本とパンのあるくらし

おいしいパンと大好きな本があれば幸せ。
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事件は湖畔のロッジにて

2013年05月21日 | 小説
本格ミステリー作品の紹介です。 
  「スリーパインズ村と警部の苦い夏」 ルイーズ・ペニー (カナダ) 

カナダ、ケベック州の警部ガマシュが主人公の推理物。
物語の舞台は人里離れた湖畔のロッジ「マノワール・ベルシャス」。
夏の休暇をとって妻と共にロッジを訪れたガマシュ。そこにはフィニー家一行も泊まっていた。

      

このフィニー家、久しぶりに大勢で集まって休暇を楽しむというよりは、、よそよそしくどこかギクシャクした不穏な空気を漂わせていた。

そしてある夜事件が起こり、ガマシュは休日返上で捜査にあたることに…。

こんなに謎だらけの人達がそろうミステリーもめずらしい。
謎解きと人間ドラマ、両方を楽しめる作品。

ラスト近くの場面は迫力があります。

素人探偵が活躍するほのぼのとしたコージーミステリーも好きですが、プロの警部が真相を究明する本格ミステリーも好き。

ガマシュ警部シリーズ、まだまだ続編が出版されていくようで楽しみです。

コメント (2)
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