでおひとよしで、ちょっとボーッとしていて、なんともかわいいです。
フリーダーがひきおこすクリスマスツリー騒動は特におもしろい。

ドイツで1907年に出版されロングセラーとなっている小説です。

心温まるさわやかな作品、マルタ・ヴェルシュさんの挿し絵も素敵。


コメント
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